黄色い虫: 船山馨と妻・春子の生涯

  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093881234

作品紹介・あらすじ

昭和23年、急逝した太宰治のピンチヒッターに立った船山馨は、準備期間のない新聞連載の執筆に心身とも消耗し、ヒロポンに溺れていった。やがて妻・春子も追うように中毒になり、なりふりかまわず借金を重ね薬物を買い漁った。同じ幻覚を見ながら、奇行を繰り返すふたり。懇意にしていた林芙美子の死をきっかけにヒロポンを断つが、馨の作家としての評価は地に堕ちた。しかし、春子は夫の復活を信じて、家族を守るために奔走する-薬物中毒、借金地獄、激動の時代を破天荒に生きた作家とその妻の壮絶な人生を描いたノンフィクション。

感想・レビュー・書評

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  • 急逝した太宰治のピンチヒッターに立った船山馨。ものを生み出すことのプレッシャーってすごいんだなと思いました。それを支える妻・春子のひたむきさにも感激します。作家の苦悩が分かる作品です。
    http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784093881234

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著者プロフィール

由井りょう子
1947年12月、長野県生まれ。
大学在学中から雑誌記者の仕事を始め、主に女性誌で女優や作家のインタビューを手がける。
著書に作家・船山馨夫婦の評伝『黄色い――船山馨と妻・春子の生涯』(小学館)
共著に『戦火とドーナツの会い』(集英社)ほか、
編纂に『革命に生きる――数奇なる女性・水野津太――時代の証言』(五月書房)
がある。

「2022年 『重信房子がいた時代・増補版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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