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- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093876384
作品紹介・あらすじ
水量の大部分を人間が利用している世界一の都市型河川・多摩川。その川に魚たちがぞくぞくと戻ってきているのはなぜか!NHKの現役ディレクターが番組制作の過程で目撃した自然の素晴らしい回復力と、はっきりと見えてきた人間と自然の共生ビジョン。
感想・レビュー・書評
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今、多摩川はタマゾンと呼ばれるほど色んな生き物で溢れているけど、そんなタマゾンもかつては洗剤の泡立つ汚い川だった。そんな川がどんな歴史を経て復活に至ったのか、これからどんなことが必要なのか、流域住民にできることは何なのか―。
今年奥多摩を何度も自転車でサイクリングしていて、下流に来るとやっぱり下流に来てることがわかるくらいには多摩川に親しんできたけど、まだまだそこでどんな人たちがどんな川を見てきたのか、その川の中にはどんな世界があるのか、知らないことばかりで嬉しくなりました。
まだまだ多摩川、一生遊んでいきたい川としてできることも考えていきたいなぁと思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
水質が劇的に改善している多摩川で回復しつつある生態系をアユを中心に追った作品。とにかくフィールドワークで魚の姿を追っていく内容がとても楽しい。夏休みみたい。きちんとお金をかけて処理するものを処理すれば生まれ変わる川がたくさんあるのにな、と思う。人の親水性を高めたり、来るべき災害に備えて河川の水質を向上させるのも大事だと思うのだけど。とにかく読むと自然好きには嬉しい一冊。
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