新ゴーマニズム宣言SPECIAL 平成攘夷論

  • 小学館
3.68
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093890588

作品紹介・あらすじ

日本は悪意に囲まれている。大虐殺があったとされる南京攻略から70年の今年、中国、アメリカで関連反日映画が多数作られ、「慰安婦決議」など反日の嵐が日本に押し寄せている。こうした攻撃をよしりんが歴史の真実をもって返り撃つ。本書はいわば一家に1冊の「反日ゲーム攻略本」ともいえる。かつて吉田松陰も西郷も坂本龍馬もみな攘夷だった。維新後も日本人が「開国攘夷」の独立心を抱き続けたが故に、日本は欧米列強から一目置かれ、独立を全うできたのだ。だが、戦後の日本人は「謝罪恭順」にうつつを抜かし、そのツケが回ってきた。攘夷とは独立の志である。中・韓・米そして反日日本人ら「夷狄」の攻撃から日本を守る真実がこの本にある! 書き下ろし&全篇再構成・再編集の渾身の書!

感想・レビュー・書評

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  • 安倍首相は、オバマが広島を訪問した際の了解か年末に真珠湾を訪問するという(年内選挙はないらしい)。真珠湾の防衛は米海軍にとって’32年(日本、国際連盟脱退)(模擬演習でオアフ島付近から真珠湾艦隊へ航空機『奇襲成功』判明)以来の課題で、以来何度も演習が行われてきたが(12月7日もレーダーで探知したが演習機と誤解した)外交では《ハルノート》=最後通牒を突きつけたのに臨戦の緊張感がなかった…攻撃機一次150機、二次350機で艦船18隻撃沈、死傷者2400人余、戦闘機の約半数188機破壊。追加攻撃無しが悔やまれる

  • 大学時代ならば、称賛しスタンディングオベーションなのだが、私もいささか年をとり、いろんな本を読み、いろんなところにもいった(中国にも住んだ)。

    隣国や大国に攘夷!というのはわかるのだが、じゃあどうする?というのがわからない。日本はただ日本だけで存在しているわけではないので、もう少し建設的な見方をしなければならないのかもしれない。言っていることは十分わかり、その通りの場所もあるのだが。
    相手の立場になって考えてみるというのがないと難しい。
    それはもちろん隣国や大国にも言えることだが。

  • 2007年7月15日、初、並、帯無
    2013年4月8日、伊勢BF

  • 「戦争論」や「靖国論」とも重複する作品があったと思うのですが、小林さんの著作になれた人なら、彼の思想・主張について、惑うことなく、本作もすらすら読めると思います。

    外交が不得手、情報戦に弱い・・・
    なぜが外国の機嫌をとり、内政干渉を許す日本・・・

    本当にこれでいいのか?と小林さんは問い続けます。

    明治維新、列強からの干渉、先の戦争のときに先達がどんな気概を持って臨んだのか?
    それを知ると、「維新」という言葉が政治で踊る現況に軽々しさも感じたりします。

  • 読んだのは1年以上前かな。日本のプライドみたいなのをくすぐる一遍。だが、少しテーマが変わらない気もしてきた。日本の骨格構造はよくわかるのだが、次のリアリティのある一手がなかなか出てこない。
    悪くはないので3点。

  • 2007/07/14 購入
    2007/07/14 読了 ★★★
    2011/01/21 読了

  • ガツンときた。

  • 図書館の本

    内容紹介
    南京攻略から70年、日本はまたも「反日」に囲まれている。この本はよしりんが反日攻撃を歴史の真実をもって打ち砕く「攻略本」だ。攘夷とは独立の志である。平成の日本人よ、毅然と攘夷の心構えを取り戻せ!

    愛国心=軍事国家 だと数年前まで思っていたのですが、それはアイデンティティを侵略されていたのかといまさらながらに思う。
    外交ってすべての意味で戦いなのに日本人ってお人よし過ぎるんだよね。
    アメリカ、ソ連、中国、韓国、北朝鮮に対しては日本人はもっともっと厳しく対応すべきだし、台湾とは仲良くしなきゃだめだと思う。
    よしりんの意見がぶれないのはいいね。
    よしりんの作品(本、漫画両方)もうちょっと読んでみようと思います。

  •  作者はよく調べており、よく考えている。共感できる部分も多くある。しかし作者の提言するようにすれば日本は世界の中でどのように生きていくのか疑問も湧く。軍備を整えアメリカや中国のように戦争に訴えてまで自己のアイデンティティと利益を追求していくのか?

  • 読んでいて、知らないことがあまり無かったのでそこにまずほっとした。
    一応ここ数年の勉強の甲斐はあるようだ。
    自分が歴史を勉強しだしたのは、日本人なのに日本のことをきちんと知っているのか?
    という自問自答がきっかけだったが
    知れば知るほど日本という国が好きになる。
    そして今の日本のあり方に疑問が出てくる。

    日本の文化。
    着物、富士山、という安直なイメージだけではなく、精神。
    一番大事なそこが、崩れてきていると思う。
    だから、守ろうという意識もないし、守ろうというと右翼っぽいという煽動に騙されてしまう程度の
    頭しかない人が多い。

    私は、守りたいと思う。日本を。
    そのためには、自分で知らなければならないし、選び、学ばなければならない。

    意外と『攘夷』の意味を知らない人が多い。
    ちょっと歴史を知っていても、教科書だけでは
    攘夷=改革、正しい で、佐幕派は攘夷の意志が無い悪者扱い
    で覚えている人もいるので、
    この1章で攘夷とはなんたるかを学んだ上で
    本当の平成でいう攘夷とはなにかを考えるべきだと思う。
    私はブログなどで「今こそ一度鎖国するのが大事では」と書いてきたけれど
    やはりある程度愛国心のある人は、似たような考え方をするものなのかなと思った。
    本当に今こそ、きちんと考えて行動にうつさなければ
    日本は日本人の手で滅ぼされてしまう。

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著者プロフィール

1953年8月31日生まれ。1975年、福岡大学在学中に初めて描いた漫画『東大一直線』が赤塚賞の最終候補で落選するが、雑誌に掲載され、大ヒットとなる。『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』『ゴーマニズム宣言』など話題作多数。
●主な著書
『新ゴーマニズム宣言10』(2001、小学館)、『新・ゴーマニズム宣言Special 台湾論』(2000、小学館)、『新・ゴーマニズム宣言Special「個と公」論』(2000、幻冬舎)、『ゴーマニズム宣言9』(2000、幻冬舎)、『朝日新聞の正義』(共著、1999、小学館)、『自虐でやんす。』(1999、幻冬舎)、『国家と戦争』(共著、1999、飛鳥新社)、『子どもは待ってる! 親の出番』(共著、1999、黙出版)、『ゴーマニズム宣言 差別論スペシャル』(1998、幻冬舎)、『 知のハルマゲドン』(共著、1998、幻冬舎)、『ゴーマニズム思想講座 正義・戦争・国家論』(共著、径書房)、『教科書が教えかねない自虐』(共著、1997、ぶんか社)、『小林よしのりのゴーマンガ大事典』(1997、幻冬舎)、『小林よしのりの異常天才図鑑』(1997、幻冬舎)

「1997年 『ゴーマニスト大パーティー3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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