新・ゴーマニズム宣言SPECIAL 台湾論

  • 小学館
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本棚登録 : 634
レビュー : 57
  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093890519

作品紹介・あらすじ

「日本人」とは何か!「国家」とは何か!この問題を解く鍵が、日本の遺産を守り継ぐ隣国にあった。李登輝前総統、陳水扁総統と、とことん話して見えてきたのは日本の危機だった。なぜ凄絶な"国産み"を続ける台湾を描いたのか。衝撃のラストこそ日本人への激烈なメッセージだ。

感想・レビュー・書評

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  • 日清戦争に勝利した日本は、台湾の割譲を受け以来、大東亜戦争の敗戦まで日本の統治下にありました。
    普通列強の植民地政策は、「略奪型」「搾取型」と言われていますが、日本の台湾統治は、「投資経営型」政策を取りインフラ整備等様々な投資を行うことにより共栄を図りました。決して、虐殺などというものは行われなかったのです。
    実は、27年前台湾の歴史を知らずして旅行をしたことがあります。その当時の印象は、何とつまらない所だということしか心に残っていなかったのです。
    何故、東北大震災の時に台湾が世界一日本に義捐金を送ってくれたのか疑問に思っていました。勿論、親日国であるということは知っていたけれど、今回「台湾論」を読み歴史を知り得たことは、台湾及び台湾人の日本に対する想いを受け止めることが出来ました。日本には既に死んでしまった価値観が、今も残る台湾に元々持っていた日本の価値観を求める旅をしたいと本書を読んで感じました。今度は、心の底から楽しめそうです。いざ、GO TO TAIWAN

  • なぜ親日の方がおおいのかよくわかりました。
    台湾の歴史を知るにはとてもいい本だとおもいます。
    より台湾のことが好きになりました。
    日台友好。

  • かつて日本が統治したことがあり、親日であるという程度の知識しかなかった台湾。賞味期限は過ぎているが、国としての成り立ちの歴史について詳しく解説されていて、改めて参考になった。何度か観光で訪れたことがあるが、確かに人々は親切だし、食べ物もおいしい。気候も暖かだし、いいところだと思う。地震や台風が多いのはちょっと難点だけど。政治的なことで言えば、大陸中国と日本の関係、その間で台湾とどう国と接していくかは極めて微妙で難しい問題。「日本と中国が仲良くできるはずがない。そのコンフリクトが台湾だ」という言葉は腑に落ちた。

  • 2014/01/23 読了

  • 再読。現在主権国家として認められてない(事になっている)不思議な立場の台湾。苦難の歴史の中で独自に発展し、また親日の立場の人も多い魅力的な国。またその台湾を知る事によって、失われつつある日本人の精神を考え直すきっかけとなった。震災時の暖かい支援、また今年のWBCでの礼は大変感動しました。201308

  • 台湾とはどのようなところかを知る
    一つのきっかけとして読了。

  • 台湾人が書いた「台湾人と日本精神」と併せて読むことで、日本人と台湾人の両方の視点で理解することができる。

    「日本人とはそもそもこういった民族なんだ」というアイデンティティ教育をするうえで、台湾統治の歴史は非常に良い題材である。

  •  小林よしのりらしい内容の本で,ある意味安心して読むことができます。 第1章~第7章が「SAPIO」に連載した漫画で,第8章~最終章が描き下ろしの漫画です。
     親日派の方たちと会って感じたことをまとめたのでしょう。戦前の日本にはいいところがあったのだ…という主張で貫かれていて,それはそれで,いいじゃないですか。ただ,台湾のアイデンティティーを求めていると思われる人たちが,日本語をペラペラしゃべっているという事実は,とても悲しく感じます。

  • 2000年6月から10月にかけてSAPIOにて連載された台湾論。

    著者の名前を聞くだにアレルギー反応を起こす人がいる一方、盲目信者もいる小林よしのり氏の渾身の作品。

    主義主張は別として、台湾の歴史風俗政治文化をわかりやすく説明しています。

    台湾を旅行しながら、夜ホテルで読み終えました。

    サヨク的な植民地時代は全て悪というステレオタイプな目線を外してこの著作を読んでみなければ、きっと何も得るところはないでしょうね。かといって、中華思想大嫌いとか戦争賛美論者、レイシスト、一般的にネトウヨという括りの人が本著を斜め読みしただけでも本質を置いてけぼりにしそうです。

    日本が台湾のインフラ整備にかけた情熱は、日本で忘れされれこそすれ、台湾では日本精神とともに今でも讃えられています。これは司馬遼太郎氏の「街道をゆく台湾紀行」にも同趣旨の記述があります。

    また、李登輝氏の叙述に大部を割かれています。そのために政治的に微妙な作品となっています。

    李登輝氏なくしては現在の台湾はなく、氏を中興の祖として正当な評価をしていると思います。

    台湾という国際政治の産んだ島を、笑いあり涙ありで読める作品だと思います。

    ただし、本作品だけでなく、複数の台湾の著述を読まなければバランスをとれないことを蛇足ながら補足しておきます。

  • 台湾のことをより知りたくなったので購読。李登輝氏と直接対談をし、その内容を詳細に記しているだけあって、彼を通した台湾の歴史観がよくわかります。日本ととても関係の深い国なのに、これまで関心を寄せなかったこと、勉強をしなかったことについて恥ずかしく思った。ただ、こういう本を読むにあたっては、筆者のイデオロギーも多かれ少なかれ当然含まれているので、批判的思考を持って読まなければならないと思う。また別の本で、台湾の歴史に対する理解を深めたい。

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著者プロフィール

漫画家。1953年、福岡県生まれ。『東大一直線』でデビュー。『おぼっちゃまくん』などのギャグ漫画が子供たちの間で大ブームに。1992年、『ゴーマニズム宣言』の連載スタート。思想エッセイ漫画という新ジャンルを打ち立て、1998年の『戦争論』も大ヒット。その他、『沖縄論』『台湾論』『天皇論』などヒット作多数。2018年、23年ぶりにかつて決別した『週刊SPA!』で『ゴーマニズム宣言』を復活させる。

「2020年 『ゴーマニズム宣言 2nd Season 第4巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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