がんフーフー日記

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 78
レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093881715

作品紹介・あらすじ

出産直前、妻にがんが発覚したあるフーフの闘病ドキュメント。

感想・レビュー・書評

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  • http://www.my-cancer.net/cafe/book/bs_025.html

    入籍したばかりの妻が妊娠と同時に直腸がんと診断され、出産後に抗がん剤・放射線治療を開始する。それから一年足らずでヨメが38歳で亡くなるまでを、ライターの夫がブログに綴る。第2章に次のような記述がある。「本当に怖いことがあるとして、目を塞いでその場にしゃがみこむ人と、すべてが見渡せる煙突の上に昇ろうとする人」がいる、と。オットは、後者だった。

  • 漠然と、何もなければ自分は癌で死ぬだろうと思っている。
    漠然と、自分よりも嫁が先に死ぬと思っている。(そうなった方が良い様な気がしている)
    だから、結婚から出産、闘病までがわずか一年ということで時間の感覚は違うけど、これほとんど、いつか自分に起こる問題だろうなと感じた。

    色々思ったことはある中で少しだけ記しておくと、今家族で過ごしてる何気ない時間が貴重なんだな、ってこと。
    きっと自分も、嫁を失い、自分が死ぬという時には、そういう時間を思い出すのだろう。

  • 事実は小説より奇であり、それでありながら圧倒的なリアリティが胸を打つ。先日読んだ桃井和馬さんの著書同様、若くして病で伴侶を失うという全く望まぬ喪失を体験したわけだけれど、同時に別れにおいてこうした感情、感慨を持ち得るということは、その相手を如何に愛し愛されたかにおいて最上級の幸福を知る人でもあるのだと思う。

  • 結婚して、妊娠、ガンになって……。
    すごいスピードで物事が進んでいって……。
    ホント本人も周りの人も大変だったと思う。

    この本のよかったところは、美化せず、ありのままを書いていて、ちょっとどうよーと思うところもあるが、お涙ちょうだいの闘病記になっていなくてよかった。

    つらいから抗がん剤の治療をやめるという選択をしたり(でも後でやっぱり治療することにしたり)、病気なのにジャンクフードをガンガン食べたり、何とも自分の欲求に忠実な人だなぁと。
    でも、そんな姿もありのままに書いているところが、この本のよいところだと思う。

  • 【最終レビュー】

    映画『夫婦フーフー日記』5月末公開・映画館鑑賞予定作品。

    〈HP『Myリンク・6』公式サイトへのリンク有〉

    佐々木蔵之介さん・永作博美さんW主演。原作本。

    アマゾン中古通販で去年入手。文庫本、現在発刊中(書店で確認済)。

    病と闘う奥様と共に過ごしながら

    ご主人が『一年間』ブログに日々綴った

    《ノンフィクション著書》

    自分も同様、ご夫妻と同年代生まれ。

    [右往左往・喜怒哀楽・悪戦苦闘・苦悩・葛藤・やりきれなさ・歯がゆさ・孤独感]

    等が[入り乱れる]中での

    《一年間の物語》

    と共に

    様々な光景に包まれながら

    [肌で身体で実際「体感」]しつつ[様々に「感じ得たもの」]

