禅と食: 「生きる」を整える

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 202
感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093883221

作品紹介・あらすじ

禅が教える 食べること 生きること

食事をつくること、食べること――
一回一回の食事を丁寧に大切にすることは、
一瞬一瞬の人生を心をつくして生きることに通じます。
禅的シンプル生活のはじめの一歩は「食事」から。

料理をつくる心構え、食事をする心と所作、シンプルな食習慣とは…
数々のベストセラーを輩出する枡野俊明氏の教えが一冊に。
簡素で清々しく、美しい生き方を提案します。
精進料理のレシピつきで、まさに今日から禅的食生活を実践できます!

【本書のエッセンス】
○食材に対する心のありようは人間関係にもあらわれる
○湯豆腐でもごちそうになり得る理由
○気持ちをこめて「いただきます」
○野菜の切れ端にも仏様の命が宿る
○どんな食材も100人の手を経ていまそこにある
○実は難しい、ただひたすらにお茶を入れること
――毎日が輝きはじめる禅的食の心と、贅沢な粗食のすすめ

感想・レビュー・書評

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  • 食べることにしっかり向き合うことが大切。ついつい何か違うことに夢中になって、ご飯をかき込むことが多いように感じて反省。じっくり味わって一食一食を食べたいと思う。
    「いただきます」の意味もわかっているのに忘れがちだということも、反省!とにかくしっかりと「食べる」ことをこれからは心がけたいと思う。そうすることで生活まで変わりそうな気がする。
    食べる姿勢は全ての生活態度に通じているということが伝わってきた。

  • どの章も
    一口読んでは箸を置き、
    よ~く咀嚼して腑に収めたい。
    そんな滋味豊かな本でした。

    特に反省しなくちゃなぁ~…
    と、感じたのは
    >料理する時には料理に向き合い、
     食事する時には食事に向き合いなさい。

    って、至極当然な事ができていなかった所。

    皆で食卓を囲む時には、おしゃべりに夢中になり、
    一人で食事する時には片手に本が欠かせなかった。

    今の所、禅とは最も遠く離れた所にいる私。
    でも、見直したいと思えた分だけ本に感謝したいです。

    • vilureefさん
      こんにちは♪

      中身を読んでいないので何とも言えませんが、みんなとお食事する時はやっぱりわいわいがやがやが楽しいと思いますよ(*^_^*...
      こんにちは♪

      中身を読んでいないので何とも言えませんが、みんなとお食事する時はやっぱりわいわいがやがやが楽しいと思いますよ(*^_^*)
      それが一番のスパイスです、なんちゃって(笑)
      2015/09/29
    • MOTOさん
      vilureefさん、こんにちわ♪

      そうそうっ♪
      枡野さんも(←知り合いかの様に…)そうおっしゃってました!
      「ただ、お食事時に相...
      vilureefさん、こんにちわ♪

      そうそうっ♪
      枡野さんも(←知り合いかの様に…)そうおっしゃってました!
      「ただ、お食事時に相応しい話題でね。」って♪
      それで昨夜は「小指と薬指は不浄の指だから、残り3本の指で器を持って食事するのが正解なんだって。」と、話したら何故か大ウケ♪枡野さんは「お上品にみえるでしょ?」と、おっしゃってたのですが、さてどうかな~?
      機会があれば、チャレンジしてみてくださいね♪
      2015/09/30
  • 曹洞宗の和尚さんの話を良く聴かせてもらっているので、
    この本の内容も、すとんと心に入って来た。

    食に対するありようは、人間関係にもあらわれると言う。
    高級だから粗末だからと言って、物に向かう心は、そのまま人間にたいしても無意識のうちに差別化した態度になるのは、おごりや傲慢につながるだろう。
    食べ方、作り方、心を尽くしてつくることで感謝の心を自分も感じられる。
    いかに食材をいかして一生懸命作るかを実践するのは、単に時間をかけて得られるのではない。
    心を尽くしてつくることで、自分を輝かせる。

    典座教訓に書かれている「人間の目のように扱いなさい」と言うのも、
    この本にも書かれていた。
    食材を大切に使い切ることは、食材との縁を有難いと思うことになる。
    食べることを大切にするようにしていればと、自然に人と接するにも
    「目のような扱い」に近づけるかもしれない。

    「五観の偈」を時に声に出したり、箸の扱い方、食器、道具の扱い方を雑にしないようにしたり、大切な人と楽しみながら食事をしたり、まさに食って心がそのまま反映されているのだと、改めて知らされた。

  • BSフジ「原宿ブックカフェ」のコーナー“あの人が買う本”で登場。BSフジ「原宿ブックカフェ」のコーナー“あの人が買う本”で登場。
    http://www.bsfuji.tv/hjbookcafe/highlight/07.html

    片岡鶴太郎さんが「やっぱり、食について興味があるしね。粗食に限りますね」と手に取ったのは、禅と食

    移動中に主に本を読まれるそうです。

    原宿ブックカフェ公式サイト
    http://www.bsfuji.tv/hjbookcafe/index.html
    http://nestle.jp/entertain/bookcafe/teaser.php

  • 食事について考えさせられた。
    食事をつくることも、食事をいただくことも、
    もう少し丁寧にしようと思った。

    贅沢な粗食のすすめ、レシピが載っているので試してみよう。
    食べ過ぎないように、腹八分に。

  • 1口1口を大切にすること

  • 食事に対してちゃんと向き合いたい。

  • <blockquote>図書館で借りてきた「禅と食: 「生きる」を整える」を読了。

    色々と気にかかることがあるのは、朝の瞑想で一端脇におくことができるようになったのだが、日中時間が経つに連れて、また思い出してきたり、新たな厄介事が生まれたりするのは、どうにかできないかな?と思っていたが、きちんと食事をすることで、ここを関所にするという話が出ていて、なるほどと。
    早速、本日試してみたが悪くない感じ。</blockquote>

    少し興味を持ったので、図書館で予約。千種にあるらしい。食事をすることが関所になるというのは興味を惹かれるが、これだけでは分からない。読まなくちゃ。

  • 丁寧に丁寧に、心をこめて。

  • 丁寧に生きねば、と思わされる。

    食べること、作ることを大切に。

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著者プロフィール

枡野俊明(ますの・しゅんみょう)
1953年神奈川県生まれ。曹洞宗徳雄山建功寺住職、庭園デザイナー、多摩美術大学名誉教授。大学卒業後、大本山總持寺で修行。禅の思想と日本の伝統文化に根ざした「禅の庭」の創作活動を行い、国内外から高い評価を得る。芸術選奨文部大臣新人賞を庭園デザイナーとして初受賞。ドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章を受章。2006年『ニューズウィーク』日本版「世界が尊敬する日本人100人」に選出される。近年は講演活動や執筆も積極的に行い、ベストセラー・ロングセラー多数。

「2023年 『仏にゃんのふわもこやさしい仏教の教え』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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