九十歳。何がめでたい

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 1211
レビュー : 207
  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093965378

作品紹介・あらすじ

待望の単行本がついに発売。実にめでたい!

『九十歳。何がめでたい』というタイトルには、佐藤愛子さん曰く「ヤケクソが籠っています」。2016年5月まで1年に渡って『女性セブン』に連載された大人気エッセイに加筆修正を加えたものです。

大正12年生まれ、今年93歳になる佐藤さんは2014年、長い作家生活の集大成として『晩鐘』を書き上げました。その時のインタビューでこう語っています。
「書くべきことは書きつくして、もう空っぽになりました。作家としての私は、これで幕が下りたんです」(「女性セブン」2015年2月5日号より)

その一度は下ろした幕を再び上げて始まった連載『九十歳。何がめでたい』は、「暴れ猪」佐藤節が全開。自分の身体に次々に起こる「故障」を嘆き、時代の「進歩」を怒り、悩める年若い人たちを叱りながらも、あたたかく鼓舞しています。

自ら災難に突進する性癖ゆえの艱難辛苦を乗り越え92年間生きて来た佐藤さんだからからこそ書ける緩急織り交ぜた文章は、人生をたくましく生きるための箴言も詰まっていて、大笑いした後に深い余韻が残ります。
ぜひ日本最高峰の名エッセイをご堪能ください。

















【編集担当からのおすすめ情報】
収録されたエッセイの中には、15年に大阪・寝屋川市で起きた中学1年の少年少女殺害事件や、16年に発覚した広島・府中市の中学3年生の「万引えん罪」自殺問題から、高嶋ちさ子さんのゲーム機バキバキ事件や橋下徹元大阪市長のテレビ復帰に至るまで、折々の出来事と世間の反応について歯に衣着せぬ物言いで迫ったものもあります。

とりわけそうした時評からは、怒れる作家と称される佐藤さんのあたたかな眼差しが心に沁み入ります。世間で論じられていた視点とは全く違う、佐藤さんならではの視点にも注目してください。

感想・レビュー・書評

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  • 言いたい放題なのですが、日頃おかしいぞ、なんだかなぁと思うようなことをズバリと切ってくれるので、痛快です。
    笑わせようとしている意図はあるかないかわかりませんが、あんまりにど直球なツッコミに思わず大笑いすることもありました。

    昔の人って媚びないし、単純だしで、今どきの繊細な若者にとっては、これでもいいんだって感じられるいい手本になると思います。
    体臭のある同級生に言い出せず、人生相談に持ち込む学生さんに、怠けているだけだ!とピシャリとひとこと。私は好きです。

  • あ~面白い!
    90歳を超えても、人はこんなに
    ユーモアたっぷり かつ、切れ味鋭く生きられるものなのね。
    『日本人総アホ時代』って・・・(爆)
    自分の言葉で闘い、自分の人生を切り拓いてきた愛子さんには
    今の軟弱な日本人の姿は歯がゆくてたまらないのだろう。
    愛子さんの容赦ないけど愛のある苦言を
    もっともっと読み続けたいと思った。

  • 痛快です!周りの気遣いと本人の思いのギャップ…大きな心で受け止めてほしい、ような。

  • 佐藤さんの率直なツッコミ(感想)が小気味良くて面白かったです(*^-^*)そりゃ、そう言いたくなるわな!と読みながら同意ツッコミをしてしまいました(*´-`*)ゞさらっと読めるエッセイ。

  • めちゃくちゃ笑って元気をもらいました。
    泣ける話もあって、一冊で人生の重みをズシッと感じました。
    両親へのプレゼントにもおススメです。

  • ベストセラーだけあって面白かった。
    マスコミ批判の切れ味最高!

  • 時事ネタ、人生相談と、小気味好く斬るのに共感しました。90歳のエッセイなので、ほのぼのさせるものを勝手に想像していたため、ギャップに驚いた。
    お前の勝手な想像があかんのや!と斬られてしまうか。。。

  • 話題だったので読んでみた。
    バッサリと切ってくれる感じが気持ち良い。
    こんな風に年を取れたらいいなぁ。

  • 昨年テレビでこの本の特集を見て気になって古本で購入。
    あとがきの、脳みそも使ってなければ衰えるけど、そうなっても使っていたらまた少しは動きだす、というような言葉が心強く思いました。
    私は、ぐうたらを好むので、ややもすると楽にぐうたらしてしまうけど、やっぱり動いてないと錆びれますよね。

    こんな軽快な文章を書いてみたいとふと思いました。

  • 九十歳を越えた方が書いたエッセイですが、読んでみると、年齢を感じさせない力強さがありました。

    佐藤氏は、猪突猛進で、人の何倍も闘争心があって、刺激の多い人生を送ってきています。なので、年齢に関係なくとにかくおもしろいエッセイでした。その一方で、九十歳だからこそ書ける部分もあるエッセイでした。文章からパワーをもらえたような気がします。

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著者プロフィール

大正12年、大阪生まれ。甲南高等女学校卒業。昭和44年、『戦いすんで日が暮れて』で第六十一回直木賞を受賞。昭和54年、『幸福の絵』で第十八回女流文学賞を受賞。平成12年、『血脈』の完成により第四十八回菊池寛賞、平成27年、『晩鐘』で第二十五回紫式部文学賞を受賞。平成29年4月、旭日小綬章を授章。近著に、『こんな老い方もある』『こんな生き方もある』(角川新書)、『破れかぶれの幸福』(青志社)、『犬たちへの詫び状』(PHP研究所)、『九十歳。何がめでたい』(小学館)などがある。

「2018年 『新版 加納大尉夫人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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