逆説の日本史7 中世王権編(小学館文庫): 太平記と南北朝の謎 (小学館文庫 R い- 1-7)

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  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094020076

作品紹介・あらすじ

中世王権をめぐる戦乱の記をなぜ『太平記』と呼ぶのか?

日本歴史史上、天皇という王権がこれほどまでに激震した時代があったろうか。王権をめぐって天皇家と、武力をもってのし上がった足利氏との争乱には多くの謎が秘められていた。たとえば、なぜ戦乱の記を『太平記』と呼ぶのか? 「天皇家乗っ取り」目前に急死した足利義満は暗殺されたのか? その義満の野望を、金閣寺の奇妙な三層構造から解読するという大胆な手法を駆使した著者会心の歴史ノンフィクション待望の文庫化なる。

感想・レビュー・書評

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  • KiKi の日本史の知識の中でもっとも欠落しているのが「大正以降の近現代史」なんですけど、それに次ぐ欠落度合の激しい時代がこの室町時代です。(まあ古代史も必ずしも親しいわけじゃないんですけど・・・・ ^^;)  王朝文化華やかな平安時代と鎌倉時代では価値観から中心の場所まで大転換があったという意味で印象的だったし、織田信長という時代精神へのチャレンジャーもやっぱり印象的なわけだけど、足利政権っていうヤツはとかく影が薄い・・・・・というか、鎌倉幕府の延長線上にある覇者が変わっただけの政権っていう印象なんですよね。

    もちろん、京都観光の目玉である「金閣・銀閣」もこの時代だし、私たちが「純日本風」という言葉でイメージするあれこれの出発点がこの時代にあることは百も承知で、そういう意味では「文化史」的には興味深い時代だとは思ってきたけれど、政治史・経済史という観点に立った時、何となくぱっとしない時代だなぁ・・・・・と思っていたようなところがあります。

    何となくぱっとしないから興味を惹かないし、興味を惹かないから益々知らないまんま状態が放置されてしまいます。  又、戦後教育を受けてきた KiKi にとって皇統図っていうヤツはどちらかというと「知らなくても困らないこと」という範疇に入る知識だったように感じていたせいもあって、この時代のキーワードの1つ「南北朝の分裂」というヤツも単語としては知っていたし、その後の「南北朝合一」というヤツも単語としては知っていたけれど、これらの事件がどういうことだったのか?に関してはあんまり真剣に考えてみたことがありませんでした。  否、考察してみようと思ったことさえありませんでした。



    今回、この「逆説の日本史 第7巻」を読んでみて初めて、「これってひょっとしたら日本の歴史においてはかなり重大な時代だったのかもしれない」と感じた・・・・・というだけでも、この読書は KiKi にとって有益だったように思います。  正直なところ、これまで KiKi は南北朝分裂も南北朝合一も「天皇家」のゴタゴタであって、一般 People の生活にはまったく関係のない、政党内の派閥争いと大差ない出来事ぐらいの認識しかしていなかったようなところがありましたから・・・・・。

    まあ、このシリーズに書かれている仮説に関しては「なるほど、そういう見方もできるのか?」と思うことはあっても「そうだったのか!」とまでは感じたことのない(要するにどこか丸々信用することには躊躇いを感じる) KiKi なので、敢えてここでどんなことが書かれていたか?を参照する気はないんだけど、自分なりにもっと色々調べてみたいなぁと感じたことだけは事実です。

    この巻でもっとも印象に残ったのは 第5章: 「恐怖の魔王」足利義教(よしのり)編 で、足利将軍の中では初代尊氏、第3代義満、第8代義政、第15代義昭ぐらいしか記憶に残っていない KiKi にとってこの第6代義教という方に関しては正直な所名前さえ知らなかった・・・・と言っても過言ではないわけで、井沢氏のこの人物の評価が妥当なのか否かはともかく、彼が達成した業績に関しては一度別の書物でも確認してみたいなぁと感じました。

