小林よしのり 目の玉日記

  • 小学館
3.45
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本棚登録 : 197
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (170ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093890564

作品紹介・あらすじ

ある日、漫画家・小林よしのりの眼を白内障が襲った。徐々に見えなくなる日々、自己決定を理由に手術の先延ばしをする眼科医……。やがて右目が見えなくなった。それでも、漫画家にとって視力を失う恐怖に駆られながら、点眼薬で執筆を続ける日々。しかし、ついに両眼が見えなくなり、緊急入院することに……。手術は実はなんてことなかった。部分麻酔でレンズが入れられると突然視界が開ける。きっちりとした輪郭、原色で飛び込んでくる景色に作者が新しく見たものは何だったのか? ユーモア溢れる闘病記にして小林よしのり“新開眼”第一作。オール描き下ろしで発刊!

感想・レビュー・書評

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  • 『沖縄論』の繊細な線を描くのには目を酷使の苦労があった。小学生時分から「トイレに行くのが恥ずかしくて」水分を控えた生活習慣に長年の目への負担があいまって眼底の毛細血管が閉塞寸前。が医者によって診断が異なり「日本第二の名医」とされるP医師があまり頼りにならない(名医とは人によって違うと実感される)。視力は漫画家に職業生命でありスタッフ・出版社の生活もかかっている。手術が怖い、避けたいのは誰しも同じ(身につまされる)/名医は自由診療でブラックジャックのように高収入、たまに社会的意義ある人を無償とか出来ないか?

  • 出版社 / 著者からの内容紹介<blockquote>世にも珍しいエンターテインメント闘病記ある日、漫画家・小林よしのりの眼を白内障が襲った。徐々に見えなくなる日々、自己決定を理由に手術の先延ばしをする眼科医……。やがて右目が見えなくなった。それでも、漫画家にとって視力を失う恐怖に駆られながら、点眼薬で執筆を続ける日々。しかし、ついに両眼が見えなくなり、緊急入院することに……。手術は実はなんてことなかった。部分麻酔でレンズが入れられると突然視界が開ける。きっちりとした輪郭、原色で飛び込んでくる景色に作者が新しく見たものは何だったのか? ユーモア溢れる闘病記にして小林よしのり\"新開眼\"第一作。オール描き下ろしで発刊!</blockquote>漫画家の実体験だけあって、「光が眩しい、乱反射する」なんてのが絵で表されているのは画期的なことだと思う。どんな目の病気についての学術書でも、患者がこのように見えるというのは大抵言葉で表現されているのではなかろうか。それを絵にした功績はデカそう。そうか、白内障とはこういう世界か……というのがとてもダイレクトに伝わる。

  • 100円で購入。おもしろいところもあるが、日記マンガ、体験マンガとしては他にもっとおもしろいものもある。それにしても、小林よしのりは絵がうまくなったなあ。ゴーマニズムばかり読んでると、ついつい、内容に気をとられるが、絵は本当にうまくなった。東大一直線以来のファンとしては、感慨深い。------------------------2013/07/16追記。前につけてた読書録にも、当時の感想があったので、そっちも以下に書いておく。書いたのは、2010/1月。おもしろかった。ただ、漢方薬のところとか、自分の経験だけで話すのが、偏狭な気もした。しかしまあ、それも包み隠さず書いているのは正直なのかもしれない。""

  •  
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4093890560
    ── 小林 よしのり《目の玉日記 20060307 小学館》
     
    …… 世にも珍しいエンターテインメント闘病記
     ある日、漫画家・小林よしのりの眼を白内障が襲った。徐々に見えな
    くなる日々、自己決定を理由に手術の先延ばしをする眼科医……。やが
    て右目が見えなくなった。それでも、漫画家にとって視力を失う恐怖に
    駆られながら、点眼薬で執筆を続ける日々。しかし、ついに両眼が見え
    なくなり、緊急入院することに……。手術は実はなんてことなかった。
    部分麻酔でレンズが入れられると突然視界が開ける。きっちりとした輪
    郭、原色で飛び込んでくる景色に作者が新しく見たものは何だったのか
    ? ユーモア溢れる闘病記にして小林よしのり"新開眼"第一作。オール
    描き下ろしで発刊!
     内容(「BOOK」データベースより)
    「あんた、こりゃ見えないわ」眼科医のこの一言から、すべては始まっ
    た。オール描き下ろし“新開眼”闘病マンガ。
     
    (20131103)
     

  • 白内障と診断されたので、改めて昔読んだものを取りだしてきて読了。本書は小林よしのりが白内障を患い、いくつかの医者にかかり、最終的に手術して視力を回復するまでをマンガで描いたもの。よくわかった。

    手術はまあ想像するだに緊張で肩が凝りそうだ...

