天皇になろうとした将軍(小学館文庫): それからの太平記 足利義満のミステリ (小学館文庫 R い- 1-11)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 186
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094023015

作品紹介・あらすじ

足利義満の秘められた野望を明らかにする

なぜ戦乱記を「太平」記と記したのだろうか? 後醍醐天皇の「遺言」に秘められたこととは。金閣寺に塗り込められた足利義満の「野心」。金閣「寺」の命名に秘められた義満「暗殺」の真相。義満暗殺の「実行犯」と「大文字焼き」の秘密…。日本史上かつてないほどの戦乱の世、下克上はびこる南北朝の時代とは現代の写し絵ではないか。"目からウロコ"の井沢流、歴史謎解きの冴えが光る。解説・吉村作治。

感想・レビュー・書評

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  • 小説かと思って読んだら違った
    足利義満の野望をクリアにした歴史的検証
    さらには義満の祖父尊氏と後醍醐天皇の関係
    太平記の大河ドラマは私も見ていたが
    尊氏の対応にイライラするところは確かにあった
    代表作「逆説の日本史」をはじめ
    数々の歴史検証をいつも楽しく読ませてもらっている
    その歴史検証作品の最初の一歩となった作品とのこと
    ここから現在の井沢元彦が始まったんですね
    南北朝の不可解だった部分が一気に解けました

  • 論理が明快で、かつ読み易い。これでより一層南北朝時代に興味を持つようになった。

  • 足利義満

  • ミステリーでもなんでもなく、普通に積み上げた歴史的証拠
    によって尊氏のとんでもない野望が、時を経て明らかに
    なっただけのこと。
    ミステリーなんてつけたら、小説みたいじゃないか〜

  • 足利義満の陰謀を論理的な推理のもとに描いたもの。リアルだし、おもしろい。歴史って、不思議ですよね、ホントのトコは誰にもわかんないものを推理していく作業ってチョット面白そう。
    逆説の日本史で有名な井沢さんの作品。

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著者プロフィール

1954年、名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒業後、TBSに入社。報道局在職中の80年に、『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞を受賞。退社後、執筆活動に専念。独自の歴史観からテーマに斬り込む作品で多くのファンをつかむ。著書は『逆説の日本史』シリーズ(小学館)、『英傑の日本史』『動乱の日本史』シリーズ、『天皇の日本史』、『お金の日本史 和同開珎から渋沢栄一まで』『お金の日本史 近現代編』(いずれもKADOKAWA)など多数。

「2023年 『絶対に民主化しない中国の歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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