本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (158ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093877145
感想・レビュー・書評
-
平安時代から近代までの代表的な庭を時代順に紹介している一冊だ。
ひとつひとつの庭の見どころが丁寧に説明されていて、これまで日本庭園を見ても、「大きい石があって迫力がある」「植栽が綺麗」「借景がいい」くらいしか感想を持てなかったけれど、それぞれの石にどういう意味があるのか、とか、時代を経るごとに庭がどう変わって来たのか、ということがしみじみよくわかって大変面白い。
鶴石亀石はともかくとして、宝船を表している夜泊石なんて、初めて知った。
他の本で、金閣寺と銀閣寺は西芳寺を写して造られた、と書いてあっても「どこが?」といまいちピンと来なかったのが、なるほど、こういう庭の造りを真似ているのか、と初めて腑に落ちたり、わかりやすい。
一度読んだくらいでは見どころも覚えきれないので、実際に庭園に行った際に引き比べて実感をしてみたい。
それにしてもあらゆる時代の庭を見ることができるっていうのが、京都の凄いところだな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
西芳寺・金閣寺・銀閣寺・東福寺…、平安時代から現代まで時代を画した京都の19庭園を軸に、その庭ができた時代背景や特色、見どころを明快に語る。(e-honより)
全2件中 1 - 2件を表示