    がんそのものだけではなく、介護・障害の分野においても通じるものがある

    〈携わる立場からの目線での「フーフさんなりの心構え」〉

    が、ヒシヒシと痛感させられつつ

    〈「一字一句」が「生身の言葉」として、ぶち込まれていくかのように…〉

    ただ、本当それだけです。

    特に奥様が

    《日常の「ささやかな一つ一つ」(散歩・食事・その他の家事)》を

    亡くなるギリギリの時間まで

    《常に自分の「土台」としての「強い想い」》を、しっかり持っていたこと。

    「奥様の人柄そのもの」=「生の姿」として、映し出されてるかのように伝わってきました。

    私の母(母の両親の入院時それぞれの時)も、フーフさんと同じ「当事者の立場」を経験し、自分も「慌ただしく動き回っていた母の姿」を側で見てたので

    きっと、母もこの時、フーフさん自身と同じ心境を、常に抱えていたのかもしれません。

    実際、自身も、私の母の母の最期。しっかりと病院で見届けました。

    《決して他人事ではないということ。いつどこで、起こり得るか分からないということ》

    を…改めて自分の中へ、刻み込まれたかのようでもありました。

    携わる立場に置かれた人達への

    《一つ一つの「応援歌」のような「メッセージ」》

    特に、今後、実際に自分がそうなりうる場合における際の

    『参考』になりました。

    これ以上はネタバレになるので、ここまでにします。

    フーフさん夫妻の辿った道のり。後はスクリーンで、自分の目で確かめたいと思います。

  • 闘病記であるにもかかわらず、よい意味で悲壮感が漂っていなくてよけいに考えさせられる面がたくさんあった。
    残された旦那さんと子供、幸せになってほしい。

  • 腐れ縁の2人が夫婦になり、すぐに子どもを授かるのだけど、同時期に奥さんの癌が発覚する…という厳しい現実を、ダンナ目線で綴った日記。
    とはいえ、ブログを通じて2人が昔からの仲間たちに自分達の暮らしや様子を伝えるのが目的のため、文章はちっとも暗くならない。大変な毎日の中に笑いがあり、よろこびがあり、落ち込んだり泣いたりもある。
    簡単に感想が書けないけれど、この本はダンナから奥さん、奥さんからダンナへのラブレターだと思った。

  • ヨメとハハという違いはあれど、同じがんで大切な人を見送った私には何度も胸にこみあげてくるものがあった。
    「出版」という形で残したという、同じ経験からもね。

    闘病ブログや本は多く読んでいる。
    だが、ここまで看病する人の本心を辛辣なまでに書かれている作品は、初めて読んだ。
    自分の二年前の経験や気持ちが、鮮やかに蘇った。

    私はブログという手段で、リアルタイムで書くことが怖くて出来なかった。
    亡くなってから一年経って、思い返して書いた。
    でも、こちらの本はリアルタイムで書かれているからこその、リアルな気持ちの描写ばかり。
    そうだ、そうだったなぁ、そうそう!うんうん!
    読んでる間、何度そんな言葉を漏らしたでしょうか。
    いい本に出会えました。

    そして、生きている者の物語は続いているということを教わった。
    同じことを他人(ひと)から言われても、まったく響かなかったこの言葉。
    すべて終ったつもりで、何だか呆然として無為に過ごしているここ二年の私…。
    でも、この本からはものすごく響いた。
    うん、ガンバロウ。

  • 闘病ブログ本が話題になってるのは知ってたが、まったく興味なかった。
    でもたまたま手にした雑誌に、三崎公園でのWedding風景が載っていて、亡くなった奥さまがいわきの人だと知った。

    哀しい話に間違いはないけど
    なぜか読んでる最中も読了後も沈むよりは爽快感(といっては失礼か)。
    後半はまさに舞台の三崎公園内のCafeで読んだせいもあるかも。

    【図書館・初読・4/8読了】

  • 意外と読んでる人少ないなー。これ、何で知ったんだったっけ?何かの雑誌で見たんだよな。泣けたー。37歳で20歳からの付き合いの友達同士で結婚し、すぐに妊娠が発覚し、そして妻のがんも発覚という・・・。ブログに書いていた闘病日記を本にしたもの。最期のあっけなさったらなかった。がんってほんとに死んじゃうんだなーというか。家族みんなが疲れるよな。妻がほとんど登場しなくて残念だったけど、それだけ辛い状態だったんだろう。子どもを授かったときの喜びがほんとにぐっとくる。こんなに嬉しくて嬉しくて嬉しいのに、すぐに死んでしまうかも、なんてなんて恐ろしかっただろう。ほんとに妻の友達はたくさんいて、自分と比べてしまう。37歳で結婚ってのも正直、じゃあ私もまだ大丈夫かも、と思っちゃう。やっぱ結婚したいと思ってるんだろうか、私。でもやっぱ子どもは欲しいんだろうな。来年からドッグ受けよう。やっぱ。

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