たんぽぽの日々: 俵万智の子育て歌集

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 221
レビュー : 38
  • Amazon.co.jp ・本 (117ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093881142

作品紹介・あらすじ

歌人・俵万智の我が子を想い、慈しむ母の歌50首

この本は歌人の俵万智さん初の子育てをテーマにした短歌+エッセイ集です。月刊誌eduに現在も連載中の『俵万智の子育て短歌エッセイ たんぽぽの日々』の単行本化です。「たんぽぽの綿毛をふいて見せてやる いつかおまえも飛んでゆくから」 連載の第1回の冒頭に俵さんが自分の息子を詠んだ歌です。
いつかは産み育んだ自分の手の中から外の世界へ旅立ってゆく息子、それを送り出す日が確実に来ることを知っている母親の、切なくも誇り高い気持ちが、31文字に凝縮されています。歌集のタイトル「たんぽぽの日々」もここからとりました。
実力、人気ともに認められている女流写真家・市橋織江さんの美しい写真と、俵万智さんの子育て短歌とその背景を綴ったエッセイを組み合わせた連載は、読者の人気投票の上位を常に占め、子育て中の母親の高い支持を集めています。
2010年春に小学校に入学する長男を持つ母親でもある俵さんは、まさに子育ての真っ最中。連載の短歌+エッセイには、子育てにとまどい、悩みながら、子どもの成長に喜び驚いている等身大の母親の姿がにじみ出ていて、もらい泣きする読者が続出するのではと心配しています。


【編集担当からのおすすめ情報】
文学者としての俵さんにとって、子育てをテーマにした短歌とエッセイは、新境地・新分野といえます。今回の歌集で俵さんは新しい世界を得て、のびのびとその才能を発揮しています。ぜひ俵さんと一緒に笑い、怒り、とまどい、悩み、うなずき、共感して涙を流して欲しいと思います。

感想・レビュー・書評

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  • 俵さんが息子さんについて書いているものを読むと、
    あー、娘にもっと優しくしてやろう。
    もっとゆったりした気持ちで育児を楽しもう。
    なにもいそがなくていいんだ。
    という気持ちになれる。
    俵さんみたいなお母さんになれたらなあ。

  • さすが俵万智さん。重ね合わせるのもおこがましいが、同じ国語教師→母という今の自分にぴったりでした。言葉にしたいけどしっくりこない、それを言語化してもらえました。

  • 母からの目線。
    子供を育てるのが楽しみになる一冊。

  • 著者の子供が幼稚園に通っていた頃の歌と
    それに寄せたエッセイ集。

    子育てを慈しむちょっと高齢ママの視点は
    私にピッタリだった。

    共感したり、気付かされたり、思い出させてくれたり
    読んでる間はずっとニコニコ顔になっていて
    日向ぼっこをしているような心持ちになった。

  • 子が小さいときのこと、思い出しながら読んだ。歌とセットの文章がいい。まだまだかわいいさかり。子のことも詠もう。

  • 母親はたんぽぽ。子どもはその綿毛。この例えが素晴らしく、母の愛を感じる一冊です。俵万智さんのようなお母さんになりたい♪

  • 2018年12月28日読了。俵万智による、子育ての様々な場面を切り取った短歌とそれに関するエッセイ集。女流歌人ならではというか、はっとするような愛おしい・かつ何気ない子育ての瞬間をやさしい視点で詠む歌と、押し付けがましくなく共感できるエッセイの言葉が胸に染みる。子育てをストレスととるか、かけがえのない美しい一瞬ととるかは親である自分次第なのだが、現実の些事に心煩わされとかくピュアな感情を忘れがちである自分の身に心つまされるところもある・・・。よい本だった。

  • 親目線の心温まる詩

  • 子育てについて。
    子どもを見つめる目、
    自分を見つめる目。
    どちらも澄んでいて美しい、
    と思った。
    正直に、かざりけなく。

    それを、やさしく縁取るような
    市橋織江さんの写真も
    ひとつひとつ、どれも
    よかった。

  • 読みやすく覚えやすくて感じよく平凡すぎず非凡すぎぬ名

    今日までに私がついた嘘なんてどうでもいいよというような海

    親子という言葉見るとき
    子ではなく親の側なる自分に気づく

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著者プロフィール

1962年大阪生まれ。280万部という現代短歌では最大のベストセラーとなった歌集『サラダ記念日』の著者。同歌集で現代歌人協会賞を受賞。日常で使われる「口語」を用いて、短歌という詩型の幅を大きく広げた。ほかの歌集に『かぜのてのひら』、『チョコレート革命』、『プーさんの鼻』(若山牧水賞)、『オレがマリオ』などがある。近著『牧水の恋』で宮日出版文化賞特別大賞受賞。読売歌壇選者も務める。最新歌集『未来のサイズ』(角川書店)を10月に上梓したばかり。

「2020年 『ホスト万葉集 巻の二 コロナかも だから会わない好きだから コロナ時代の愛なんて クソ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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