    そしてもう一つ、極めて印象的だったのが、「天下分け目の関ヶ原」という言葉に関しての記述です。  関ヶ原といえば、一般的には石田三成の西軍と徳川家康の東軍の戦いのイメージだと思うんだけど、実際には日本史上に3度、この場所で天下分け目の戦いが行われている・・・・・とのこと。  因みにその一回目が壬申の乱、二回目が南北朝の決戦たる「青野が原の戦い」、そして三回目が我々がよく知るいわゆる「関ヶ原の戦い」なのだそうです。  KiKi にとっては関ヶ原と言えば、家康勝利のあの関ヶ原か、そうでなければ冬場の東海道新幹線を遅らせる(豪雪のため)場所という印象しかなかっただけに、これはちょっとした驚きでした。  (もっとも、Wikipediaによれば、青野が原の戦いが行われた場所は大垣みたいだけど・・・・・ ^^;)

    さて、次は応仁の乱・・・・かな??

  • 室町時代といわれる「太平記」から義教までの話。
    義満の傲岸不遜な性格と義教への再評価が興味深かった。

  • ①②室町幕府の衰退と応仁の乱をメインに、戦国時代への移り変わりについて書いてあった。
    ③一揆について時代の価値観と一緒に考察してあり、わりと面白かった。
    ④室町時代にルーツをもつ、能や将棋や折り紙、華道、茶道などについての考察が面白かった。

  • 段々と戦国時代が近づき、ちょっとは馴染みがあるというか、そこそこ知ってる名前も増えてきた。足利尊氏、足利義満、などなど。
    とはいえ今回かなり推しになっているのは足利義教さん。そっかー、あんまり名前に馴染みないけど、そんな人もいたんやねぇ。そして信長と似ていると言われれば確かに、なんである。ここは信長の野望を時代を移して作れば義教さんも好感度上がるのでは。
    今や落ちぶれた足利家というか足利市だけど、いや失礼、かつてこれほど輝いていたのか!と思うと面白い。

  • 万人恐怖の足利義教に意義を見出している。

  • 独自の歴史観が面白い

  • ・日本人は和に絶対的の価値を置き、「話し合い」によって、「譲り合い」をし、物事を納めることを非常に好む。好むというより、これしか解決の方法を知らない。......外国は双方の原則をぶつけあい妥協点を探るのに対し、日本は双峰の感情を丸く納まるように場合によって原則を曲げることも辞さないこと。
    ・日本に合うように焼き直された朱子学→讓南北朝分裂的最大元兇(舶來品之不能妥協的原則),此外尊氏是いい人(不願和直義對決)、気前がいい(造成很多大大名),作者認為真正的政治家是要平定亂世,為此就算獨裁非情也應該給予正面評價。
    ・足利義満想取代天皇→奪取人事權,祭祀權,門跡寺院,北山第成為大內裏,相國寺的七重塔落慶大典。金閣寺樓層(公家-武家-中華信仰者)。後來被暗殺的旁證是朝廷追封上皇!
    ・信長的先驅足利義教,足利幕府(將軍只是代表,沒有絕對權力)中一位完成平定九州、鎮壓比叡山(他是前天台座主、青蓮院門主,因此比起當時歷次不斷反對的大大名們,更不害怕宗教權威)、鎮壓鎌倉公方者。並且干預大名家繼承,極力造成將軍家的獨裁地位,被暗殺也被汙名化。然而作者認為就政治家來說他是個出色的先驅者,只是日本史天生厭惡獨裁和權力集中,而要做到這一點就必須有「神がかり」,但是(人心)很容易有失控的危險。

  • 第7巻では、南北朝の動乱から足利義満、義教の治世が扱われています。

    著者は、政治的な非道を貫けなかった尊氏が、けっきょくは政治的な混乱を招き多くの人びとを苦しめることになったことを指摘して、政治的な業績と道義的な観点からの評価とを切り離し、冷静に評価をするべきだという主張を繰り返しおこなっています。

