- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093965378
感想・レビュー・書評
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読みやすかったですが、感性が合わなかったかなぁ…
なるほどと思うところもあれば、うーむ…となるところも多々あって、色々と考えさせられる内容だったと思います。 -
テレビCMでの「いちいちうるせー」
というセリフしか残ってない。
感心して読んでたのに…なんでだろ -
九十歳がめでたいことではなくても、衰えないボキャブラリーと威勢の良さは素晴らしい。めでたい。
でも内容に関してはそんなに絶賛するほど?これがベストセラーなの?確かに九十歳のおばあちゃんがこんなにはっきりばっさり物言いをして、これだけ元気な文章を書くのはすごいと思う。そこに元気をもらったと言う人が大勢いるのもわかる(元気なの通り越してちょっと捻くれすぎだと思うけど)。でも、この本に書いてあることと全く同じようなことを常々思っている私には、ただの威勢のいい、うるさい文章でしかなかった。だって書いてあること、全部当たり前のことだもん。このエッセイを読んではっとする人、気付かされたことが多いと感じる人は、普段何を考えてるんだろうと思う。
もスもスのお話は笑っちゃった。 -
うーん、軽快な語りで、スカッと感はありこの著者に会ってみたくはなるけれど、
世代の差だろうか。価値観などに共感し得ない部分もありました。
けれどケアに従事していた者として、当時の私には自分の知らない先人の皆さまの築き上げた苦労や価値観、気持ちを理解しておく意味でとても気づきの多いエッセイでした!
私だったら、、90才まで生きてたとしたらこんな前向き、エネルギッシュなパワーを纏えないし、孤独死の淵で、涙を流してる気がしてならないですが、明るく生きねば、生きてる限り。
そんな確かな勇気も湧いた。 -
直木賞作家・佐藤愛子さんのエッセイ集。
1923年生まれ、たくさんの苦難を乗り越えてこられた佐藤さんの意思の強さが随所に感じられる一冊だった。
基本的には、若輩者として「勉強になります!」とならなければならないのだろうが、中々私の価値観では理解しがたいエピソードが多く、本書の佐藤さんのメッセージに対して素直に受け取ることは出来なかった。
また、「心配性の述懐」で著者が述べている寝屋川の事件は、私も忘れたくても忘れられないほど残虐な事件だと記憶している。
ただ、(街の明るさは別として)夜遅くに子どもを外出させるかは時代の流れという言葉で片付ける事案ではなく個人の環境によるのだろうと考えていて、時代が何十年前であろうが現代であろうが九時に子どもを外出させない親はさせないし、平気で外出させる親はどの時代でもさせるものだと思う。実際、私の親は私がどれだけ携帯電話を使いこなしていようが、常識的な時間帯にしか私を外出させなかった。
私が年老いた頃には、現在と比べ物にならないくらいに世の中は発達しているはず。そんな中で、平成生まれである自分からして馴染みのない物であっても選択肢のひとつと言った感じで(ひとまず)受け入れられる人になりたいと思った。 -
90歳のおばあちゃんのエッセイ。
ほっこりするエピソードなのかなと思いきや、世の中をぶった切りまくる。情け深い一面もあったり、ユーモア溢れた内容で佐藤愛子さんがどのような人なのかよくわかる。
自分は世の中グレーにしたって構わないこともあると思うので、ここまで言い切られると疲れちゃうなぁと思うところもあり、なかなか読み進められなかった。 -
怒るエネルギーが元気の源ね。
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このところ、しっかりした内容の著作を読む精神力が衰え切っていてダメですね。佐藤愛子さんには大変失礼な物言いで申し訳ありません。さらに、お歳のことを言うのは益々無礼の上塗りになりますが、90歳を越えてこれだけの文章を書き続けるエネルギーには本当に驚かされます。私は読むエネルギーすら心もとない状況で、情けない限りです。