- 小学館 (2012年1月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (402ページ) / ISBN・EAN: 9784093882316
作品紹介・あらすじ
ここに孫正義も知らない孫正義がいる
今から一世紀前。韓国・大邱で食い詰め、命からがら難破船で対馬海峡を渡った一族は、豚の糞尿と密造酒の臭いが充満する佐賀・鳥栖駅前の朝鮮部落に、一人の異端児を産み落とした。
ノンフィクション界の巨人・佐野眞一が、全4回の本人取材や、ルーツである朝鮮半島の現地取材によって、うさんくさく、いかがわしく、ずるがしこく……時代をひっかけ回し続ける男の正体に迫る。
“在日三世”として生をうけ、泥水をすするような「貧しさ」を体験した孫正義氏はいかにして身を起こしたのか。そして事あるごとに民族差別を受けてきたにも関わらず、なぜ国を愛するようになったのか。なぜ、東日本大震災以降、「脱原発」に固執するのか――。
全ての「解」が本書で明らかになる。
感想・レビュー・書評
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図書館に申し込んで一年と少し。やっと読む事が出来た。ソフトバンク社長の孫正義氏の伝記である。「あんぽん」とは孫の日本での元の呼び名「安本」の韓国風の読みである。しかし、それは孫にとっては差別語と同義だった。九州鳥栖の朝鮮人スラム街に育った孫は日本に帰化し、それと同時に安本姓を選ばずにあえて孫という名字を選択した。そこに孫の複雑な「プライド」が存在し、同時に孫が日本の既成概念から自由にスピード持って「事業家」として変わって来た原動力がある様に感じた。
孫は自分をここまで育ててくれた三憲と玉子(父母の名前)にいくら感謝してもたりないくらいの感謝をしていることだろう。
だが、孫は無意識の中で、在日の血族のしがらみの中でしか生きてこられなかった一族を激しく嫌悪しているのではないか。(390p)
「だから親父は、僕がちっちゃいときからいつも言っていました。正義、俺の姿は仮の姿だ、俺は家族を養うために仕方なく商売の道に入ったけれど、おまえは天下国家といった次元でものを考えて欲しいってね。僕は小さいときから商売人になろうと思ったことは一瞬もないんですよ。商売って要するに、出来るだけ安く買って高く売るということですよね。でも事業家は違います。鉄道や道路、電力会社など天下国家の礎を作るのが、事業家です」(101p)
久留米大附属高校時代の孫の成績は、東大進学も狙えるほどに優秀だった。孫が後に語ったことによれば、そのコースを諦めたのは、たとえ東大に合格しても国籍の問題で官僚にもなれないと考えたからだという。国籍による差別は、年齢を重ねるごとに孫の肩に重くのしかかってきた。(86p)
父親の三憲が倒れた時には、せめて自力でアメリカ留学の金を稼ごうと、高校生の身で塾経営の計画書を作り元の中学教師をヘッドハントしようとした。結局父親の回復でその心配はなくなったが、現実的な計画書だったという。
アメリカ留学は孫に決定的な影響を与える。孫は幾つかの大学を経て77年にカリフォルニア大学に入る。IT業界の当たり年に孫たちは、シリコンバレーに赴く。ビルゲイツ、スティーブジョブズ、Googleのエリックシュミット、アスキーの西和彦が同世代だ。このときにマイクロコンピュータが個人で買える時代が来た。チップとCPUを買って手作りパソコンを作る。彼らはそのとき革命を見たのである。
孫は技術屋としては限界があったかもしれないが、決断力の正確さと速さ、プレゼンテーション能力は異常に高く(佐高に言わせれば選球眼に優れたギャンブラー)、日本的風土の中で常に「他所者バッシング」の風にさらされている。それがまた、出自経験とあいまって彼の原動力となっている。リクルートの江副浩正やライブドアのヒロエモン、或いは民主党の鳩山由紀夫や小澤、菅の様に潰されていないのは、それだけで異能の人間ではある。
その彼が自然エネルギー財団を設立して、本格的に脱原発に挑戦している。確かにこれは現在進行形の日本史的な「ドラマ」ではある。
ちなみに、孫の父方の出自が韓国大邱の不老洞の国際空港辺りだったそうだ。偶然私は今年の年末年始の旅で不老洞古墳群を訪ねていた。確かにいかにも素朴な田舎であり、アメリカに立つ前の孫少年が一度だけ祖母と共に訪ねて年来の韓国憎しの認識を変えただけはある。
2013年3月13日読了詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
