頭の決まりの壊し方

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 91
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093885782

作品紹介・あらすじ

残念な常識に縛られないために

ベストセラー作家にして異色の僧侶・小池龍之介の新境地。

「これは当たり前」「それって常識」と決めつけてしまっている
頭の中のたくさんの思いこみ。
いつのまにか無意識のうちに刷りこまれてしまった
それらの「頭の決まり」が自分の考えや行動のリミッターとなり、
思考の範囲を狭め、行動の自由を奪っています。

もっと自由に、もっと肩の力を抜いて、もっと自分らしく生きるために、
自分の中の残念な常識を、一回、壊してしまいませんか?

本書は19の頭の決まりを例題にして、
その壊し方を具体的に丁寧に解説する、いわば優しい説法です。
読後には頭が柔らかくなっている自分に気づくことでしょう。

感想・レビュー・書評

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  • 賞味期限切れの縁、離れゆくという縁もある。縁に任せる。
    受け身。自分も自然の一部であることを意識する。
    「見」自分の意見や考えに自分を託し執着する煩悩。
    陰徳を積む
    自分の選択を正当化したくなるという煩悩。
    比べないほうがいいのではなく、比べることができない。

  • 自分の中で画期的だったこと2つ

    ①「上目線」はする側が傲慢なのではなく
    感じた方に慢心がある

    ②頭の中で思考しているのは
    「私」ではない。
    刺激を受けてオートマチックに
    生成しているだけ
    ------------------------
    「別離とは不幸なことなのか?」(P52)は
    老子的だが、心しておきたいこと

    そして小池龍之介から
    この言葉が出る

    P59
    なにぶん、心のどこかで、知っているのです。
    そうやって縁の流れに安心して
    任せきっていさえすれば、
    失ったまさにそのことによってこそ、
    できた空白に、新たな縁ある人が
    必ず立ち現れてくることを

    P59
    縁の筋書きをしっかり読み取って
    その流れにのって自然体でいさえすれば
    不思議なくらいに、言わば、
    縁は私たちに対して悪いようにはしません。
    それは確かなのです

    ---------------------
    小池龍之介の「縁」に対する
    以下の言葉は非常に大事だ


    ①本質的には縁がないからこそ、
    自然体にしていると、
    それは自ずから離れていきます。
    それは果たして、嘆かわしいことでしょうか?
    (P54)

    ②本質的に縁がない人や状況を
    つなぎとめようとするためには
    相当程度のエネルギーを
    浪費するはめになります。
    つまり疲れます
    (P54)
    --------------------
    P61
    縁がつながるのも、
    縁が切れてゆくのも、
    縁を読み取って、
    縁に任せてゆく
    -------------------------

  • 帯の文➡”あなたがいつのまにか身につけた残念な常識を吹いて飛ばしてみませんか~優しい説法19題”   何か問題にぶち当たったときに先ずはネガティブ思考に入っていってしまう。 でも大半は自分の勝手な思い込みの事も多い。この本は自分の思い込みを解いてくれる優しい本です。ストレス解消法のヒントになるかも。

  • よかった

  • 常識をまっすぐ受け止めず自らの解釈で心を楽にできる本。世の中の理とは受け止め方次第で幸せになれる。常識に流されず自分の目で見極めて行きたいと思わせる1冊。

  • 自己啓発本や「常識」に追われて疲れてきたときに
    たまに読みたい本。

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著者プロフィール

1978年生まれ。山口県出身。東京大学教養学部卒業。月読寺(神奈川県鎌倉市)住職、ウェブサイト「家出空間」主宰。僧名は龍照(のちに空朴に改名)。住職としての仕事と自身の修行のかたわら、一般向け坐禅指導も行う。執筆活動も手がけ、『考えない練習』(小学館文庫)、『しない生活』(幻冬舎新書)、『超訳 ブッダの言葉』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など、多くの著作を持つ。2018年9月に月読寺を引き払い、路上生活者に。11月には修行の旅に出る(現在は音信不通)。

「2019年 『やっかいな人を自分のお城に入れない方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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