  • 白内障のはなし。

    身近で煩った人がいないわけではないけれど、あんまり知らなかったな~。
    こうやって読んでおくことは、早期発見につながるかもしれないと思いました。

    えーと、本人は気楽な読み物といってますが、実際は、気楽な読み物ではないです。テンションは、ゴー宣と一緒だから。
    まあでも、内容は考えるところ少ないか?

  • 闘病生活を漫画にするって斬新すぎる。白内障と緑内障両方にかかった作者自身の体験が漫画化された一冊。

  • コンタクトレンズを使っている身としては、おそろしくリアルな話で……。レーシック熱もすっかり遠のき、定期的な眼科への検診を欠かさないように心がける日々。そんなにひどいことになっていようとは、思いもしなかった。いつ見てもおそろしい。

  • 怒れる作家小林よしのりが、実際にかかった白内障と緑内障の闘病記。年の割りに早すぎる病気にかかったということだけど、それでも意外と年食ってたことにまず変な驚き。
    「面白おかしい本」を目指したと書かれていますが、やっぱり病気は病気なので、私に笑いはなかった。けれど例によって歯に衣着せぬ物言いが、さらっと実感こもって描かれていて、とても読みやすかったのもまた事実。ギャグマンガ形式だから読後感も悪くないしね。
    白内障がどんな病気がとてもよくわかります(少し重症例かもしれませんが)。高齢の日本人の半数近くがかかってしまうという話ですから、いつかのための相互理解という意味でも読んでおいて損は無いかもしれません。

  • ご存知『ゴーマニズム宣言』の(私の年代だと『おぼっちゃまくん』なんだけど)作者の闘病コミック漫画。
    右目が白内障、左目が緑内障と診断されたよしりんの視界はぎらぎら真っ白の「よくそれで仕事してたね」状態。
    それでもしばらく手術しない。
    ド近眼だけれどコンタクトレンズを目玉の上に乗せるのが怖い私にも、いつかはやってくるかもしれない眼の病気。
    よしりんの気持ちはちょっとわかるよ。

    作画 / 広井 秀雄・時浦 兼・岡田 征司・宇都 聡一
    ブックデザイン / 寄藤 文平・坂野 達也

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著者プロフィール

1953年8月31日生まれ。1975年、福岡大学在学中に初めて描いた漫画『東大一直線』が赤塚賞の最終候補で落選するが、雑誌に掲載され、大ヒットとなる。『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』『ゴーマニズム宣言』など話題作多数。
●主な著書
『新ゴーマニズム宣言10』(2001、小学館)、『新・ゴーマニズム宣言Special 台湾論』(2000、小学館)、『新・ゴーマニズム宣言Special「個と公」論』(2000、幻冬舎)、『ゴーマニズム宣言9』(2000、幻冬舎)、『朝日新聞の正義』(共著、1999、小学館)、『自虐でやんす。』(1999、幻冬舎)、『国家と戦争』(共著、1999、飛鳥新社)、『子どもは待ってる! 親の出番』(共著、1999、黙出版)、『ゴーマニズム宣言 差別論スペシャル』(1998、幻冬舎)、『 知のハルマゲドン』(共著、1998、幻冬舎)、『ゴーマニズム思想講座 正義・戦争・国家論』(共著、径書房)、『教科書が教えかねない自虐』(共著、1997、ぶんか社)、『小林よしのりのゴーマンガ大事典』(1997、幻冬舎)、『小林よしのりの異常天才図鑑』(1997、幻冬舎)

「1997年 『ゴーマニスト大パーティー3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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