谷川俊太郎が聞く、武満徹の素顔 (武満徹を語る「インタビュー&対談」シリーズ)

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  • 小学館
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093876575

作品紹介・あらすじ

詩人・谷川俊太郎は、20代の初め、作曲家・武満徹と知り合い、その後40年以上にわたり武満の最も親しい友人の一人でした。2002年刊行の『武満徹全集』(全5巻)では、谷川さんに聞き役になっていただき、武満さんと身近に接してこられた方々にインタビューをお願いしました。好評を博したこの連載に新たに3氏を加え、さらに関連する写真、詳しい注を付け単行本化。谷川俊太郎とゲストの8人が、作曲家の"素顔"に迫ります。

感想・レビュー・書評

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  • 武満徹と親交の深かった谷川俊太郎を聞き手として、著名な関係者へのインタビューをまとめた武満徹全集の一冊。武満徹との対談集「音楽」もあり、「ノヴェンバー・ステップス」作曲のきっかけを作った小澤征爾や、東京音大生時代に武満徹の批判ビラを作成した坂本龍一、そして愛娘の武満眞樹など、インタビュイーが非常に面白い。

    武満眞樹のインタビューからは極めてパーソナルな思い出話がたくさん飛び出てきて純粋に楽しく、彼女のボーイフレンドと武満徹がいつの間にか仲良くなり「あんな女はやめておいた方がいい、あれは俺の嫁に似たんだ。俺が今度もっといい女を紹介してやる」と語ったというエピソードなど、痛快な話もたくさん。

    また、彼の著書の装丁を手掛けたり大阪万博で仕事を共にした画家の宇佐美圭司へのインタビューでは、一般的に視覚的イメージを重視した作曲家と思われている武満徹が、実は逆で極めて言語的イメージを重視しているのではないかという指摘がなされている。映画音楽を多数手がけたのは事実であるが、武満徹本人も語っているように、作曲するにあたってタイトルを重視する姿など、言語的イメージを重視しているという指摘にはうなづかされる。

  •  誰とのインタビューであったか、武満徹という人はいつもフワフワと空を漂っていたような人なので死んだという感じはあまりしないと述べたところ、すかさず谷川俊太郎が<火星人と言われたくらいだから‥‥>と応えていたのが印象的であった。

  • 地元図書館にリクエストを出して購入させ読んだ。

    多くの友は武満の才能に感服しているが、同時に心の中のコンプレックスにも気づいていた。

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