恋するたなだ君

著者 : 藤谷治

• 小学館 (2005年5月1日発売)

感想・レビュー・書評

[mさんの感想 · 2010年6月29日]

たなだ君いいと思う

[mayasmrさんの感想 · 2013年3月3日]

これは変わった本だなぁ。異世界と言う点では伊坂幸太郎にも通じるような気もするけれど、同じではないし、著者に興味を持ちました。

[dailyharperさんの感想 · 2012年4月16日]

むちゃくちゃな話なんだけど、このころの藤谷さんの作品は弾けていて面白い。

[ｍｒ．さんの感想 · 2011年12月22日]

まばさんが女の人でほっとしました
たなだくんの思いが全部詰まった感じの話でした
ラノベに近い言い回しで、背景がよく見えてよかった
たなだくんが一生懸命で

いや、ほんとにまばさんは男の人だと思った
だとしても、たなだくんは助けに行くんだろうなーと
たなだくんかっこいいよ


くちづけする青年と青年
「なんなんだよ、もう」思わずぼやきが漏れ、男の手に1万円札を押し込んで僕は店を出た。

[tomocomoさんの感想 · 2010年8月21日]

藤谷さんの書くリズムが、ときどき、たなだ君の言葉を
となりで、耳で聞いているような気分になりました。

ファンタジーなんだけど、夢の中では感じられないような
ものがちゃんとある、たなだ君の行った街。
冴えない日々を送っていた冴えないたなだ君だけれど、
目の前に突然生まれたきもちに
まっすぐにつきすすむたなだ君は、とても魅力的で、
なんだか応援したくなってしまうのです。

あははと笑ってしまったところ
「慌ててグレープフルーツジュースを飲み干そうとすると
氷が喉を直撃してさらにむせ返り、ぽんとやけに気持ちのいい
音がして口から氷が飛び出して目の前のスープの残りにぼしゃり
もう本当に僕なんか死んだほうがいいかもしれん。」

恋っていいなぁとしみじみ思ったのでした！

[地球は青くないさんの感想 · 2006年7月15日]

こんなに恋焦がれてみたいかも。
登場人物すべてが曲者の役者ぞろい。主人公も曲者だけど、ハートはまっすぐ。こんなに人を思ってみたい、と素直に思った。

[lebeaujaponさんの感想 · 2006年1月9日]

つい応援してしまうたなだ君の恋。周りの登場人物もすごくユニーク。笑いがほしい人におすすめ。

[のいずさんの感想 · 2005年9月23日]

どこにでもいるぱっとしない青年「たなだ君」。
方向音痴がたたって愛車で見知らぬ街に迷い込み
そこで見かけた後姿の女性に一目惚れ。
なんとか彼女に思いを伝えようとたなだくんは大奮戦。
泥棒と間違えられて投獄されたり
いろんな災難に遭ったりしながらも
なんとか彼女に近づいていくのでした。
ファンタジーというよりは妄想ワールドって感じですが
砕けた文章と個性豊かなキャラクターがかわいい感じです。
肩肘張らずに楽しめる愛すべき作品です。

[Simachinさんの感想 · 2005年7月10日]

展開が全く読めなかったので最後は驚きだった。

[けむしさんの感想 · 2005年6月17日]

「感動は去っても、感動の記憶は残る。」。。。なるほど。

著者プロフィール

1963年、東京都生まれ。2003年、『アンダンテ・モッツァレラ・チーズ』（小学館）でデビュー。2014年、『世界でいちばん美しい』（小学館）で織田作之助賞を受賞。主な作品に『おがたＱ、という女』（小学館）、『下北沢』（リトルモア／ポプラ文庫）、『いつか棺桶はやってくる』（小学館）、『船に乗れ！』（ジャイブ／ポプラ文庫）、『我が異邦』（新潮社）、『燃えよ、あんず』（小学館）など多数。エッセイ集に『小説は君のためにある』（ちくまプリマ―新書）など。

「2021年 『睦家四姉妹図』 で使われていた紹介文から引用しています。」