京都 旧家に学ぶ、知恵としきたり 冷泉家 武者小路千家 杉本家

  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093883825

作品紹介・あらすじ

古き良き京都に学ぶ、暮らしのヒント集

分冊百科『週刊 日本の歳時記』(小学館)誌上で大好評だった連載『京都歳時記』を1冊にまとめた単行本。オールカラーでわかりやすいと評判の『日本の歳時記 春・夏・秋・冬/新年』4巻(小学館)とあわせ、シリーズでの愛読がおすすめだ。
この本では、京都を代表する御三家、和歌・冷泉家、茶道・武者小路千家、京町家・杉本家の当主が登場し、月ごとの12話にわけて、美しい四季のうつろいとともに“日本の古き良き暮らしぶり”を語り下ろす。旧暦の節句や行事、調度品や茶道具の数々、町家のしつらえ、京料理の真髄など、写真満載で充実の内容だ。
さらに、明治より京都俳壇を牽引する俳句結社「京鹿子」と鈴鹿野風呂記念館をあらたに取材し、一茶などの貴重な俳句資料も多数掲載。
巻末には四季折々の寺社の祭礼ガイドもついており、京都を訪れた際に役立つ内容となっている。
短歌・俳句、茶道などの知識がなくても、「京都」に、「日本」に興味のある人なら、誰でもたのしめるおすすめの一冊だ。


【編集担当からのおすすめ情報】
京都を代表する女流画家・上村松園の美人画をカバーにしました。京都が大好きな方、京都に暮らすように日々を送りたいと思っている方、ぜひ手にとってご覧ください。

感想・レビュー・書評

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  • 冷泉家の部分を中心に読んだが、年中行事を昔からの方法で今でも実施しており、伝統文化を大事にしていることをよく理解できた。写真が多く、わかりやすかった。

  • 冷泉家、武者小路千家、杉本家に伝わる、季節ごとのしきたりを月毎にまとめた本。

    冷泉家、武者小路千家のしきたりは、現代の生活とは、完全にかけ離れたものが多いように感じる。
    杉本家は、京都の行事にそったしきたりが多い気がする。

    いずれも、現代社会ではないものばかり。
    それを守り、今に伝え、未来に繋げて行こうとするのは、大変だが、大切なことだと感じる。

    武者小路千家の不徹斎氏が語る中で、千利休と時代と全く同じということはない。との言葉に、伝統を大事にしながらも、時代をとらえられているんだなーと感じるとともに、その時代時代を生きて行く上で、伝統もまた、育って行くものだなーと、感じた。

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著者プロフィール

昭和22年7月29日、京都府に生まれる。昭和48年京都女子大学大学院日本史専攻修士課程修了。(財)冷泉家時雨亭文庫事務局長。冷泉家24代当主の長女、25代為人夫人。高校教師を経て、昭和56年時雨亭文庫設立とともに事務局長となる。冷泉流歌道「玉緒会」指導。著書に『冷泉家の年中行事』(昭62 朝日新聞社)『冷泉家歌ごよみ―京の八百歳』(平18 京都新聞社)『花もみぢ―冷泉家と京都』(平23 書肆フローラ)など。

「2004年 『久保田淳座談集 心あひの風 いま、古典を読む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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