この国を出よ

  • 小学館
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本棚登録 : 1977
レビュー : 300
  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093897297

作品紹介・あらすじ

誰が日本をダメにしたのか?「ユニクロ」はなぜ世界へ出るのか?そして、ビジネスマンと企業はグローバル社会でどう戦えばいいのか?2大論客が初めて語り尽くした"斜陽"ニッポンへの処方箋。

感想・レビュー・書評

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  • 日本という国自体の閉塞感、借金地獄になっている現実から目を背けている日本人が多く
    近年ビジネスに関してもイノベーションは起きていない日本。
    古典に学ばず、海外にも出ないビジネスパーソンは
    今後世界からますます取り残されていくはず
    その時代に警鐘を鳴らし、ビジネスマンとして生きていくために
    どのように生きていくべきか、考えさせられる本なので非常に価値がある
    偉大な経営者と名コンサルタントの話が交互に出てくるが
    今日からの行動にフィードバッグできる金言ばかりなので
    ぜひ一読してほしい。自分は行動を変えていくつもりである。
    (というか既に変えているので結局自分の考えを補間する意味での読書になったが)

  • ユニクロの柳井さんと大前さんが共同で書いた一冊。20代としてはイラつくぐらい現代の日本人の若者が海外に出て行かないことを憂いている一冊。個人的にはこの本を読んでコンゴにいく決意がまとまった本思い出の一冊

  • ありきたりな内容で目新しさはなかった。でも重要な事柄はいくつもあった。まだまだ大前氏から学べることは残っている。ロールモデルの重要性が語られているものの、周囲にいないという指摘も非常に的を射ている。しかも本書に書いてあることを助言してくれる上司や先輩は少なくなったと思し、同様に受け入れる若手も減った。それが日本や日本企業の現状だと思う。若い人からベテランビジネスマンまで本書を読み大いに反省すべきだろう。

  • 大前研一さんと柳井正さん、尊敬する二人の書だったので、思わず手に取りました。お二人が日本や日本人に抱いている危機感は私も共感しました。
    日本の破綻は差し迫っているというのに、この国の政治家もマスゴミもそして多くの国民もその危機感を全くもっていないように感じる。
    グローバルで戦えるビジネスパーソンになるべく自己研鑽に努めたい。

  • ユニクロを経営するファーストリテイリングの選考を受ける前に読んだ図書。国に出る、というよりは「ファーストリテイリング」という武器を用いて国を出るべし、という印象を受けた。確かに就職は大事。しかし、それを前提、というのは少しながら違和感を私が覚えたのは、間違いない。

  • 2人が指摘する、多くの日本の企業・自治体・個人が捉われている慢性的な「日本病」についての鋭い批判の眼差しは、3.11の震災後さらに緊迫するものとしてとらえられるべきだと思う。
    それは、内向き志向・慣習励行・予算ありき・表層的事象で満足すること・など、「変化出来ない」現代日本人の体質である。
    世界がよりオープンになっていく流れは止まらない。内に籠っていること自体がリスクであるということだ。 
    世界で・世界と勝負していくのに必要なものを全ての個人・組織が真剣に考えなければならないと思わせられる。

  • 日本の現状への危機感、行政⇒企業活動⇒ビジネスマンとしての個人を論じた著者二人の認識は、自身の最近のビジネス経験を通しても実感をともなうものだった。日本の政策になんともいえないもどかしさを感じていたが、本書をよんでより問題点が明確になった。グローバルで稼げる企業、人材が日本を見捨てないようにするための政策、制度が重要であり、日本経済が破綻した際にそなえて自身の行動を考える刺激を与えてくれた。

