2015年放射能クライシス

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 89
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093882064

作品紹介・あらすじ

4年後に何が起きるのか?注目の科学者が予測する日本の近未来予想図。

感想・レビュー・書評

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  • 何かがおかしいと思っていた。今になってよくわかるようになってきた。セシウム牛は要らないと言った市議会議員や福島の野菜は食べられないと言ったミュージシャンがただただ罵倒される社会。贅沢は敵だ。一億総玉砕。なんら変わらないメンタリティー。日本国民は何なんだろう。誰かが声をあげ続けないと本当にまずい。俺も頑張る。お前も頑張れ。

  • 武田先生のブログに書かれている内容とだいたい同じ。ホールボディーカウンターが被爆を低めに見せる道具として使われる可能性については興味深い。お馬鹿さんは、常に賢い人に騙される宿命か。

  • 安全だと思っている、そこのあなたー!!
    P86の地図、見て~。
    見たら、きっと中身を読みたくなるよ。。

    大切な人は、自分で守るしかない。
    自分の身も。。
    悲しいけれど、それが今の日本。
    ヒロシマ・ナガサキをまた、繰り返すのかしら・・・。

    は~~ 仙台から逃げて良かった。

  • 3.11後に田畑に降り積もったセシウム137は、毒盛りなどによく使われる青酸カリの2000倍の毒性がある。

    NHKですらこれを報道してなかったように思えます。
    政府、官僚、原子力委員会、メディアに出ていた多くの原子力専門家、全員がグルで隠していたと考えるのは難しいですが、武田さんの話にはあまりにも説得力がありすぎています。

    チェルノブイリ原発事故後、小児甲状腺がんの発生率が4年後から跳ね上がったことから考えると、日本でこのような惨事が起きるのは2015年。
    恐ろしくて仕方ありません。
    ウェブて奇形児の映像や苦しむ赤ちゃんの写真も大量に出回るんでしょうね…

    地球温暖化の問題に関しても言及があり、メディアや政府を簡単に信頼できない今、武田さんからの情報はとても重用です。

    すべてを信じることはできませんが、聞いておくべき考え方がてんこ盛りです。

    この本を進めてくれた、友達に感謝し、これこらも自主的な情報収集に務めて行きたいと思いました。

  • これが現実だ。

  • 4年後日本は大変な事になると思う
    放射能は目に見えないから…

    TVで見かける武田先生、いつもニコニコ人の話しを聞いていて感じがいいです(*_*)

  • どちらの考えの人であれ、一読しておくのはいいと思う。
    楽観的な未来が訪れて欲しいと切に思うが、悲観者に限らず楽観者にも想定は大切。そうなる&ならないと断言せず、そうなるかもしれないから、と考えて行動すること、かな。

  • きわめてまともな科学者らしい視点の本。講演その他の話し言葉をそのまま文語体にまとめたのか、ところどころ論旨に飛躍があり、「?」となるところも見かけるが。でも2015年に備えて読んでおいてよかった本だった。

  • 武田 邦彦 (著)

    4年後に起こるニッポンの危機とは何か?

    おびただしい量の放射性物質が拡散してしまった日本。かつては「原発推進派」で日本原子力学会平和利用特賞まで受賞した科学者である著者が、2015年が日本の節目であると分析する。チェルノブイリ事故による小児がん患者が4年後に急増したからである。ヨーロッパの論文によれば、今回の事故で最大40万人のがん患者が発生する可能性まで指摘されている。かつて旧ソ連も原発事故が引き金となって崩壊へと突き進んでいった。高度なネット社会のなかで、この厳しい現実に直面した時に予想される国内外の激しいリアクションに日本は耐えられるのか? 放射能汚染によって世界の中で孤立化する日本の辿る道とは? 生活、社会、経済に忍び寄る本当のクライシスとは? あらゆる側面から近未来予想図を描く。そしていまある食品や水は大丈夫なのか?魚はプルトニウムに汚染されていないのか? といった具体的な例を挙げながら現状での危機を避ける生き方も提示する。さらには「事実を隠しウソをつく」企業や政府、メディアの欺瞞と裏側を暴き、2015年の悪夢を回避するためにいま最も必要なものは何なのかを説く。

    【編集担当からのおすすめ情報】
    これは予言の書ではありません。科学者が極めて合理的に判断し予測した近未来ニッポンの姿です。事故直後のパニック状態から一段落し、いま第2ステージに入った原発問題。ホラー映画のように「見えない」放射能汚染が不気味に忍び寄り、楽観論と悲観論が交錯している現状。著者はこういう時こそ感情に流されない、冷静かつ論理的思考の必要性を説く。人類史上経験したことのない未曾有の危機をどう乗り越えていくのか?論理破綻、思考停止に陥っているニッポン人に警鐘を鳴らす。全国民必読の書です。

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著者プロフィール

1943年東京都生まれ。工学博士。専攻は資源材料工学。
東京大学教養学部基礎科学科卒業後、旭化成工業に入社。
同社ウラン濃縮研究所所長、芝浦工業大学教授、名古屋大学大学院教授を経て、2007年より中部大学教授。
テレビ番組「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ)、「ビートたけしのTVタックル」(テレビ朝日)などに出演。
著書『ナポレオンと東條英機』(KKベストセラーズ)、『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』3部作(洋泉社)他ベストセラー多数。

「2017年 『武田邦彦の科学的人生論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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