しんどい母から逃げる!!: いったん親のせいにしてみたら案外うまくいった
- 小学館 (2018年2月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093886086
作品紹介・あらすじ
「毒親」「母娘問題」解決方法の決定版
自身の母親との葛藤を描いたコミックエッセイ『母がしんどい』で、
「毒親」「母娘問題」を社会現象までにひきあげた漫画家の田房永子さん。
その『母がしんどい』のアンサーブックとして、
親から呪縛を解いていく過程を漫画化。
「この苦しさは親のせいだ」という気持を封印し、
生きづらさを抱えた毒親持ちの人たちにむけ、
経験者だからこその視点で、
その原理をわかりやすく解き明かし、
解決の糸口を見せてくれます。
WEB連載時
「苦しみの正体が掴めた」
「うちの母親そっくり!」
「読むと苦しんでる人がそこから抜ける時間が早まる!」
等々共感の嵐が吹き荒れた作品です。
【編集担当からのおすすめ情報】
みんながもやもやと思い続けている事象を、
田房さんならではの深い洞察力と表現力で、
具現化。
読めば読むほど、
「あー、私が悩んでのはこういうことだったのか」と、
自分の生きづらさの原因が腑落ちしていきます。
センセーショナルに扱われがちな「毒親」問題を、
丁寧に解きほぐし、
生きづらさを抱えた人によりそった
毒親問題解決書の決定版です。
感想・レビュー・書評
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漫画ですが、現在辛い状況に居る人には役立つと思います。
私も過干渉の親を持っています。作者さんの言うことがとても分かります。
輪の中にいると気づきにくいのですが、胸に秘めた不満を吐き出してみる。親不孝と言われても遠ざかって良いのだと思います。
何より大事なのは、自分の人生を生きることだと思います。詳細をみるコメント1件をすべて表示-
チムチムさんお互い頑張りましょう!お互い頑張りましょう!2021/09/24
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皆さんが無事、毒親から逃げおおせられますように、
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親に違和感を抱いたことがあるなら読んでみてください。さくっと読めますが内容はとても濃いです。何度も読みたい。
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もう共感の嵐だった〜〜〜泣ける
私は去年盛大にビッグバンしたので、今は排出期ですね。
父親が完全にノノシラーでもう本当にイライラ。
くやしくてくやしくてくやしくて、怒鳴りつけたくなる気持ちめちゃめちゃわかるし(というか去年それがたまりにたまって爆発したのだが)、一方でいや世の中にはもっとひどい家庭もあるっていう比較や、ここまで〜してもらったしといった世間一般の親への感謝が当たり前の風潮の中にいると、自分の中では許せないことが沢山あるのに、憎い気持ちを親に持つことへの罪悪感に引っ張られることも共感。でも、積もり積もった納得できないことを、自分のメンタルのためにも、正々堂々と親のせいにする。これって本当大事。
育ちのいい家庭や世間的には、"親のせいにするなんて"、"愛あってのことじゃん"、って言う人もいるけど、その言葉に引っ張られないで無視することも大事。自分がどんなに辛かったかは自分だけのもので、それは他人にとやかく言われるものじゃないし、ちゃんと辛いって感じられることも大事なんだろうな。
「撒き散らさない」には結構モヤッたけど、要は手当たり次第撒き散らすんじゃなくて、まず被害者としての自分を受け止めて、ちゃんと自分が抱えてる不安と向き合って分析してみる、そんで撒き散らすなら適切な場所で撒き散らしてもいいってことなんかなと。
田房さんも現在進行形でまだまだ色々考えながら生きているんだろうな。
まぁとりあえず、連絡先と金銭的繋がりはは真っ先に断ったから、私はとっとと実家を出て親と顔を合わせることのない自分の暮らしを始めないと抜け出せないわ。関係するものを捨てるも実行していこうと思う。頑張ろう。-
私もここ数年コロナにかこつけて実家に帰ってません。家を出るのは大変良いと思います。お互い頑張りましょう!私もここ数年コロナにかこつけて実家に帰ってません。家を出るのは大変良いと思います。お互い頑張りましょう!2021/09/24
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2019/06/13
毒親シリーズ最新作
くるしみを作品にアウトプットできる人って、抑圧された人が多い気がする。
自分は幸運にもフリーダムにさせてもらったけど
自分がいつか毒親になるかもしれない
それが「愛」だと思い込むかもしれないというのは
頭の隅に置いておこう。
いつまでも「胎児」扱いするなんて、そんなのただの虐待だ -
最後のページのおまけ「おまもりシート」の中の、ある1枚を読んで思わず泣いた。自分の問題はこれなのか。
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読了。以前何冊かこの著者の漫画を読んだ。女の人は大変だと思うのと、自分も近いのではと思ったりした。今回は、一段大きい視点から観察し、考察されており、自分の人生に役立つように感じた。
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毒親育ちの著者が、親から受けた仕打ちに対しモヤモヤを蓄積させてきたが、親の価値観から抜け出そうと、もがく自分の姿を描いている。
漫画はシンプルなタッチだが、内容はディープでヘビー。
著者は怒り、葛藤、自分は悪くない、辛い自分をわかってほしいという思いで、周りに不安、自信のなさを撒き散らかす。
その状態が続くので、読む側ですら、この状態は、いつになったら終わるのか?というほどに、重くのしかかってくる。その状態を続ける方が余程「しんどい」ように思えてくるのだが・・。
周りに「撒き散らかす」のではなく、自分で対処する、その方法が著者の場合は、一旦親のせいにするという方法だという。
世の中、本人はそういうつもりはさらさらないだろうが、「撒き散らかす」人ばかりのような気もしてくる。
最後の方で、著者の世界の見方が変わったという、
同じものを見て人それぞれ感じ方が違う、それぞれの世界で生きているという表現が、とても腑に落ちた。 -
救われた言葉。「罪悪感は罠。」
親を嫌いだとか恨んでいるとか、例え人に話さなくても、そういう思考を持っているだけで罪悪感がありました。
自分の中に受け入れて良いんだと思えただけで、かなり心が楽になりました。 -
私も母との関係は良好とは言えない、と思っていたのだけれどそれはレベル違いのしんどさだった。