マイウエイ 認知症と明るく生きる「私の方法」

  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093876919

感想・レビュー・書評

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  • 最初は明るいというより軽いと感じてしまったが、読み終えた感想は深い、だ。認知症の実像、人生に対する意義を学ぶ。お会いしたい、お話を伺ってみたいと思った。医師、作業療法士、かつての職場の上司、ご家族と大田さん以外に登場する人も素晴らしかった。人の輪が大事なんだ。日ごろのこころざしが大事なんだ。

    ・認知症になってから、できなことが多くなってきました。だけど、その人を見て、その人がいい人なのか、悪い人なのか、わかるようにはなりました。
    ・「迷ったらどうするの」「立ち止まればいいじゃないですか」
    ・次のステップがないのに、簡単に告知はできません。告知は必要ですが、”宣告”にならないように万全の準備が必要です。
    ・どんなことでも、「ああしなさい、こうしなさい」と言われると、私の気持ちはそうじゃないから、やる気がなくなってしまう。
    ・”ひとつだけ”コミュニケーション
    ・人のことを差別していると、いつか自分に跳ね返ってくるよ、と思う。私は認知症になってから自分が優しくなったと感じています。
    ・認知症の方は、”忘れることを忘れる”と言われることがありますが、本当はそんなことはないんです。やっぱりふとした瞬間に、老いゆく自分に対する不安を感じたり、戦争の中、子どもを育てたりして懸命に生きてきたのに、なんでこんなことになってしまったんだろう、ってつらい思いをしている。

  • 作業療法士の方が太田さんのペースや考え方、感じ方に合わせ、寄り添いながらサポートしているのが心に残った。
    太田さんは喪失感とうまく折り合いがつけられる人なのかなと思った

  • さくっと読めた。
    思考がバラバラになるっていう、本人の感覚もリアルに感じられた。
    認知症ケアはどうあるべきか、少しわかった気がする。
    いや、しかし太田さんは素敵な人だね。

  • 新聞書評で見て読んでみました。同じ病気でも周りにいる人によってすごく変わるんだろうな。

  • 認知症にもかかわらず本当に明るい人だ。

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