孫正義は朝鮮部落生まれ、豚の糞尿と密売酒で家族は生計を立て、後に父親はパチンコ業界で大成する。著者が宣うには、この話を何度も繰り返すことに本書を出版した意味があるのだとか・・・孫正義の情報革命に関する本については山ほど出版されているので、それについて本書にはほぼほぼ記載なしって・・・知っていたら、この本は読まなかったわ(怒
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孫正義を生んだ環境が知りたくて読んだ本。
・サラ金やパチンコで一財をなし、商才があり、バイタリティーのある父三憲から、「お前は天才だ」と言われ続け、実地教育を通して帝王学を叩きこまれた
・過剰なまでの自信はどこから生まれたのでしょう?→親父が、際限のないレベルで僕を褒めたからでしょうね。「お前は俺より頭がいい」って。僕は親父に怒られたことが一度もないんです。
・中一の一学期で母と移住し、県内屈指の市立進学校に転校。子供の成長の為に、金銭,親の生活を度外視した協力が、感じ取られる。
・高一の二学期頭に、担任に渡米を相談。翌二月に渡米。英語学校を経てハイスクールに編入。その後大学入試検定試験に合格後、カレッジに入学。二年で修了後にカリフォルニア大学バークレー校経済学部に編入。
・アメリカ時代の孫が青春を思いっきり謳歌できたのは、父三憲からの潤沢な仕送りがあったからである。
・大学時代に「自動翻訳機」を発明。一億円の資金を手にしたことから、事業家人生がスタートする。
・幼稚園時期に朝鮮人差別を受けた、在日の劣等感の裏返しのコンプレックスが、上昇志向の原動力になった、とも考えられる。-
ずいぶん前に読んだので内容を忘れていましたが、こちらのレビューで思い出せました。ありがとうございました。ずいぶん前に読んだので内容を忘れていましたが、こちらのレビューで思い出せました。ありがとうございました。2016/06/03
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孫正義その人や家族については佐野眞一氏らしい取材に基づいた生々しいものになっているのだけど、ただそれだけ。佐野氏が見聞きしたことを書いている分には興味深いのだけど、佐野氏の意見が出てくると途端に興ざめする。ノンフィクションの意味をはき違えている。
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孫さんに興味津々だったので読んでみました。
著者は話題の佐野さん。
孫さんの人生と佐野さんの取材方法や発表方法の両方が面白い!2度おいしい作品でした。
孫さんの生い立ちを先祖にまでさかのぼって解きほぐし、
なぜ孫さんなる人物が誕生したのか、
彼のルーツを探ることで孫さんがやってること・発言することの根幹にあるものはなんなのかを探ろうという1冊。
とりあえず孫さんの源体験はすごい。
小学生とか中学生のときには日本という社会の既存の枠組みで歯車になっては生きていけないことを強烈に自覚させられてる。
私の源体験はなんだろう、と真面目に考え込んじゃった。
そして孫さんの体験以上に実は今回面白いなと思ったのが佐野さん。
佐野さんといえば橋下さんで燃えに燃えた人。
まだ彼の執筆者としての人生は残っているのだろうか、ってくらい燃えた人。
橋下さんの一件の是非は全く読んでないからわからないし、盗作疑惑についても全く読んでないからわかりません。
ただ、この1冊はめちゃくちゃ面白いし、盗作はあり得ない。
読みながら、確かにこの1冊も孫さんが抗議したっておかしくないかもな、とは思った。
取材方法と取材対象があまりにディープなことが1つ。
孫さんの一族とか関わった人、しかも孫さん自身というより孫さんのお父さんに関わった人、とかでちょっと遠い、みたいな人がいーっぱいでてきていろんなこと言ってる。
本当よく孫さんこんなことまで書かれて何も抗議しなかったな、って感じ。
むしろ孫さんすごーいって孫さんの人生よりもその対応に感服。
もう1つは発表方法。
彼は週刊誌で連載という形式で発表している。
連載ってことはある情報が多面的に検討される前に世の中に発表される、ということでもある。
この本の中でも連載で発表されて、「事実誤認だー!」って孫さんのお父さんが怒りくるってたり、新しい事実が出てきたりしている。
彼としてはその当たりを期待して連載にしているのかもしれない。
ということで本で読むにはいいのだけど、連載で1回だけ読むとすごーい偏った内容を読まされるかもしれないということ。
あとは書き口?