    ただ、こうした著者のような歴史の見方は、倫理についての歴史的相対主義に陥るか、あるいは倫理的評価を経験的なレヴェルから引き離してしまう形式主義を招いてしまうということにも、気を配っておきたいように思います。もちろん社会や歴史についての考察は、特定の価値や政治的イデオロギーへのコミットと関わりなく理解されるものであるべきですが、著者自身しばしば歴史の教訓から学ぶことの重要性を前面に押し立てつつ歴史の流れをたどっているので、読者の方にもこのような原理的な問題に直面することが求められているように感じました。

  • 本巻は南北朝から義満による南北朝合一、六代将軍義教による恐怖政治まで。「太平記」に関する小論編における、太平記の前半と後半が別の著者によるものである、という説、なかなか面白かった。著者いわく、前半は朱子学思想に貫かれており、後半は怨霊鎮魂を目的として付け足されたものなのだとか。
    南朝を正統とする考え方、現皇室が北朝の子孫であるのに何故明治政府がそのような立場をとっていたのかとても不思議だったが、著者は、怨霊鎮魂のため、と考えているようだ。確かに、そう考えると辻褄が合うが…。
    著者は、足利義教に信長とほぼ同じような功績があるのに、これまで歴史学者に評価されてこなかったことに憤っており、少しくどいくらいに義教の業績を褒めあげている。

  • 辞書持ち込み可の英語テストがあるように、年表持ち込み可の歴史テストがあればいいではないかと書いてあった。本当にそういう風に歴史を習いたかった!

  • これまで最もなじみの薄かった南北朝から室町幕府について実に分かりやすく、興味深い内容だった。天皇になろうとした義満、恐怖の魔王と呼ばれた義教、室町幕府を代表する将軍が共に暗殺されている事実(歴史学的にはそうではないようだが・・・)が衝撃であり、この時代を知る一つの大きな鍵だと思われる。

  • 筆者の持ち味の良さは、一級史料の豊富な中世以降の歴史考証のほうが生かされるように感じた。毒があった刺もとれ、暴走もほどほどに、安易に怨霊主義に至ることもない。特に仏教や中国古典への深い造詣、尊氏と直義からの絶対的権力と平和の関係の洞察、『大乗院日記目録』を例とした現代の日本史教育への批判の鋭さに驚かされる。

    第一巻のインパクトは強かったが、この第七巻はそれに続く面白さである。

    ・尊氏対後醍醐編
    ・『太平記』に関する小論編
    ・尊氏対直義編
    ・「日本王国」足利義満の野望編
    ・「恐怖の魔王」足利義教編

  • 粗いのだろうと思うが、面白い。足利幕府、南北朝。尊氏、義満、義教、後醍醐天皇。

  • (「BOOK」データベースより)
    日本歴史上未曽有の戦乱期、その記録をなぜ『太平記』と名付けたのか?“天皇家乗っ取り”という野望成就を目前にして急死した足利義満は暗殺されたのか?数々の謎を秘めた南北朝の世に斬り込む逆説の日本史シリーズ文庫、待望の最新刊。

  • 太平記と南北朝の謎

  • 足利義満、義教この二人に関しては、教科書以外、何の知識もなかった私に驚きをもたらした。

    やはり、このシリーズは、ヘタな推理小説より面白い。

  • 絶対権力が確立したとき、社会は平和になる。
    井沢氏の言うことは正しいと思う。
    足利幕府は諸大名の統制が取れずに戦国時代を招いた。
    反対勢力を徹底的につぶした徳川家康は300年の平和の礎を築いた。
    このように違う時代を比較する事で見えてくることがある。


    第7巻では、足利義満~足利義教の時代が書かれている。
    くじ引きで選ばれた将軍である義教が、織田信長の先駆者とも言える存在だとは知らなかった。
    また一つ勉強になった。

