「0から1」の発想術

著者 :
  • 小学館
3.89
  • (45)
  • (73)
  • (38)
  • (7)
  • (4)
本棚登録 : 708
感想 : 72
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093897631

作品紹介・あらすじ

これが「無」から「有」を生み出す思考法だ

【15の発想法】を身につければ、新しいビジネスアイデアが次々に湧いてくる!

大前研一氏が、イノベーションを生み出すための発想法を公開する。

ビジネス・ブレークスルー大学大学院で必修の「イノベーション講座」を待望の書籍化!

●SDF(戦略的自由度)
●Fast-Forward(早送りの発想)
●Idle Economy(アイドルエコノミー)
●Interpolation(中間地点の発想)
・・・・・・15の発想法により、新たな商品やサービスを生み出すことができるビジネスパーソンへと飛躍せよ--。

【編集担当からのおすすめ情報】
<近年、「国家」や「企業」の枠組みを越えた「個人」のアイデアと実行力ひとつで新しい商品やサービスが生まれ、社会が大きく変わるようになった。 今年もその傾向がより加速することになるだろう。ビジネスマン個々人が、商品開発でもエンジニアリングでも、あるいは営業でも、新たなビジネスを切り拓く能力が必要になる。無から有を生み出すことを「ゼロイチ」「ゼロワン」と呼ぶが、いま「0から1」を生み出すためのビジネス環境が激変していることを、まず知らねばならない。意欲と能力のあるビジネスマンにとっては大きなチャンスが到来しているとも言える>

大前研一氏は、そう語っています。
本書で「0→1」の力を身に付けていただきたいと思います。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 大前研一のビジネス発想法。

    1. SDF(戦略的自由度)
    人はネジが欲しいのか、穴が欲しいのか
    2. アービトラージ
    逆張りの発想、自分の会社を潰す方法を考えろ
    3. ニューコンビネーション
    水陸両用バス、カメラ付き携帯
    4. 固定費に対する貢献
    機械のシェア
    5. デジタル大陸時代の発想
    AG(After Gates)、サブスク
    6. 早送りの発想
    小さな兆しを早送りして来たるべき未来を想像
    (ソフトバンク、セブンイレブン)
    7. 空いているものを有効利用する発想
    シェアリングエコノミー(iモード)
    8. 中間地点の発想
    中間地点でのスイートスポットを見つける
    9. RTOCS/他人の立場に立つ発想
    自分が社長だったら、上の立場に立つ
    10. すべてが意味することは何?
    森全体を見た思考のジャンプ
    11. 構想
    コンセプト、ビジョン、他人が見えないものを

    ①感情移入
    徹底した思い入れ
    ②どんぶりとセグメンテーション
    シャンプーと銀行の顧客分類
    ③時間軸をずらす
    NVTを考える、BOTの手法
    ④横展開
    トヨタから学んだインディテックス
    スーパーマーケットから学んだトヨタ

    何回失敗しようが、最後の一回で成功すれば良い

  • 事業の作り方を実例を用いて紹介する本。
    起業や新規事業を作る際に参考になる。

  • 非常にわかりやすく、参考になる例が多くあった。とは言え実戦に移せるかといえば、ハードルが高いのも事実だがそれは私自身の問題ではある。

  • 感想
    周囲の、社会のそして自分の壁をぶち破る発想法。大量のインプットと観察力でシーズとニーズを結び、新たな価値観を提供し利益も生み出す。

  • 勉強会の課題図書として手に取った本。
    MBAを取得するための勉強を始めた今のタイミングで読めて本当によかったと感じる。

    本書は、ビジネスリーダーとして押さえておくべき15の発想術とそれを説明するための多数のケースをまとめてくれている。
    印象に強く残ったのは「アービトラージ」の項で、GEのウェルチ氏が「他社につぶされるくらいなら自社の事業部につぶされた方がましだ、自分の会社をつぶす方法を考えろ」と社員に命じたという話。
    これは「自分はこの会社、この業界を知っているという固定観念から脱して外に足場を設け、新鮮な目で見つめなおすことでしか、新しいアイデアは生まれない」というメッセージである。

