『求めない』 加島祥造

著者 :
  • 小学館
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感想 : 194
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  • / ISBN・EAN: 9784093877220

感想・レビュー・書評

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  • この人の本を初めて読みました。
    老子の研究をしてる人なんですね。
    どうりで私はまったんだな、と。


    求めてしまう人間の弱さを受け入れた上で、
    「求めないと、気持ちがいいよ」という。

    私は今進もうとしている道が
    「人に頼らず孤独に」という道だけど
    多分その道を進んでいくことでどんどんシンプルになれる気はしてる。
    それとおんなじような感じがした。


    とにかく、とても優しくて、うれしくなった本でした。
    …ほしいなぁ。
    電子書籍でもいいし。


    ーーーーーーーー


    求めない
    すると
    ひとの言うことが前よりよく分かるようになる
    そして
    ひとの話をよく聞くようになる
    すると
    ひとはとても喜ぶものだよ



    一切なにも求めるな、
    というんじゃあないんだ
    どうしようか、
    と迷ったとき
    求めないーーと
    いってみるといい。
    すると
    気が楽になるのさ。

  • 雨の奈良。たまには雨も悪くないなあ。いつもね、思い出すのよ。雨が降っているのを見ると。

    「晴れの日と、雨の日と、どっちが好き」

    アニメ映画『おもひでぽろぽろ』の一台詞です。僕は、う~ん、案外と雨の日の方が好きかもしれません。

    そりゃあ、布団は干せないし、洗濯物は乾かないし、傘が荷物になるし、満員電車で濡れた傘を押し付けられるし。

    でも、もし、毎日が晴れだったとしたら、どうなのでしょう。毎日、青空で気持ちいいかもしれません。るんるん気分で過ごせるかもしれません。でも、毎日、同じで、次第に乾いてくるかもしれません。何が。花が。草が。川が。池が。ダムが。街が。生活が。人の心が。

    雨という水が、何かを潤してくれているような気がします。そういえば、汗も水、涙も水、液体ですね。運動すれば気持ちいいし、思いきり泣けば、気持ちいいし、だから、水は心に栄養を与えてくれているのかもしれませんね。

    先日、会社の上司からご紹介いただいた、加島祥造先生の『求めない』(小学館)を読みました。

    今の時代、何かと忙しくて、目まぐるしくて、心のゆとりを保ちづらいのかもしれません。そんなときに老子の唱えた「無為自然」、何も為さ無いことこそが自然なんだよ。「自然体」なんだよ。そんな思想が、人の心のバランスを取り戻させてくれているのではないかしらん、と思いました。

    印象に残った箇所を紹介します。いい本です。お勧めします。小学館。『求めない』。加島祥造先生。



    ぼくが「求めない」というのは求めないですむことは求めないってことなんだ。ほどよいところで止める---それがポイントだ。でもそれができなければ、ときにはもう求めないと自分に言ってみるだけでいい。するとそれだけでもいい気分になると分かるよ。

    求めない---ということはなにもしないことではないよ。求めないことでかえって自分の内なる力を汲みだすんだ。自分のなかの眠っていた力を呼びさますんだ。するともっと自然な生き方になる。子どもたちは君と遊びたがるよ。大人たちは君と争わなくなるよ。---ときには君を馬鹿にするひともでてくるけれどもね。

  • 求めない すると 恐怖感が消えてゆく
    求めない すると 自然の流れに任すようになる
    求めない すると 失望しない

  • とてもステキな人から頂いた、大切にしている一冊。

    「求めない」。。。


    作者の哲学が一貫した作品です。

  • 今世紀読んだ中で一番心に残りました。

  • 父親その2にすすめられた。
    コンディションによって響く言葉がだいぶ違う。

  • 人間とは、何かを求めずにはいられない存在です。 求めないことで、何かが変ればいい。

  • 2010.10.20~

  • シンプルでいい!

    • ノス太郎さん
      コメもシンプルで笑ったw
      コメもシンプルで笑ったw
      2010/09/03
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著者プロフィール

1923年、東京生まれ。早稲田大学卒業後、カリフォルニア州クレアモント大学院留学。信州大、横浜国大等に勤め、数多くの翻訳・著作のあと、「老子」の現代自由詩『タオ─老子』『求めない』が、共にロングセラーになる。

「2012年 『禅とタオ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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