吉祥寺デイズ: うまうま食べもの・うしうしゴシップ

著者 :
  • 小学館
3.59
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本棚登録 : 72
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093965422

作品紹介・あらすじ

大人の愉しみがたっぷり詰まったエッセイ集

<大学時代に住んでいた吉祥寺に戻って来て、早や二十年近く。その間、世界をまたに掛けた波瀾万丈の年月を送っていたのですが(ここ笑うとこです)、ようやく落ち着いた感あり、で、のんびりとした吉祥寺デイズを送っています。>(本書「日々は甘くて苦くて無銭なのに優雅」―あとがきに代えて―より)。

美味なる食べものやお酒、夫婦での旅行や友人たちとの語らいから、文学や映画、芸能ゴシップや政治まで――山田詠美さんが、人生で味わう甘露と苦露(造語)をすくい取ったエッセイ集がついに発売!

カラフルな幸せと共に日々を送るために知っておきたい大人の愉しみを全95篇収録。愛しいものが増えると、人生はこんなに愉しくなる!

(プロフィール)1959年生まれ。85年「ベッドタイムアイズ」で文藝賞を受賞、作家デビュー。87年『ソウル・ミュージック ラバーズ・オンリー』で直木賞、89年『風葬の教室』で平林たい子文学賞、91年『トラッシュ』で女流文学賞、96年『アニマル・ロジック』で泉鏡花文学賞、2001年『A2Z』で読売文学賞、05年『風味絶佳』で谷崎潤一郎賞、12年『ジェントルマン』で野間文芸賞を受賞ほか。


【編集担当からのおすすめ情報】
本書は、山田詠美さんが「女性セブン」に連載しているエッセイ「日々甘露苦露」から、とりわけ人気の高かった回を全95篇収録したエッセイ集です。「あとがきに代えて」には、<いまだ手書きで原稿用紙に向っている>詠美さんが、実際に使っている特製原稿用紙につづった直筆を掲載。本編と合わせて、こちらもぜひ楽しみにご覧ください。
また、装画は人気イラストレーター川原瑞丸さん。エッセイに登場する山田詠美さんご夫婦ほか、可愛いイラストの数々にもご注目ください。

感想・レビュー・書評

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  • エイミーによる、食べものを中心とした身辺雑記エッセイ。正直言って、最初の数篇は面白くなくて、こういう食べものエッセイなら別にエイミーじゃなくてもいいし、読むのやめようかなと思ってしまった。

    だがしかし! 例のベッキー騒動にふれたあたりから俄然本領発揮。テレビなどで見聞きした何それ?な言動への悪態が小気味よく、そうそう、こういうのを読みたいのよねと満足。ベッキーの「不倫」がイメージを裏切ったと言うけれど、まあそりゃあ人気商売としてまずいとは思うが、そんな指さして延々と指弾することなのか。

    「三十路過ぎた女にいったいなにを求めてるんだか」「恋なんで浅はかで軽率だから、そして、そこに分別のある大人がはまり込むから楽しいんじゃありませんか」「そもそも色恋の悦楽って、倫理から、どうしても逸脱してしまうままならなさにあるのでは?」とエイミー。はい、まったく同感です。

    私もご多分にもれずゴシップ好き。でもテレビのワイドショーは嫌いだ。なんであんなにしたり顔の正義ヅラなのか。これは叩いてもいいぞという対象(大体たいしたことないやつ。ショーンKとか。どうでもいいじゃん)を見つけたときなんか、実に嬉しそうに盛り上がってるけど、やってることは集団リンチとあんまり変わらん。

    自分にも野次馬根性や下世話な興味はあって(それはもうたっぷりと)、それが回り回ってワイドショーや週刊誌を成り立たせているのかもしれないが、ものにはやり方ってものがあるんじゃなかろうか。そういう感覚をエイミーにも感じて、共感するところが多かった。

    あと、これまた「そうそう!私もそう思う」と思ったのが、山尾志桜里議員のこと。あの方には「わ~イヤな女」という感じがまったくない。これは稲田朋美サンや豊田真由子サンを思い浮かべると違いがよくわかる。このお二人は(思想信条とか行状とか抜きに)どうにもダメだ。稲田さんは「オタサーの姫」だというのには、膝を叩いて大笑い。うまい!

  • タイトルに惹かれ、何十年振りでしょうか。山田さんの本を手に取りました。今まで小説しか読んでおらず初めてエッセイを読んでみたのですが・・・吉祥寺の美味しい情報が満載と思っていたのですが、なんだかゴシップネタばかり。食べ物の事も勿論、書かれておりましたがお刺身のツマのような扱い程度であったり、吉祥寺以外で食べた話とかばかり。あれれ期待外れ?と思ったのですが、サブタイトルを読み逃しておりまして、最後にようやく納得です。あー面白かったです。1周回って面白いを通り越し、2周回っても面白い、そんなエッセイでした。

  • 笑った。この人の書く文章、イキイキしてます。

  • アメリと恋する惑星が家宅侵入する不思議ちゃんが登場するもののオシャレ映画で成立。一方、福山邸で起きれば不思議ちゃん事件。エイミーに解説され同じだと改めて気づきました。

  • 山田詠美が連載している「日々甘露苦露」(女性セブン)というエッセイ集です。
    この人の豪胆な性格が各エッセイによく現れてます。ただの飲ん兵衛かと思いきや、適度に散りばめられたインテリジェンス。なかなかのバランスです。
    基本、時事ネタをベースに思いを綴ったり、過去を振り返ったり、予想外の方向に行ったり来たりと忙しいですが、それぞれ気軽に読めるので、スキマ時間を見つけて読み進めてはいかがでしょう。楽しかったです。

  • 914.6

  • 世界が違う人と思っていたけれど、今は、同じだ。

  • 内容はそれほどでもないが、詠美さんらしいこだわりが伺えるかな。

  • <怒>
    タイトルに惹かれて読んだが、明らかに"タイトル詐欺本"だ。おまけにひどい語り口で、他人の悪口ばかり書いている。これがこの作家の特徴なのかもしれないが、どうなのかなぁ。文中にわ(カッコ)が沢山使われている。こりゃどうにも読みにくくて素人っぽい。これで直木賞作家だってのわどうもね。でもまぁそういう内容がそぐわしい雑誌(女性週刊誌)への連載原稿なのだからわざとそのように書いている、と理解しておく。でないと直木賞があまりにも幼稚です!

  • 面白かった~
    食べ物の話し(おいしそうな料理おもにつまみ系)がいっぱい出てくる。もちろんお酒も。私も今度ホッピー飲んでみようかな。ノンアルコールだとは知らなかった。
    とろけるバターやチーズが大好きなら太るのはやむなし。
    そこも潔い。
    時事ネタ、芸能ネタも多岐にわたってぽんちゃん目線で語られていて楽しめたっす。

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著者プロフィール

山田 詠美(やまだ えいみ)
1959年、東京生まれ。明治大学文学部中退。85年『ベッドタイムアイズ』で文藝賞受賞。同作品は芥川賞候補にもなり、衝撃的なデビューを飾る。87年には『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で直木賞受賞。89年『風葬の教室』で平林たい子文学賞、91年 『トラッシュ』で女流文学賞、96年『アニマル・ロジック』で泉鏡花文学賞、2000年『A2Z』で読売文学賞、05年『風味絶佳』で谷崎賞、12年『ジェントルマン』で野間文芸賞、16「生鮮てるてる坊主」で川端賞を受賞している。その他の著書に『無銭優雅』『学問』『タイニー・ストーリーズ』『明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち』などがある。

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