  • 経営コンサルタントである大前研一とユニクロ社長の柳井正の2名の論客による、日本再生のための要諦を示した本。

    本書が言いたいことは、正しくタイトルのとおり、「日本を出ろ」ということ。 何も日本を見捨てて外国に移れと言っているわけではなく、海外で勉強してから日本に戻れ、と説いている。
    900兆円の負債を抱え、経済破綻も間近な島国日本は、アジア圏の経済成長の波に乗れず、付け焼き刃的な経済政策を続けている。 過去の栄光にしがみつき、過去の成功手法に固執したばら撒き政策を続けている日本は正直言って未来はない。

    指摘されている点としては、
     ・日本政府の先見性のない政策
     ・グローバル化に立ち遅れた企業体質
     ・人材の育成の軽視
    となる。

    子ども手当や高速無料化など、政府が打ち出す政策は的を得ているとは思えない。 実際はそれらの政策がどの様な経済効果を導き出すか、シミュレーションが行われているのだろうが、これら政策の瞑想を見るに、やっていることが本質からかけ離れているように思える。
    シンプルに考えると、収入源を増やすために日本企業の体質強化を図れば良いのに、狭い日本国内での需要を喚起するだけに終わっているし、また子ども手当もその延長線上には次世代を担う人材の育成が本来すべきことなのに、弱者救済だけで終わっている。

    アジア経済の急成長には、海外留学をして勉強してきた若手が根底にある。 大前氏が他の著書でも再三訴えているとおり、海外の有名大学へ留学しているアジア人の比率をみると、圧倒的に日本人は少ない。 若い人材に投資をせずして次の世代に戦って行ける下地が出来るわけがない。 最近の若者は海外に出たがらないと言われているが、海外経験していないことが、大きなデメリットになるということは実感を持って理解できる。

    ちょっと他力本願ではあるが、この閉塞感を打破してくれるリーダーが出てこないものなのだろうか。

  • 大前氏とユニクロ社長・柳井氏との往復書簡のような体裁で(実際は対談が元になっているんだろうか)、現代日本の病巣をえぐり、解決の方向を模索する。

    第1行目から、「今や日本は、世界の荒波の中で、羅針盤も舵も失って、ただ沈没を待つだけの難破船のように見えます。」とガツンとやられる。警世の書なのである。

    私利私欲しかない役人、「次の選挙」しか見えない政治家、不景気や外圧の中で嘆くしかない企業経営者、気概も野望も夢すらも持たない生活者をヤリ玉に挙げ、単なるバラ撒きに堕した高速料金や高校授業料の「本当の姿」を説き、「消費税を上げるなら、その前に所得税・法人税をゼロにせよ」などの、極めて魅力的でインパクトある施策を提案する。そして日本の殻を破ることで再び日本に活力を、と鼓舞する熱くて重要な書なのである。

    冒頭の言を読むまでもなく、日本は、経済的にも世界の中でのポゼッション的にも非常な危機にあると思う。だが、心ある人がいくらそう指摘し、このような熱き書がいかに世に問われても、世の中はのほほんとして動かないように見える。長きにわたるこの「日本病」が治ることはあるのだろうか。無能な政治家や、その蔭でほくそ笑む官僚が癌よろしく日本が死ぬまでしゃぶり尽くすだろうし、なにより知恵や実行力、高潔な魂を持ったリーダーを、この國は(國民こぞって)ほとんど育てて来なかったのではないか。

    いっぺん沈没したら、それがわかるのだろうか。

  • 澁谷 ブックオフ

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著者プロフィール

1943年、福岡県生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、東京工業大学大学院原子核工学科で修士号を、マサチューセッツ工科大学大学院原子力工学科で博士号を取得。(株)日立製作所原子力開発部技師を経て、1972年、マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社。 以来ディレクター、日本支社長、アジア太平洋地区会長を務める。現在はビジネス・ブレークスルー大学学長を務めるとともに、世界の大企業やアジア・太平洋における国家レベルのアドバイザーとして活躍のかたわら、グローバルな視点と大胆な発想で、活発な提言を行っている。

「2018年 『勝ち組企業の「ビジネスモデル」大全』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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