- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093878494
作品紹介・あらすじ
女子の「お値段」を上げる人生バイブル
なぜ夜のお仕事は時給が高いのか? アルバイト、主婦、グラビアモデル、漫画家、コメンテーター、銀座のホステスと、ありとあらゆる職種を経験し、かつ波乱な人生をおくる作家・さかもと未明氏が自らの豊富な体験をもとに、女性としての価値(お値段)を高めながら、ポジティブに生きていくにはどうすればいいかを赤裸々に提言します。さらにおとぎ話に登場するシンデレラ、人魚姫、白雪姫などお姫様の生き方を分析し、女子として賢い生き方なのかを検証します。そして最終章では、「都合の悪い女であれ」「稼ぐ女子は怖がられる」「セックスは減る」「話すよりも聞く」「男子の嫉妬を利用する」「割り勘男とは付き合わない」「肉体の賞味期限は半年と知る」などなど、女子が消費されずに、「お値段」を上げて賢く生きていくための39の心得を伝授します。
【編集担当からのおすすめ情報】
「女には価格があります」とシビアな現実を認めた上で、その価値を高めるためにはどうすればいいのか?ということをストレートに書いてます。波乱の人生を送るさかもと未明さんならではの含蓄のある言葉は、厳しい現実を生き抜いていくためのまさにバイブルです。
感想・レビュー・書評
-
セックスは減る、という持論を持った作者。内容的には、女の子がいかにして幸せに生きるかを自分の体験を交えつつ書いている。
後から調べたら、結構この人、いろんなところで論争を巻き起こしている人みたい。けれど、先入観なしで読んだら納得させられる部分が大きかった。
彼女は、女はやはり若いうち、綺麗のさかりのうちに売り抜けることが幸せ。みたいなフェミニストが聞いたら卒倒しそうなこと言っているけど、確かに生物学的に男と女の体は違うんだから、必ずしも非難されなければならない意見ではないと思う。
本当の幸せをつかむために、女としての幸せをつかむためにはどうすればいいか?をきちんと考えさせられるエッセイでした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
仕事と家庭を両立させなくたっていい、どちらかを頑張れば良い。
何だかこの言葉にほっとした。頑張らなきゃ頑張らなきゃと思っていたけれど、そうだね。家庭を守ることだって大切な役割だよね。 -
都合の悪い女になろう!
-
あけすけなかんじで、気楽に読んでいたらお姫様の値段のところで目からウロコ。
それから、仕事と家庭の両立は破綻と考えていいんだ、と思わず涙が出そうになりました。
2017.09.20 -
目からウロコ。
ずっとモヤモヤしていたものが解決しました。
明け透けに色々書いてあるけど、それがまた良いです。 -
人間的にどうなのかはおいておいて・・・漠然と考えていたことを言葉にして回答してくれた、という気持ち。
今、育休で会社から離れている。そのことが悪いことのような気持になっていたけれど、女性には女性の役割があり、根本的に平等ではない。そういった考慮もなく男女平等なんてありえない。女子としての評価を得たいならキャリアを追うな!なんとも気持ちのいい考え。 -
こういうことって、
気づいた時には遅いんだよね。
失敗して初めて身に沁みる。
この本がターゲットにしてる
女子には響かないかも。 -
キャリアも家庭も、は無理。どちらを選ぶか決めておかないと、どちらも失う。
-
2013/6/10
-
あのコメンテーターのさかもと未明か~くらいのレベルで読み始めた本だったが、我々アラフォー独女は必見だと思う。
彼女ほど仕事に成功したわけではないけど、稼ぐことが成功と思って来た私も今、燃え尽き症候群。
女は男並みに稼ぐことが幸せではないと今更ながら教えてもらった感じ。
未明さん同様、私も女の旬を見誤った一人。
もっと早くこの本に出会いたかった。
でも一段落したからこそ、この本の言ってることが理解できるのかも。
今、出会えたからよかったのかな?
