これからの世界をつくる仲間たちへ

著者 : 落合陽一
  • 小学館 (2016年3月28日発売)
4.07
  • (36)
  • (45)
  • (19)
  • (5)
  • (0)
  • 本棚登録 :452
  • レビュー :53
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093897648

作品紹介

これから世界がどう変わるのか、伝えたい

「コンピュータがもたらす新世界で輝くために、大切にすべきことがわかる一冊!」
Nakajin ( SEKAI NO OWARI )

* * *

著者・落合陽一氏は、28歳という若さにして、世界的にも「社会を変える」と見られている最先端の研究者だ。

2015年には、米the WTNが技術分野の世界的研究者を選ぶ「ワールド・テクノロジー・アワード」を受賞する快挙を成し遂げた。
月刊『文藝春秋』(2016年2月号)では「日本を元気にする逸材125人」に選ばれた。
「現代の魔法使い」と称され、「嵐にしやがれ」「サンデー・ジャポン」などメディアにも数多く出演、メディアアーティスト としても活躍する異才だ。

落合氏は、コンピュータが人間の生き方に根本的な変革を迫っているという。

世の中のすべてが変わる。

たとえば、これまでのホワイトカラーの仕事は、何もかもコンピュータに持っていかれる。
勉強していくら知識を得ても何の役にも立たない時代になる。

そんな世界で生き抜くためにどうすればいいのか。

落合氏は若者たちに熱く語る。
「魔法をかけられる側になってはいけない。魔法をかける人間になれ」と――。


【編集担当からのおすすめ情報】
「現代の魔法使い」と呼ばれる落合陽一氏。

「魔法」とは何か。

本書のプロローグには、こう記されています。

<スマホという小さな道具の中で、アプリを使いこなして便利に生きているつもりでも、それは誰かが作った「魔法」の世界を見ているにすぎないのです。(中略
現金を出さずにモノが買えるのはクレジットカードという「魔法」が作り出した世界で、多くの人は「店舗からクレジット会社が手数料を取って代わりに払う。
消費者はクレジット会社に後払いする」という「魔法のカラクリ」がわかっているでしょうが、スマホやコンピュータの進化で、世の中を動かしている「魔法」の仕組みを理解できず、ただ使っているだけの「魔法をかけられている人」が非常に多くなっています。
モチベーションを持ってコンピュータを下僕のように使う「魔法をかける人」になれるか、あるいは「魔法をかけられている人」のままになるのか。そこに大きな違いが生まれます。>

落合氏は、スマホのアプリや、SNSなどテクノロジーを単に「便利」と思って使っているうちは、「魔法をかけられている人」にすぎないといいます。
それでは、技術を操ることができる人に“奪われる”だけの人生となる。

それが嫌なら、「魔法をかける人」になれと説きます。

落合氏は、そんな近未来の姿を生々しく描き出し、そこで生きるための考え方をしています。

若い人たちにぜひ読んでもらいたい一冊です。
読めば、あなたの人生が確実に変わります。

これからの世界をつくる仲間たちへの感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 落合信彦氏の息子さんの本を読んだ。信彦氏は海外に出かけていって本を書いたわけだけど、倅の陽一氏はデジタル世界を旅して本を書いている。この違いは面白い。親子なんだから、1世代、時間にして20数年の時間経過しかないというのに、このふたりの書いている世界の違いの差が激しい。それだけ、この20数年の変化が激しい、ということなんだろう。

    お父さんの信彦氏の文章はサービス精神満点で、海外情報をまるでドラマを観ているかのように面白く読めた。対して、陽一氏の文章は、理系すぎて、私には、ちと読みにくい。サービス精神はあまりないと見た(笑)だけど、書いている内容はかなり高度な感じ。これからの世界を考えるためのヒントが盛りだくさん。

    キーワードは魔術という言葉。魔術または魔法というのは、オカルティックな意味での言葉の使用ではなくて「ある現象が起きているんだけど、理由がわからない、説明できないもの」という定義で使われている言葉。

    具体的には、その昔、火の使用というのはあきらかに魔術だった。火を使って、食べ物を煮たり焼いたりすると、食べ物の状態が変化するわけだけど、誰も変化する理由がわからない。まるで、火を司る魔法使いみたいなものが存在していて、不思議なチカラを行使している、としてしか、認識できなかった。それが20世紀になって「脱魔術化」の時代が始まった、と言われるように、あらゆる自然現象そして人間の神秘が科学によって、その魔術(と思っていたもの)の秘密、つまり世界の手品のネタをばらしてしまった。

    ところが、21世紀になって再び、新たな魔術が使われるようになった。それは人工知能のブラックボックスの中で日々新たに作られるデジタルな魔術。その昔の「火」などの魔術と違うのは、21世紀の魔術はコンピュータの中の黒いチップと一部の賢い人達が意図的に作った魔術だということ。その賢い魔法使いは、その魔法を求めている一般市民にお金と時間という対価を求める、というところ。

    で、陽一氏の考え方としては、今、すべての魔術の秘密を知る必要もないし、それは無理だけど、自分の専門分野をひとつでも、つくりあげて、その分野においては、どれだけニッチではあっても、魔術を行使できる魔法使いになるのを目指すべき、ということみたい。魔法というと難しそうだけど、他人にはどうやってそんなものが出来上がるのか、「すぐには」真似されない程度のスキルなり、情報、または発想を持つということ。実例として陽一氏は友人の起業例を紹介している。それはウナギトラベルという会社の事業アイデア。どんなことをしているかというと・・・・・・

    http://unagi-travel.com/
    これは面白い(笑)でも、これはすぐに真似されるのでは??????という気がしないでもないけど・・・まぁこの発想を生む感性というのが、魔術なのかな????