いわゆる優等生じゃないから、佐野さん、笑
客観的な書き口でもないし、きれいな書き口でもない。
週刊誌らしいスキャンダラスな言い方だったり、無駄に人の感情を煽るような言い方も多い。
優等生的なジャーナリズムからは遠いよね。
で、怒られたのかしら、と。
なんというか、佐野さんって清濁併せ持つというか、いやもっとドロドロした世界を生き抜いてきたすごいグレーな人なんだろうな。
とにかく世の中ではたたかれまくってる佐野さんですが、一読の価値はありありです。
面白いです。
読み手がフィルタリングすればよいのです。 -
日本一、お金持ちで大企業の孫正義が、日本の最下層で生まれ育ったとは…。壮絶なイジメにもあっている。
彼が生まれた頃は「もはや戦後ではない」といい、日本人の生活は豊かになってきていた時代であった。その裏に最低な生活をしていた人たちもいたのだ。
今だに、孫正義に対して、人種差別な発言をする輩(前の都知事とか)が、たくさんいるらしいが情けないことだ。欧米ヘ行けば、日本人もしっかり人種差別されるのに…。そう言う輩こそ、この本を読みな!といいたい。
★をひとつ減らしたのは、孫正義のみの話じゃなく、孫一族の話が主だったから。 -
あの件で話題になった著者。
孫氏の両親の祖父母のルーツまで調査に行かれている著者は、もともと出自が人生に大きく影響すると考えている方なんだなぁと感じた。(私は否定的だけど)
くどいほどに「在日であるから」ということに焦点をあてている。
私は311以降の孫氏の言動でファンになった。
この著書でも後半のほうが好意的な文章になっている。(おそらく311以降)
著者も少なからずファンになっているのかも。 -
孫正義。
在日でも他の人と彼はちょっと違うと思っていたけど、ちょっと原因が解ったかな。
雑誌編集をまとめているので、いたしかたないところもあるが、フレーズが何度も重複する部分があり、文章の躍動感を落とす。 -
あんぽん 孫正義伝 単行本 – 2012/1/10
孫正義氏以上に父の話が多い
2013年5月3日記述
佐野眞一氏によるソフトバンク孫正義氏についての評伝。
しかし読み終わってみると孫正義以上に父三憲氏についての評伝かと思ってしまう程だ。
孫正義がどのような背景を持って育ってきたのかを解き明かしているという意味で本書は力作であることは間違いない。
かつて九州で養豚と密造酒作りで生計を立てていたとは・・・
あと孫正義氏は帰化する際にあえて孫という名前にこだわったという話しは面白かった。
そのために妻に孫という名前で役所に登録してもらってまで・・
この人物の行動力には驚愕だ。
涙という孫正義氏が小学校6年生の時に書いたという詩が掲載されており読んでみると凄い。
偉人というのはやはり頭の構造が違うのではないかと感心した。
文章途中に挟まる著者の意見には同意できないものがあると読んでいて少しイライラするだろう。
一人の人間が一生涯に読む情報量が一円以下のメモリーチップに入る時代はあと15年か20年すれば確実にやってくるという話しに著者は怒っている。
しかし現時点で1円以下ではなくても一生涯に読む以上の情報がWeb上にあるのだし電子書籍が今後増加していくのも理解できる。
紙の書籍が無くなると断言する孫正義氏の意見は行き過ぎかもしれないが・・・
世代にもよるだろうけれども佐野眞一氏より孫正義氏に同意できる箇所もあると思う。
あと著者の無理やりな推理や論理の飛躍もあって良くない。
もっと事実の積み重ねを重視して書いて欲しかった。
本書が成功したのは何も孫正義氏のヨイショ記事ばかりではなく批判一辺倒でもなくありのままの実態を浮かび上がらせようとしたからだろうと思う。
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孫さんの見方がガラッと変わった。
それにしてもすごい取材力。 -
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孫正義、すごいなぁ・・・孫社長がすごいっていうより、家族がすごい。すごいっていうか、、濃ゆいな〜本も、孫正義の話より家族の話がほとんど。いやぁ、普通にかなりおもしろかったですよ。佐野眞一の橋下徹の本、読みたかったのに(笑)
