ミカドと世紀末(小学館文庫): 王権の論理 (小学館文庫 R い- 7-1)
- 小学館 (1998年3月6日発売)
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感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094023114
作品紹介・あらすじ
日本人としてのアイデンティティを考える
いま日本にはグローバリゼーションの波が押し寄せている。本書は、「ミカドの肖像」で大宅壮一賞を受賞した作家の猪瀬直樹と「敗者の精神史」で大仏次郎賞を受賞した文化人類学者の山口昌男が既存の枠を超え、天皇制と日本人を論じた知的対談集である。また文庫版オリジナルとして、ダイアナの死をめぐる英王室についての特別対談を収録。天皇制や王制を論じることで21世紀に向け、日本人のあるべき姿が明らかになるはずだ。
感想・レビュー・書評
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対談よりも、お二方の著作を読むべし。
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王権は絶対的であるがゆえに内在する負の部分を担う道化的な存在をその影の部分としてあわせもつ。
明治帝と大正帝などの例に引きながら、イギリス王室などヨーロッパの王権のあり様とも比較し展開する話は面白かった。
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