・若い時は年配の人とばかり遊び、同年代の男子が誘うディズニーランドなんて子供っぽくてチープに見えたけど、今は逆に行きたい。
・おんな業を極めると宿命的に結婚が縁遠くなる。夜の仕事や女を売りにした仕事の時給が高いのは、結婚したり子供を産むのに使う時間が消費されてる対価。取り戻すことができない時間だからこそ高い。
・主婦って自由がない。独身をやっかむ。やっかむなら結婚しなければいいのにね。
・現代の女の子は大変。男と肩を並べていい学校に入るように勉強をし、いい職業に就けるように身を粉にして就職活動。やっとの思いで仕事に慣れてきた頃に「結婚は?」と周りに言われる。
10代のころは「恋愛なんてまだ早い」「門限は10時」と携帯をチェックされたりと親たちが恋愛を妨害していたのに、30過ぎると「彼氏もいないのか」となじられる。ある年齢を過ぎると女子は方向性を変えるように求められ、混乱することになる。
・私に子供が生まれたらキャリアが止まってしまう。「一生懸命育てても不良になったらどうするの?」「教育費で生活苦になってまで育てる価値はあるの?」
・女子が就職するとき、「どこの業種でいくら稼げるか」「長く働けるか」などと考えるが、それ以上に大切な結婚や出産の兼ね合いがある。女性としてどう生きるかを見極めることの方が大切。でないと夢中で仕事をしているうちに結婚や出産のチャンスを逃してしまう。
・こんなにまじめに働いているのだから、当然自分ないずれ真面目な男性に選ばれて結婚をし、彼の協力を得て家庭と仕事を両立して・・・と思ってきました。「もっと成功して広い世界に出れば、私を理解してくれる人に出会えるかも」と頑張りましたが、キャリアアップのたびに縁遠くなる。
・「自由にさせてくれる男」なんていない。
・たぶん私の中に漫画家としてのキャリアを積みたい自分と、女性としての花道を行きたい両方の自分がいて、どちらも諦めることができなかった。
・実際、いつも孤独で自分の足場が定まらない気持ちでいた。居場所を求めてまた新しい職場に身を投じ、また混乱し、さらに孤独になるのでした。
・シングルベットに二人で眠り、二人の為にお互いが倹約をして、思いやり合戦のように優しくし合いました。
・家庭と仕事の両立は無理。子供という弱くてケアが必要な存在をどうやって育てていくのか。できるのは、一部の能力と協力者とお金、保証のしっかりした仕事、健康に恵まれている人だけ。大抵は無理して女性は夫に不満を持ち続ける。逆に家庭を優先する人は社会から必要とされなくなる。大抵の企業は男性でさえ、ボロボロになるまで働かねばならない。女性は人生の早い時期に自分が家庭か仕事かのどちらに足場を置いて生きるのかを選ばないといけないのだ。
・そこにあるのは解放ではなく、不自由さ。どんどん足枷がついてくる。
・「愛」さえ諦めれば、キャリアは順風漫帆。そのころは楽しかった。まだ若かったし、いつか本当の恋に出会えると思っていた。
・生き物としてのピークは男と女とは違う。男はしり上がりに徐々にピークを迎えるけど、女は若い時のみ。「女バブル」の時期は短い。
・人に理解されたかったらまずは服装から。キャリアで成功したければビシッとした隙のない服装をし、結婚したければ胸がはだけてない愛され服を着ること。どういう仕事をしたいか、どういう人と縁を作りたいかで選ぶべき服が違う。
・キャリアアップすれば出会いが増える。そしていつか私を愛してくれる、私よりも強くて稼げる男に出会えるとどこかでそう思っていた。
・テレビの1回の出演は10数万円。
・和服は魔除け
・「男は裏切るけど、キャリアは裏切らない」と男性を信じられず、自分を委ねられず生きてきたけど、病気になったら仕事も終わり。有名にならなくても、お金が無くても、支え合う仲間が居れば、生きていける。
・優しい気持ちに出会えたのは、キャリアや収入を失った本当に普通の生活からだった。
・キャリアは自分の能力を使って稼ぐことが出来、年を取ることもプラスにできる仕事を。
・愛だけが人生を作ってくれ、あとはおまけ。
著者プロフィール
さかもと未明の作品