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生きた評伝って難しいよ それが成立した本
佐野さんの本は、敵も作るだろうなあと別海を読んで思っていた。
取材協力した方が読んだら、ここまで書くのか、と思わざるを得ないようなことまで書くので。
生きているうちにここまで書かれることが、テーマとされた人にとっても書くのをやめてくれ、と言ってもいいくらいの内容。
これを本人取材を経て出版に至るのは孫正義だからだと思いました。
孫さんは自分が恥ずかしい、とか、思ってもおかしくないところよりもスケールが大きいから。
「われわれの携帯がつながっていれば、何人かの方の命は救われたんじゃないかと思うんです。自分の力のなさのせいで犠牲者が増えてしまったかと思うと、腹をかっさばきたいくらいの気持ちになりました。」
という東日本大震災での強烈な「自分事」意識。
もはや地球クラスの出来事が自分ごとだから生まれる言動なのでしょう。
まさに社会の子。
社会の子というのは、お父様が
「三憲はそんな大人びた正義の表情を見て、この子は自分の子じゃない、社会のために使わなければと思ったという」
とお話しているくだりがあるのです。
本人も、商売をしているのではなく、事業を行っている。お金儲けをしているのではなく、人のためになること、日本のためになることというのを第一義に考え、行動している方なのですね。
この本を読み、日本に住む様々な環境の人たちに影響を与え、ときに奮起する礎になるものとなるならば、孫さんは全てを書かれても良いのでしょうね。
また確かにこの本で、孫さん自身も知らなかった情報、ルーツを辿った諸外国含む情報でしたり、そこで出会った人からの思いも得ることが出来たことは孫さんにとっても得るものがあったのでしょう。
ただ、それは孫さんだから成り立ったもので、橋下徹さんについて書かれた連載は第一回発表時点で問題となり、連載が終わってしまった。
これは佐野さんが橋下さんと直接会話をしていなかったようなんですよね。
佐野さんの書き方も読者を大いにリードしていくような断定的な書き方をされると別海のときに感じたので、その部分は問題にされてしまっても仕方ないかなと思いますが、「橋下徹は部落の鬼っ子」 部落解放同盟委員長に聞くにも書かれているように、表現に注意し、訂正した上で連載は続けて欲しかったなと思います。最終的に佐野さんが何を伝えたいのかが伝わらないまま連載が終わってしまったら、宙ぶらりんで本当におしまいです。
佐野さんと橋下さんが対峙した上で、進めて欲しかったと思います。 -
孫正義を産んだ在日一族の三代期。面白いんだけど、佐野眞一が孫家三代期を書くことで何を言いたかった伝えたかったのかは私には分からない。作中に何度も取材の意図は述べられるんだけど、読み終えても「誰得?」という感想しか出てこない。
中内功一代記の「カリスマ」や、小渕首相の「凡宰伝」に比べると、佐野眞一独特のおどろおどろしさと情念だけが残っていて輪郭が不明確なままに終っている。端的に言えば佐野眞一も「老いた」ということですな。
佐野眞一も橋下徹と刺し違えておしまいというのは悪い終り方ではないような。
なお、過去の傑作と比べるとオチルというだけで、この本は「孫正義を産み出した在日三代期」として読めば十二分に面白いです。でも、ここまで他人の過去や暗部を白日の下に曝け出してまで書かなきゃいけなかった意味は分からない。 -
福岡のまずしい韓国人町から育った孫。 その環境が孫を成長へと誘った。
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面白かった。けれど、もう一度読むことはないと思う。
もともと分厚い本が得意でなく、「グーグル秘録」は途中で断念したけれど、こちらは読みやすくて2日で読めた。
内容としては、著者になんでも同意というレベルではないけれど、著者の潔さが結構好き。
これは多分真実。これは大嘘こいてるか記憶が間違ってるか。などがよくでてくる。