    他にも参考になった発想術はたくさんあったが、本書でも繰り返し注意されていた通り、いずれも繰り返し使っていくことでしか磨かれないものなので、しっかりと自身の現場に転用して実践的な問題解決能力身に付けていきたい。

    【15の発想術】
    ■SDF(戦略的自由度)
    ■アービトラージ
    ■ニュー・コンビネーション
    ■固定費に対する貢献
    ■デジタル大陸時代の発想
    ■早送りの発想
    ■空いているものを有効利用する発想
    ■中間地点の発想
    ■RTOCS(他人の立場に立つ発想)
    ■すべてが意味することは何か?
    ■構想
    ■感情移入
    ■どんぶりとセグメンテーション
    ■時間軸をずらす
    ■横展開

  • エッセンスが詰まった良本 これが1400円(税抜き)で買える。
    現状及び課題認識:
    ・一個人が世界を変える時代 組織でなく個人として戦う時代
    ・国民国家の終焉。地域国家への変貌
    ☆「0から1」を生み出す11の発想法
    1.SDF:戦略的自由度(壁にぶつかったときに)
     ユーザーの目的(何を求めているのか)を考える
     目的を達成するいくつかの軸を設定する
     軸に沿ってどんなことができるのかを検討する
    2.アービートラージ(情報格差こそビジネス)
     情報格差でサヤを抜く、固定観念にとらわれず外からものを見る
    3.ニューコンビネーション
     組合せで新たな価値を提案する
    4.固定費はビジネスチャンスになる、
     限界利益=売上高ー変動費=固定費+利益
    5.デジタル大陸時代の発想
     5年後の生活、ライフスタイルを想像し、そこからサービスや商品に落とし込む
    6.早送りの発想-いかにカンニングするか
     参考:デロイトテクノロジーFast500
    https://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/about-deloitte/articles/news-releases/nr20210408.html
    7.空いているものを有効利用
     「働いていない」「使われていない」「空いている」ものを有効活用するために、ネットを使ってユーザーとサービスを結びつける。
    8.中間地点の発想-業界のスタンダードを捨てる
    9.RTOCS/2つ上の他人の立場に立つ発想
    10.What does this all mean?要するに何なのか?
    11.構想(あなたには何が見えているか?)
     ☆新たな市場を作り出す4つの発想法
    1.感情移入
    2.どんぶりとセグメンテーション
    3.時間軸をずらす
    4.横展開-他の業界こそ成長のヒントはある。
    おわりに 0から1の次は1から100を目指せ
    最後の一回で勝利すれば良い

  • 2022/6/8-15読了

  • ビジネスアイデアを発想するための有用なテクニックについて書かれた本。戦略的自由度や固定費に対する貢献の話ほ非常に勉強になった。

  • 戦略的自由度 
    ユーザーが求めているものはなんですか?
    アービトラージ
    固定観念にとらわれず外からものを見る
    空いているものを有効利用する発想
    もしもあなたが〇〇だったら、が思考を変える
    その時、注意点はデータを集めて考えること
    つねに職位を2つ上げて考えるスタンス
    横展開
    かんぱん方式

  • 消費者のニーズを正しくとらえる。
    情報格差を利用する。
    掛け算の組み合わせをする。
    稼働率向上と付加価値の両立。
    変化のスピードについていく。
    業界のスタンダードを捨てる。
    もし自分が、その立場だったら。
    全てが意味することは、何か。
    構想力。
    感情移入すること。時間軸をずらす。横展する。

全72件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1943年、福岡県生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、東京工業大学大学院原子核工学科で修士号を、マサチューセッツ工科大学大学院原子力工学科で博士号を取得。(株)日立製作所原子力開発部技師を経て、1972年、マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社。 以来ディレクター、日本支社長、アジア太平洋地区会長を務める。現在はビジネス・ブレークスルー大学学長を務めるとともに、世界の大企業やアジア・太平洋における国家レベルのアドバイザーとして活躍のかたわら、グローバルな視点と大胆な発想で、活発な提言を行っている。

「2018年 『勝ち組企業の「ビジネスモデル」大全 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大前研一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×