  • ご本人とその政治的主張は非常にクセがあり(マイルドに言って)、好き嫌いが別れそうですが、彼の通史は本当に面白い。「怨霊信仰+コトダマ+ケガレ忌避+和の精神」という日本人の宗教観をベースに古代史から現代までを新たな視点で考察しています。粗い・甘い箇所もあるけど掛け値なしに面白く、目から鱗。考えさせられます。

  • 1300年代初頭から1400年代中盤にかけての室町時代前期、南北朝時代についての巻である。
    太平記のタイトルに込められた作者の後醍醐に対する批判や、22巻を境に作者と思想が変わっていただろうとする井沢氏の持論には説得力がある。
    足利義教が目指した権力集中政策(恐怖政治)については、本書で初めて知った。歴史教育の中でもっと協調されてよい事柄である。

    目次
    第1章 尊氏対後醍醐編
    第2章 「太平記」に関する小論編
    第3章 尊氏対直義編
    第4章 「日本国王」足利義満の野望編
    第5章 「恐怖の魔王」足利義教編

  • どちらかというとわかりにくい室町時代の流れがよくわかる。優柔不断ゆえに強い幕府ができなかった尊氏、天皇になろうとした義満、信長の先駆けともいえる義教など。

  • 太平記~足利将軍家は、ボクの歴史知識から欠落してる部分なので、勉強になった。天皇になろうとした将軍 義満の下りは面白い。井沢さんの別著にあるのは知ってはいたが、未読なため内容は知らなかったが納得した。この人のことが歴史的に大きく取り上げられていないのは不思議。
    さて、もう一つ目から鱗だったのは、「天下分け目の関ヶ原」。関ヶ原といえば、一般的には1600年の石田と徳川の戦いなんだけど、実際には日本史上3度、天下分け目の戦いが行われているらしい。一回目が壬申の乱、二回目が南北朝の決戦たる「青野が原の戦い」、そしていわゆる関ヶ原。戦術上重要な地形というのはあるものだ。

  • 太平記と南北朝の謎

    ・足利幕府と南北朝Ⅰ
     尊氏対後醍醐編―戦乱を招いた天皇絶対国家の理想
    ・『太平記』に関する小論編―巻二十二の欠落が暗示する作者の正 体
    ・足利幕府と南北朝Ⅱ
     尊氏対直義編―幕府政治の確立を遅らせた兄弟ゲンカ
    ・足利幕府と南北朝Ⅲ
     「日本国王」足利義満の野望編―「天皇家乗っ取り」直前の不可解 な死
    ・「恐怖の魔王」足利義教編―「くじ引き将軍」が目指した絶対権力

  • 学校教育では、いささか影の薄い印象がある室町幕府。

    本巻では、天皇の後継者問題から発展した南北朝の混乱を、足利家を“議長”とする武装一族が、どのように収拾をつけたかを解説している。

    その過程で、権威はあるが武力(軍事力)を有しない、世界的に見て奇妙な体制である天皇制に挑み、史上初、天皇そのものになろうとした義満や、寺社勢力、鎌倉公方、南朝九州亡命政府などの巨大勢力に立ち向かい、あらゆる手でもって、それらを瓦解させた、くじ引きで選ばれるという数奇な運命を辿った義教の姿が生き生きと描かれる。
    信長の原型は、室町幕府にあった。

  •  あまり強くない南北朝と室町幕府前期についての知識を埋めるために読みました。予想以上に面白い。なにより、足利義満の天皇簒奪の狙いなど、教科書には書かれていないと思われる事項が多数あり、かつ読みやすい。

  • 怨霊、言霊、穢れから日本史を見据える《赤松正雄の読書録ブログ》

     日本史をおさらいするうえで比類なき面白本をようやく見つけた。歴史の書というよりも歴史推理小説といった方がいいかもしれない。かねてからの「歴史通」や、今はやりの「歴女」には、何を今更と言われよう。このシリーズが世に出てもう10有余年も経っているのだから。しかし、恥ずかしながらその存在を私は知らなかった。井沢元彦『逆説の日本史』1~12である。未読の方は、まず文庫の第一巻を購入されることをおすすめしたい。

