野村主義

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 124
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093878463

作品紹介・あらすじ

ベンチで死にたい-プロ球歴55年の集大成

WBC優勝の昨年に続き、今年も野球人気が盛り上がっている。昨年、楽天監督を辞めた野村氏だが、今年も何かにつけコメントを求められ、その絶妙な内容が話題を読んでいる。東北楽天ではどうしても「育てる野球」をせざるを得なかった野村氏だが、昨年は楽天監督を退く可能性があったので、「勝利にこだわる野球をする」と意気込んだ。その結果、大方の予想を覆し、見事に弱小球団を初めての2位に、そしてクライマックス・シリーズへと導いた。選手、チームをどのように戦う集団に変えたのか。チーム全員に勝利への執着力をいかに持続させたのか。この本はいわば野村野球の神髄であり、野村氏のプロ野球生活55年の集大成でもある。監督を退いたのちも、球界での野村氏の存在感はいささかも変わらない。野球ファンはこの本を読んで野球の面白さをさらに実感することだろう。

感想・レビュー・書評

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  • 「組織はリーダーの力量以上に伸びない」
    とても印象に残った言葉です。
    野球に関する指導より人間としての指導の大切さを学びました。
    特に「無形の力」を大切にしていきたいと思います。

    これから組織の上に立つ人はぜひ読んでみてください!

  •  著者の本については、他の本もいくつか読んでいます。プロ野球ことに触れつつも、実社会を生きていく上で参考になることがけっこうあります。

  • 継続は力なり、継承も力なり、この2つがこの中には書きたかった事として詰まっている。
    2010/9/5

  • 今までの著書と同様な野村監督の思想・考えはあります。

    この本では、引退後の野村監督についてどんな思いで望んでいたのかと
    あまり知らない部分が書かれています。


    また楽天についても語っています。

    現在、鉄平選手が首位打者なのも頷けます。


    楽天は2位にもなれそうな位置にいますので、
    やっと野村監督の思想、花が咲きそうな感じになってきました。

  • 今回の作品は野村さん楽天ゴールデンイーグルスのことが多かった気がします。今回は、中日の落合監督について、楽天の主要選手についてなど様々なエピソードが書かれています。
    去年メディアで注目を浴びていた野村さんの去就の真相やその件に関しての野村さんの苦言などが載っています。
    野村さんが好きな人も、まだ野村さんの書籍を読んだことのない人にもお勧めします。面白い一冊です。

  • この本は、やはり野村監督だから書けるような本であると思いました。
    とても考え方にはなるほどってなりました。

  • 野村ノートも含めて、ノムさんの基本の主張はどの本を読んでも一貫してるところが分かりやすい。

  • ・試合に勝つ戦術を実行するには、それを可能とする組織作りが必要
    ・組織はリーダーの力量以上には伸びない
    ・信は万物の基を成す
    ・不器用は天才に勝る
    ・「考える」ことを怠った者から脱落していく
    ・勝つためには手段を選ばない。手段が無ければ創造するしかない
    ・願望を持った瞬間から頭脳や肉体が自動的に作動する
    ・勝利を追及するための実力とは別に、人間関係を円滑にして生きる術が必要なときもある
    ・人間は感情で動く生き物
    ・エコ贔屓は絶対のタブー。派閥が生まれて集団が崩壊する

  • 判断と決断が一体となった時、人は勝負に勝つことができる。 組織はリーダーの力量以上には伸びない。 諦めが役に立つのは、新しくやり直すときだけ。 人間は3人の友を持てという。原理原則を教えてくれる人、師と仰ぐ人、直言してくれる人。 信は万物の基を成す。 人は思わぬところで見られているということを知ってほしい。そして、人間は他人の評価で生きている。 自分に対する評価はどうしても甘くなる。自己評価なんぞ、百害あって一利無し。 「限定、満足、妥協」はプロにとって三大禁句。  勇将の下に弱卒なし。 サミュエルウルマン 人は信念のもとに若く、疑惑のもとに老いる。 人は自信とともに若く、恐怖とともに老いる。希望のある限り若く、失望とともに老い朽ちる。 

  • 野村監督新刊。5/29予定

    MSVの仕掛販売指定アイテム。
    各店 それなりに入荷

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著者プロフィール

京都府立峰山高校を卒業し、1954年にテスト生として南海ホークスに入団。3年目の1956年からレギュラーに定着すると、現役27年間にわたり球界を代表する捕手として活躍。歴代2位の通算657本塁打、戦後初の三冠王などその強打で数々の記録を打ち立て、 不動の正捕手として南海の黄金時代を支えた。また、70年の南海でのプレイングマネージャー就任以降、延べ4球団で監督を歴任。他球団で挫折した選手を見事に立ち直らせ、チームの中心選手に育て上げる手腕は、「野村再生工場」と呼ばれ、 ヤクルトでは「ID野球」で黄金期を築き、楽天では球団初のクライマックスシリーズ出場を果たすなど輝かしい功績を残した。現在は野球解説者としても活躍。

「2016年 『最強の組織をつくる 野村メソッド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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