ともしび 被災者から見た被災地の記録

  • 小学館
4.07
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感想 : 8
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  • 本 ・本 (120ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093882033

作品紹介・あらすじ

力強く生きる姿がありました

東日本大震災を受け、たくさんの報道がなされましたが、教訓となるはなし、心に刻みたいエピソード、驚くべき体験というものが、膨大な情報とともに流れ去ってしまっています。ここで、いま一度振り返り、これからもずっと語り継いでいきたいはなしを、河北新報、福島民報、岩手日報、三陸新聞など地方紙に掲載された記事や、シュープレス独自の取材の中から集約し、写真とともにじっくり読める一冊にまとめました。

「家族に“避難しろ”と伝えられなかった消防士。最愛の妻と一人娘を津波で失った。その後も捜索活動に取り組むのは“仲間といると壊れないでいられる”からと。はんてん姿の男達が支え合っている」
「避難所の小学生が作る、いいことしか掲載しない“ファイト新聞”」
「“見捨てるなんて、同じ生きものとして恥ずかしい”――警戒区域となった原発20キロ圏内に戻り、放射能汚染で出荷できない牛をいまも世話し続ける畜産家」
「“計算していては商品提供に時間がかかりすぎる”店長の独断で、商品を無償提供した西友汐見台店。その後、一時閉店を告げた張り紙には“ご恩は一生忘れない”など感謝の言葉で埋まっていた」
「仙台から石巻へ続くたった一本の幹線道路。救援物資を届けた帰りの人が必ず目をとめる場所に、いつからか“ありがとう”と書かれたプレートが並べられた」…など

感想・レビュー・書評

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  • 忘れてはいけないもの。気持ち。現地の新聞だから聞けたこと、書けたことであふれている。

  • 東日本大震災で地元の新聞8紙に掲載された記事を集めた1冊。サブタイトルは「被災者から見た被災地の記録」。命のともしび、心のともしび、勇気のともしび、希望のともしびの4章からなる。「震災直後から多くの被災者の言葉に耳を傾け寄り添い、その思いを発信し続けてくれたのは、被災地の新聞社でした。情報が乏しい震災下で翌日から配達された新聞を、私たちはどんなに心強く感じたでしょうか」(前書きから)。何が起きたかではなく、人が何を思って、どんな行動を取ったか。そんな視点で記事を集めている。表紙は、石巻の小学校で自分のランドセルと再会できた児童。子どもはそれ自身が未来そのもの。悲しみと、それに優る希望が入り混じった胸を打つ写真だ。

  • 鼻水いっぱいでた

  • 展示期間終了後の配架場所は、開架図書(3階) 請求記号:369.31//Sh95

  • 展示期間終了後の配架場所は、開架図書(3階) 請求記号:369.31//Sh95

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