爆笑問題・太田光自伝(小学館文庫) (小学館文庫 R お- 21-1)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094022865

作品紹介・あらすじ

ご存知、「爆笑問題」の頭脳・太田光が"虚々実々"いや"虚虚虚実"くらいのノリで語り倒した自らの人生35年!太田の「自伝」はひと味違う。生まれた瞬間の描写から始まり、暗すぎる高校生活の16歳、鮮烈なるデビューの23歳、売れない時期を乗り越え復活の兆しをつかんだ29歳…。嘘のようなホントの話と、マジなようで嘘八百なネタ満載の"超娯楽的自伝"である。今まさに暗い青春時代を送っている学生・社会人さん、下積み中の芸人さん、「将来は息子を漫才師にしたい(したくない!)」という女性にまで役に立つ一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。太田光さんがどんな人なのか少し想像が膨らむ。
    0歳から35歳までの1年ずつについて対談形式で説明しながら進んでいく自伝。当然赤ちゃん時代から、小、中、高、大学、オーディションを受けて芸人として働いて...というところが描かれている。相方田中との出会いや田中への想いといったものも見える。特に、サンデージャポンのコメントや作家活動などを通して、お笑いの面白さだけでなく太田光さん自身の人間性が垣間見えるが、その背景にどんな原体験があったかを少しばかり知ることができる本だった。

    子どもの頃の話は嘘of嘘みたいな話が多くて笑えてしまうが、大きくなってからの話になるとなかなかしょうもないながらも正直な若者の気持ちが描かれており、おすすめ。

  • インタビュアーとの会話形式で振り返る、爆笑問題・太田光氏の0歳から35歳。

    これを書いている現在はソチオリンピック開催中で、スノーボードやフィギアスケートでテレビニュースは大盛り上がりだ。
    ツイッターやフェイスブックのSNSでは、”メダルを取れなかった選手を税金泥棒と批判するなんておかしい!がんばった選手は称えるべき!”という記事がたくさん取り上げられていた。

    たしかにがんばった選手をそんなふうに批判するのはよくないとは思う。でも、そんなこと言ってるひとはどこにもいない。
    がんばったけどメダルを取れなかった選手を称ええるために、存在しない批判者を否定しているのだ。

    別の何かを否定しなくちゃ何かを肯定できないなんて、すごく幼稚な思考だ。
    自国を団結させるためにわざわざ敵国を作って戦争をするようなもので、支離滅裂。

    太田光氏はどうだろうか。
    彼は自分の物差しで何でも評価する。そして気に食わないものは正面から批判する。それは何かを肯定するための批判じゃなくて、ただ自分の目で見て評価した結果。
    かっこいい。

    太田氏をかっこいいと評価するために、オリンピック選手肯定に熱くなっているSNS利用者を否定している、自分が一番幼稚だなあ。

    爆笑問題の『日本原論』が好きで好きで、太田氏の社会風刺が大好きで、時事ネタをマネするつもりでソチオリンピックの話題に触れてみたけど、うまくいかなかった。凡人にはマネできない。

  • 大学2年の夏頃から爆笑問題ラジオのPodcastを聞き始め、そこから太田光にハマりだし、今じゃ太田中毒に。
    彼の自伝や本を読むと、なんだか自分の嫌いな所が癒される。そしていつも、「いんだよ、無責任に自由にやるべ」って本当に励まされるなぁ。

    内容は自伝というかエンターテイメント風に仕上げている。たぶん太田さんは、普通に自伝を書くのではお金を払ってもらう人に申し訳ないと思ったり、お笑いをやってる人として普通に書くのは悔しかったんだろうな。

  • 太田光すき。

  • 自伝書かと思って買ったが、全然違いました。笑


    結論、太田光という人間の思考を知るうえではタメになりました。
    特にビートたけし、チャップリンの影響の大きさや「龍馬がゆく」をはじめとした本の影響の大きさを感じました。


    全体として、太田光氏がインタビュアーの質問に答えながら過去の話を脚色しながら展開している内容です。

  • この本は、爆笑問題の太田光さんが、生れたころから35歳まで、1歳ずつ振り返って、思い出とか考えていたことなどを対談形式で述べています。
     赤ちゃんの頃というのは、当然記憶がないわけなので、かなり太田ワールド前回でボケまくっています。私は別にそれも嫌いではないんですが、記憶がしっかりしてからの話の方が面白かった。小中高大の学生時代、ビートたけしなどのラジオから受けた影響、デビュー時、一回売れた後に仕事がなくなった日々、そこからの再ブレーク、奥さんや田中裕二さんとのことなどなど。
     この本をたとえるなら、『低空飛行でパワーをためて、一気にグーッと上昇する感じ』。(逆に分かりにくいかも?w)

  • この本は太田光のことを尊敬している自分にはたまらない本でした。太田光という人物が生まれてから今までどうやって生きてきたのか1年ごとに書いてある感じで、つっこみどころもあるけれどとても笑いながら読める本です。そして、この人は本当に天才だと思った。この人の人生を真似することはできないけれど、生き方や考え方は本当に尊敬することができ、見習いたいと思う。そして改めてこの人を好きになることができた本でした。

  • なぜか中国で真剣に読んだ。
    太田さんはなんだかんだであこがれです。

  • 面白い人。どこまで本当かわからないけど…。才能があるんだなぁ。

  • どこまでほんとでどこまで嘘かわかんない。

    太田光誕生から一年ごとに思い出をつづる形式。
    0歳から2歳くらいまでは絶対作ってる!!

    でも超面白いです。

    やっぱ天才なのねぇ。

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著者プロフィール

一九六五年埼玉県生まれ。八八年に田中裕二と「爆笑問題」を結成。二〇一〇年初めての小説『マボロシの鳥』を上梓。そのほかの著書に『違和感』『芸人人語』『笑って人類!』などがある。

「2023年 『文明の子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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