     日本史を追う井沢さんのキーワードは、怨霊、言霊、穢れの三つ。彼はことごとくをこれで抑えていく。見事なまでに。彼にかかれば歴史学者は形無し。木っ端微塵にやっつけている。宗教の本来的な役割を知らずに、文献至上主義に陥ってることの弊害を事細かにまた繰り返し飽きもせずに説く。読んでる端から忘れがちな私のようなものには、まことにこれは助かる。しかし、この手法ではさぞかし正統な歴史学者や同業他者から嫌われよう。であるがゆえに、あまり世の中に評価されていないように思われるのは、著者ならずとも口惜しい。

     近眼の人が寝ぼけ眼に顔を洗ってメガネをかけた時のように、ぼんやりしていた歴史絵巻が忽然と姿を現すのは嬉しい限り。というのは少々ほめすぎかも。だが、古代から中世にかけての日本人たちにとっての、様々なる神社仏閣の存在や「和歌」の持つ意味が判明するのは大きな収穫であった。軍事について現代日本人がとかく敬遠しがちなのは、何も戦後に始まったことではなく、古代からの歴史に根ざした伝統であることを知ったことも大きい。

  • 後醍醐天皇

    足利尊氏

    足利直義

    足利義満


    南北朝時代に真っ向勝負を挑んだ作品。


    ちょっと重量感があるのが否めないけど、おもしろい!!

  • 新規購入ではなく、積読状態のもの。2007/11/17移動中の電車で読み始める。2008/2/9東京からの帰りの新幹線で読了。足利義教に対する考察が秀逸

  • 日本歴史学会に一言あり!な井元さんの逆説日本史シリーズ。50年も混乱が続いた南北朝時代。なのになぜ当時の記録史に太平記というタイトルがついたのか?天皇になろうとした将軍義満の政治家としての力量は?義務教育中の教科書にはほとんど触れられない将軍・義教。かれは信長より先に比叡山を焼き討ちし天魔王と恐れられた将軍だった!恥ずかしながら私も本書を読むまで知りませんでした。小説家が書く歴史ものはとても読みやすく面白いものです。

  • 自分、足利将軍で知っているのは初代・尊氏、三代・義満、十五代・義昭の3人でした…恥ずかしながら。
    5代将軍・義教を初めてこの本で知りました。そして衝撃を受けました。織田信長以上の魔王だった将軍・義教!!信長も秀吉も、家康でさえ天下統一事業は、足利義教の真似をしただけなんですねぇ。
    こういう人物がいたと云う事を抹殺している教科書って何なんでしょう??
    絶対的な権力を握らなければ、国の治安は維持できない。足利幕府は有力武家と対等の存在であり、決して徳川幕府のような絶対的権力を持っていなかった…それを改革し、足利幕府中心の国家を築こうとした義教の野望をとても興味深く読ませて貰いました。

    そして3代将軍・義満の野望…天皇になろうとした将軍。
    義満も、義教も目標達成寸前で死んでいる皮肉。
    「その人にとって最高のチャンスは、最大のピンチでもある」
    深い言葉です…。

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著者プロフィール

1954年、名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒業後、TBSに入社。報道局在職中の80年に、『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞を受賞。退社後、執筆活動に専念。独自の歴史観からテーマに斬り込む作品で多くのファンをつかむ。著書は『逆説の日本史』シリーズ(小学館)、『英傑の日本史』『動乱の日本史』シリーズ、『天皇の日本史』、『お金の日本史 和同開珎から渋沢栄一まで』『お金の日本史 近現代編』(いずれもKADOKAWA)など多数。

「2023年 『絶対に民主化しない中国の歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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