淡淡有情

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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093895910

感想・レビュー・書評

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  • 様々な糸を複雑に織り上げた一枚の織物のような物語。
    どんな言葉で感想を語っても、この物語の真実には届かない気がします。
    激動の時代、誠実で揺るがない理想を持った青年、養母との絆、ふたりの孤独。
    今では目にすることが難しいけど、ほんの数年前の実話です。

  • 大東亜戦争中に日本政府が実施した制度「南方特別留学生」の一人として日本に留学した一人のカンボジア人、ウォンサニット氏の生涯を描いたノンフィクション。ウォンサニット氏は「日本人より日本人」として生きたと言われる。現代日本人が忘れかけている日本人らしさとは・・・。

  • 日本人よりも日本人らしい南方特別留学生・ウォンサニットの生涯。
    淡々と書かれているが、二つの祖国を思う心に泣けました。

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著者プロフィール

平野久美子 (ひらの・くみこ)
作家。東京都出身。学習院大学仏文科卒業。編集者を経て1990年代末より執筆活動へ。学生時代から各国、特にアジアを巡り、その体験を生かして多角的にアジアと日本の関係をテーマに作品を発表。台湾の日本統治時代に関心が深く、取材を続けている。主な著作に『淡淡有情』(小学館ノンフィクション大賞)『トオサンの桜』(小学館)『中国茶 風雅の裏側』(文春新書)『水の奇跡を呼んだ男』(産経新聞出版、農業農村工学会著作賞)『テレサ・テンが見た夢』(ちくま文庫)『台湾世界遺産級案内』(中央公論新社)など。日本文藝家協会会員、一般社団法人「台湾世界遺産登録応援会」顧問。

「2021年 『牡丹社事件 マブイの行方[増補版]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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