白鍵と黒鍵の間に―ピアニスト・エレジー銀座編

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 68
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093877893

作品紹介・あらすじ

ジャズ・ピアニストを目指す青年は、夜の銀座でオトコになった。笑えて泣けてじいんと滲みる、80年代銀座青春放浪記。

感想・レビュー・書評

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  •  おどろくべき話だった。
     70年代、80年代、高度成長ど真ん中の銀座に戦後50年代のジャズ・シーンによく出てくるような異様な男女がうごめき、そのなかでキース・ジャレットに魅せられた20歳をすぎたばかりの若者が揉まれながら成長してゆくというのだから、昔の日活映画を地で行っているようなものだ。
     ジャズにしろ、紅テントにしろ、音楽や演劇を支えることができるのは、それが好きで好きで堪らない人間だけだということがよくわかる。

  • ジャズピアニスト南博さんの銀座時代から米国ボストンに留学する直前までの自伝的エッセイ。
    ジャズミュージシャンてやはり怖いけどカッコイイ。

  • すごいピアニストのすごい努力の半生。けど随所にユーモアもあり
    文章が面白くて、ついつい読了。
    私にとって遠い世界である「銀座」を垣間見ることができました。

  • 他人の生き方を知ると、本当の男になれてない気がしてきた自分。

    あとがきより
    「僕が本当の男になれたのは、・・・」P285

  • ピアニスト南博が銀座のクラブのピアノ弾きとして過ごした数年のことをあとから書いた日記というか、エッセイというか。「天才でも秀才でもない」と自分で書いているが、たぶんそれは謙遜ではないのだろう。面白いのはそのせいだ。ただ本は面白いのに、ピアノを聴いてみたいと思わない。当人にとっては問題なんじゃないだろうか。札びら飛び交うバブル期の銀座の高級クラブが吹きだまりのスラムみたい。

  • 都市への祈りのようなもの

    「自分の住む街の景観を美しくする思いなくして,我々は本当に,最後まで正気をたもてるのだろうか」。ピアニストの南博がバブル期の銀座のクラブでのエピソードをまとめたエッセイ集。あまりに正しい言葉に鳥肌が立つ。

    知識

  • 08年8月読了

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