  • 情熱大陸で落合さんを見たが、やっぱりすごい。熱い。
    この人が何を考えているのか知りたくなります。

  • 気になっていた本がやっと読めたし、読んでよかった。落合陽一氏の考える「これから」が簡潔に表されている。たぶん、実際にどうなるかは重要ではなく、どういう心持ちで未来を迎え、自分自身がどうあるか、どう働くかが重要。私はこれができる=自分で選びとれる子供達を育てたいと思った。

  • 「魔法の世紀」読了後に読み、其方よりは内容的にも文章的にも読みやすかった。
    今後テクノロジーによるプラットフォーム化が進んでいくと、画一的で、単純な処理能力に頼る面はコンピュータに代替される。そのため、人が社会の中で生きる生存戦略として、Googleでインプット可能な浅薄な知識ではなく、もっと専門的な知識(黙認知)を持つことが重要でそれがプラットフォーム化しやすい社会の中で、自己を保つ支脚、アイデンティティとなる。

  • (半分読んで継続を断念中)前半のWindows95の体験やその描写については自分自身と重なる部分が多く共感できた。1章で記されていることについては、体系的な分析が秀逸になされており、納得感を得やすい整理であって、これは学者ならではの切り口であった。一方で、過去についての分析でしかなく後出しジャンケン感が否めなかった。ではこれからの将来はどうあるべきなのか、どう切り開くべきなのかを「スペシャリストを目指す」「専門性を高める」等抽象概念で終わらせている点が残念である。将来についての大きなビジョン、あるべき姿、その夢とそれに対する大局的なアプローチをどう取るべきかについて著者の視点が欲しかった。

  • 世界の変化をこれだけ明確に捉えられている人は他にいないと思う。専門性を高めて自分史を確立することが重要。定期的に読み直したい。

  • これからの時代を生きるために過去から今起こってること、未来へと続くことについてを様々な文献と照らし合わせ、一連の物語として語る。そして、そんな未来を生きるために必要な考え方を具体例とともに述べた興味深い一冊だった。

  • 『世界再構築!再創造的闘争』

    この本は僕にとって間違いなくバイブル。
    落合陽一さんと僕は同い年。
    彼はギターが好きだったのか。
    ニーチェにも深く触れていたのか。。

    おそらく、今後の世界はある種の闘争時代となるだろう。
    そこにはテクノロジーだけではない。
    その進化するテクノロジーの裏付けとなる哲学的なものがいかに重要か。
    いや、それは単なる文脈的世界を超越し、一般的に明白となる現実世界を感じることになる。
    これは僕が今回この本を読むにあたってより確信性を増した実感です。

    ますます落合陽一さんのアップロードしていく思考と物質的側面。
    乞うご期待と感じる次第。

  • 資料用

    コンピュータに負けないために持つべきなのは、根性やガッツではありません。コンピュータになくて人間にあるのは、「モチベーション」です。
    コンピュータには「これがやりたい」という動機がありません。目的を与えれば人間には太刀打ちできないスピードと精度でそれを処理しますが、それは「やりたくてやっている」わけではないでしょう。いまのところ、人間社会をどうしたいか、何を実現したいかといったようなモチベーションは、常に人間の側にある。だから、それをしっかり持ち実験する手法があれば、いまはコンピュータを「使う」側にいられるのです。
    逆に言えば、何かに対するモチベーションのない人間は、コンピュータに「使われる」側にしか立てません。スマホという小さな道具の中で、アプリを使いこなして便利に生きているつもりでも、それは誰かが作った「魔法」の世界を見ているにすぎないのです。(38-39p)

    『マトリックス』という有名な映画があります。
    あの作品では、まさに人間がコンピュータに支配され、発動機として使われる社会が描かれていました。人間はコンピュータの動力源となりながら、そうとは知らず脳の中でバーチャルな夢を見ているだけ、という設定です。
    僕の考える「デジタル・ネイチャー」の世界も、それと枠組みの上では大差ありません。コンピュータが力を持つ社会が経済合理性を突き詰めていけば、人間の介在する余地はどんどん減っています。つまり人間の個性はプラットフォームに吸収されていくのです。しかしながら、我々はバーチャルな夢を見るわけではありません。コンピュータと人の共進化によって、いままでにできなかった問題を解決し、知性が物理空間に及ぶ範囲をプラットフォームの外に、拡充し続けていくのです。(131p)

    重要なのは、「言語化する能力」「論理力」「思考体力」「世界70億人を相手にすること」「経済感覚」「世界は人間が回しているという意識」、そして「専門性」です。これらの武器を身につければ、「自分」という個人に価値が生まれるので、どこでも活躍の場に見つけることができます。
    何より「専門性」は重要です。小さなことでもいいから、「自分にしかできないこと」は、その人材を欲するに十分な理由だからです。専門性を高めていけば、「魔法を使う側」になることができるはずです。(178p)

  • 最近読んだ本の中で最高だった。
    繰り返し読みたい。

    本音を言うならば学生の頃に読みたかったと思う。
    是非若い人に読んでいただきたい。

全53件中 1 - 10件を表示

これからの世界をつくる仲間たちへのその他の作品

落合陽一の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
スティーブン デ...
ジェームス W....
佐々木 圭一
ベン・ホロウィッ...
伊賀 泰代
リンダ グラット...
有効な右矢印 無効な右矢印

これからの世界をつくる仲間たちへはこんな本です

これからの世界をつくる仲間たちへを本棚に登録しているひと

ツイートする