- Amazon.co.jp ・本 (124ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093875998
感想・レビュー・書評
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ドラえもん、ドラえもんです、ドラえもん、ドラえもんだし、ドラえもんです
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これまじですんばらしいから!
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じっくり、じっくり読んでいくと、どこかで涙腺がゆるんでしまう。
そうそう、そんな瞬間を私も越えてここまで来たな…と。
懐かしくて、温かくて、自分が愛おしいような。
子どもの頃はドラえもんってただマンガでしかなかったけれど、
大人になって読むと、まるで人生の哲学書のよう。
気付かずにいたけれど、
とても素敵なメッセージが、たくさん描かれてあったんだなぁ。
そんなドラえもんファミリーを大人の目線で眺めて、
短歌をしたためた本です。
ドラえもんは、日本人として世界中に自慢できる存在だよね! -
永久に借りておくだけ、ジャイアンの言葉で今日も言い訳して。
大丈夫 タイムマシンがなくっても あの日のことは 忘れないから -
誰もが知っている「ドラえもん」をお題にした短歌を集めた本です。
皆さんの身近で短歌というものに出会う機会はなかなかないでしょう。
教科書で与謝野晶子の作品を習ったりして堅苦しいイメージを持っている方も多いかと思います。
でも短歌は本来自分の気持ちを表現するために作られたものです。
この本はその事をとても良く教えてくれる本です。
ドラえもんは「夢のある明るい未来」の象徴でした。
現実は必ずしもそうではない事を我々は知っていますが
ここに紹介されている短歌は自分の身の回りの日常とドラえもんの未来とを
分け隔てなく等価に扱っています。
例えばこんな歌たちです。
のび太くんみたいに泣けば君がきて助けてくれると思ってたんだ 松陽
君とした「ひみつ道具でどれが好き?」みたいな話ばかり思い出す 仁尾 智
目の前にどこでもドアがあったならそれを理由に会いに行きたい MAmi
大丈夫タイムマシンがなくってもあの日のことは忘れないから 加藤千恵
科学技術が発達してどんなに便利になっても、僕達はこんな風に日々のちっぽけな
思いの積み重ねで生きている。そんな事を思い起こさせてくれる歌たちだと思います。
この本の選者は昨年12月に猫町倶楽部にゲストに来た枡野浩一さんです。 -
悪くはないけど、テーマが決まってるぶん狭い感じがする。
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短歌を本で読むのが初めてかも。ドラえもん好きにはどれも納得の内容。
藤子不二雄ミュージアムに行かなくては・・・ -
マンガ「ドラえもん」にまつわる短歌集。
もう一度読み返したくなります。 -
老若男女問わず愛されるキャラクター、ドラえもん。9月3日はドラえもんのお誕生日らしい。はて、今年でいくつになったのかな?
青空の入道雲はそれはもう配色としてドラえもんです 辻 一郎
確かに!今まで気がつかなかった。これからは、青空を見たらドラえもんを思い浮かべることになりそう。
読んだあと懐かしくなる『ドラえもん』自体がタイムマシンってことか 仁尾 智
懐かしくなります。ドラえもん、いろんな意味ですごいパワーを秘めています。
見つけたよ夢をかなえてくれる人ドラえもんより太ってるけど 山口 緑
いやぁ、それは良かった、良かった。太ってたって、気にしない!
他にもちょっとシュールな短歌もあったりして、とっても楽しめます。