結局、どっちなんだ!?って事が多かったけれど、自分で考えて孫さんや孫さんの家族ってこんな人たちでこんな環境で育って、こんな性格だったのかなぁ・・・と自分で組み立てていける内容っだったことが逆によかった。 -
いったい何が孫正義(そんまさよし)というカリスマを生んだのか。本書は、著者佐野眞一氏が、孫正義の生まれ育ったルーツにこそ、そのヒントがあると確信し、孫家三代まで遡って、徹底的・客観的に事実を調査し、そこに著者なりの考察を加え、答えを導き出そうとしたものである。
気がつけば口をアングリ開けながら一気に読み進めていた。そうなのだ。本書には口をアングリと開けさせる4つの驚きがあるのだ。
1つめは、孫正義の異才ぶり。小学校三年で父親のお店を繁盛させるアイデアを出したという話からだけでも彼のバイタリティと強烈な才能をうかがい知ることができる。2つめは、血脈・・・いや、育ちの環境こそ”が孫正義というカリスマを作り上げたという事実だ。いや、孫正義を取り巻く環境の特異さたるやものすごい。3つめは、孫正義の潔さ・・・というより肝っ玉の大きさ。本書は、現代のプライバシー保護主義を真っ向から否定するような本でもある。当事者であれば、誰もが隠したいであろう事実・・・いや場合によってはタブー視されてきたことさえもあけっぴろげに書かれている。4つめは、著者、佐野眞一氏の取材力だ。ノンフィクションものは過去に何冊か読んでいるが、そのいずれをも凌ぐ取材ぶりだ。
本書には、人間くささがいっぱいつまっている。「自分のしてきた苦労なんぞ、本当にたかがしれている。まだまだ頑張らねば。」という励みにもなる。わたしがこれまでに読んだ中でも、驚かされることがとにかく多い、イチオシの一冊だ。
書評全文はこちら↓
http://ryosuke-katsumata.blogspot.jp/2013/05/blog-post_6.html -
孫さん。あらためてすげーっと思いました。
苛酷な環境がゆえの才能なのだなと。
ただ、佐野さんのやや、自意識過剰的な切り口の文体は、気持ちのいいものではないかなと。 -
孫さんのバイタリティがリアルに伝わる本でした。
好き嫌いはあると思うが、事を成すにはある程度、こだわりと強引さが必要であり、それをやっちゃったということでしょう。
最近読んだ、ハーバード白熱日本史教室の北川先生の著作でも、勉強をやり通すために英語があまりできない段階で留学し、さらに大学もアメリカで学びと、とことんこだわり続ける先生の姿勢が書かれていましたが、出来る人やっていることなんですね。
ビジネスの世界なのか、研究・教育の世界なのかの違いだけで、この間に大きな差はないですね。もちろんビジネスの世界では、自分たちの仕事に影響することも多いので、心穏やかにいられないこともありますが・・・。 -
孫正義の生まれ・育ちのみならず先祖まで調べあげて書かれた本。血統を重視し過ぎじゃないの?ジョジョなの?という感じもするが、全体的にとてもおもしろかった。(たしかにこの調子で橋下の伝記書いたら橋下があったことのない部落の人とか登場するわな。。。)
ものすごい強烈な身体性をもつ経験をしてきたんだなぁ。。。
あんぽん→日本名は安本だった。ちなみに日本に帰化する際、孫という苗字に「前例がない」という理由でさせてもらえず、奥さんがまず苗字を夫に合わせるといって孫にして、次に孫正義が孫という名前の日本人はいる!(自分の奥さん、一人だけ)といって孫という苗字で帰化したらしい。なんかすげぇ。
佐賀の鳥栖駅の傍らの番地もないバラック街出身。実家は養豚・密造酒で生計を立て、たまったお金でパチンコや金貸しもしていた。アメリカに留学できたのは親の仕送りのおかげも大きい。
小学生の頃にはカフェの売上を上げる方法を考え、高校の時には塾を始めようと学校の先生をスカウトしたり、ませていた。また、ソフトバンクを始めてからもパチンコをやることを考えたこともあるようだ。
「やっぱりダメだったね」(飛行機を自分たちで作って飛ばそうとして失敗して)
孫正義にはシャープの佐々木という庇護者がいた。
両親不仲。。。?
まいったと喧嘩でも絶対に言わない性格 -
孫正義のオヤジが面白すぎる件。
著者プロフィール
佐野眞一の作品
