本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
本 ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784093887694
作品紹介・あらすじ
NHKスペシャルで話題のすごい自学ノート
手書きの「自学ノート」が、少年の今を見つめてくれる。27冊の「自学ノート」が、少年の未来を拓いてくれる――。
新聞記事の切り抜きを貼り、感想や調べたことを書き込む「自学ノート」を、小3の春から作り続けている高校生がいる。 子どもノンフィクション文学賞大賞を2度受賞、NHKスペシャル「ボクの自学ノート~7年間の小さな大冒険~」の放送で注目を集める高校生の「自学ノート」27冊をよりぬき公開。
「自学ノートはボクの歴史年表だ」「学校には悩みを共有できる人がいなかった」「自学ノートが出会いや体験を運んでくれる」――こんな青春、あってもいいじゃないか。
感想・レビュー・書評
-
小3から高校生になるまで自学ノートを書き続けてきた少年の話。興味のあるものを徹底的に掘り下げ、まとめている。彼には才能がいっぱいだ!今後の活躍に期待。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
以前NHKで放送されていた梅田君の自学ノートのドキュメント番組が、とても面白かったのです。
はじめは学校での時々の取り組みが先生からのコメントが嬉しくて、また、気になったことは調べずにいられない、これは性格なのか、本当によく色々調べ学習をするのです。
低学年でのノートは、テーマも自分の感想も学年相応なのですが、習慣づいた、というか、趣味の世界に入ってしまったころには、調べるジャンルも種類が増え、本を本当によく読む子どもだったのだな、と恐れ入りました。
この調べ学習の他に、色々な研究発表的な応募も毎年、作品発表のように時間をかけてコツコツ取り組み、本当にすごい!としか言いようがありません。
本人の好奇心が原動力となっているのがよく分かりますが、この自学ノートを通して、世界が広がり、沢山の専門家といえるような大人とのつながりもできていくのも、面白い。
本の出版の話が出たときも、どうやって一冊の本が作られていくのかを身をもって体験することが出来る!という理由で引き受けるのです。なんかもう、理由付けがすごいじゃないですか。
編集者の方とのやり取りの中で、今まで読んできた本を紹介するために、自分でピックアップするのですが、編集者に「マニアックすぎる。もう少し分かりやすい本を」と注文されるのです。
そして紹介された本は、ジャンルが幅広くて、アンテナを広く張っているのがよく分かります。
絵本から児童書、そして専門書につながりそうな本まで様々です。
本人の執筆も編集者の手直しはもちろんあるのでしょうが、素直さ、一途なところ、子どもらしさ、ワクワク、ドキドキが伝わってきて、また一つ一つのエピソードがとっても面白く、楽しく読めました。
きっと梅田君は、すごい大人になりそう! -
博士のFBより
【ある少年の“自学ノート”と福岡ハカセ】
11/31(土)の21:00~21:49(NHK総合)、
NHKスペシャル「ボクの自学ノート~7年間の小さな大冒険~」が放送されます。
昨年の「子どもノンフィクション文学賞」大賞作を基に描くドキュメンタリーで、自らテーマを見つけて学ぶ「自学」を小3~中3までの7年間、人知れず続けた少年・梅田明日佳くんの記録です。
少年時代、昆虫への愛を出発点にその生態を調べ、観察し、仮説を立て……と研究者の基礎を身につけたという福岡ハカセ。
そんなハカセの自然への憧憬が詰まったエッセイ『ルリボシカミキリの青』の一節を、番組内で取り上げていただきました。
かつての昆虫少年の想いは、明日佳くんにどんなメッセージを届けたのでしょうか。
番組放送をお楽しみに!
番組情報はこちらから⇓
https://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html...
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/46/2586208/index.html -
自学ノートとは、自主学習ノートのこと。子供が家庭で自主的に学習する目的で行われる。 著者は、この本の出版時点で高校生。小学3年生の頃から自学ノートを書き始め、高校の時点で23冊のノートを作成しており、その内容を紹介する。
NHKの番組で彼のことを知り、どんなノートを作成しているのか知りたくなって読んでみたがとても面白かった。新聞記事の小さな出来事や社会問題に興味を持ち、自分の視点で内容を掘り下げて考察し、意見や感想をまとめる。 大人でもなかなかできないことを、小学生の頃からやっていて正直すごいと思った。文章も上手いしユーモア もある。本人は理系志望とのことだが、ノンフィクション作家としての資質もあるのではないかと思う。好奇心、探究心を育て、行動に移すことや人との出会いなど、彼の自学ノートが彼自身を育ててくれた。北九州市という地方都市で長年暮らして、身近なところに図書館や様々な文化施設があり、地元出身の有名人に恵まれていたことも彼にとって幸運だった。普通は勉強に忙しくなると、継続できなくて挫折する事が多いが、彼には読んでくれる先生のコメントが励みになっていたのだと思う。サポートする人も素晴らしい。今でも自学ノートの習慣を続けていると言うが、その後の自学ノートも読んでみたいと思う。 -
図書館にて。
小1息子の自学の宿題、楽しくできないかな〜と思って読んでみた。
梅田さんの好奇心と行動力が素晴らしい、ほんとに。
そして、周りの大人たちが梅田少年の「知りたい」に全力で応えてくれる。そこも素敵。
でもきっとそれは特別なことじゃなくて、どんな大人もその用意はあると思う。
子どもたちが聞いてきてくれるのを待っているのだ。
子どもに、聞く勇気ときっかけを用意してやれる存在が必要なのだと思う。
その役目を果たしたいなと思った。
これを読み終わって、息子の自学は「たし算をしよう」から「気になる恐竜調べ」に変貌を遂げました。 -
自学始めた!
-
この方の自学ノートを見ていると何故かまた自学ノートやってみたいなと思う。
何事も極めた人を見ればやる気がみなぎるのだと学んだ。 -
その継続力に感服!
とことん追究したい子どもを育てたご両親と担任の先生方も素晴らしい!
実際の自学ノートをたくさん載せてあるので、どんなことを書いたらいいか分からない子どもたちへのアドバイスともなる良書。 -
2024/10/21
・10才に読んで欲しかったけどまあ読まんわな
・これはすごい。大人でもこんな毎日できないと思う。多少親の協力もあっただろうけど(写真印刷するとかね)やっぱり個人の資質というかやる気というかそういうものが必要とされるねえ。 -
以前テレビでドキュメンタリーを観たことがありました。自分の興味のあること、好きなことを、どんどん深く掘り下げていく…とても素晴らしいと思います。