PLATONIC SEX(小学館文庫)

  • 小学館 (2001年8月3日発売)
3.09
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Amazon.co.jp ・本 (344ページ) / ISBN・EAN: 9784094023961

作品紹介・あらすじ

100万人が共感し、感動したベストセラー文庫化!!

そうやって、生きてきた――。家出、援助交際、AV出演……。人気タレント・飯島愛が自らの過去を赤裸々に綴った自伝的エッセイ。100万部を超えるベストセラーを記録し、台湾語版、韓国版も発売。相次いでドラマ化、映画化も決定した話題作がついに文庫化した。本人によるあとがき、香山リカ氏、大岡玲氏による解説を加えた。

みんなの感想まとめ

人生の受け入れを求め、苦悩と向き合った一人の女性の物語が描かれています。飯島愛は、自らの過去を赤裸々に語り、家出や援助交際、AV出演といった衝撃的な経験を通じて、自己を探求する姿勢を示しています。彼女...

感想・レビュー・書評

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  • 父親との対立、家出、援助交際、整形、AV出演、そして中絶…。飯島愛さんが28歳の誕生日に出版した自叙伝はいろいろ考えさせられました。もしも自分が飯島さんと同じように、家庭の事情が原因でグレてしまったらと思うとゾッとします。家出して自ら死を選ぶか、たとえ死を選んだとしても、誰かに運よく助けられるか…。
    私の場合、家庭の事情はそんなに問題はないのですが、学校の事情に問題がありました。いじめが原因で東京の女子校に逃げたのですが、受験が終わってスッキリしたため、未来の事なんてまったく考えずに学校生活を送っていました。まさに「今日が愉しければいい」といったところです。だから、飯島さんが「今日が愉しければいい」という思いを抱く気持ちがわかるような気がします。
    エスカレーター式の学校だったため、高校受験をせずに高校生になったのが原因なのか、「受験なんてどうでもいい。私には関係ないわ」という思いが私の心のどこかにあったような気がします。だけどそれは間違いでした。再び受験しなければならなくなったのです。それが原因で親には口うるさく言われる始末だし、学校の授業と受験勉強のどっちを優先すればいいのかわからなくなるし…。それに、高2になった時には以前付き合っていた元友人と同じクラスになってしまい、その人達と修学旅行で同じ班になったためとにかく最悪でした。「もうこんな学校に行くのは嫌だ! 永遠にさよならしたい!」と思うようになり、とりあえず大学受験をすればどうにかなるだろうと思い、学校の授業と一対一の塾で受験対策を両立した生活を送りました。結果はかろうじて一校だけ合格し、東京の女子高校から埼玉の女子大学へ行く事になりました。本当は、東京の女子大学へ行きたかったのですが…。あの時点で勉強というものが嫌いになってしまったのが原因で、東京の女子大学に不合格したのかもしれません。まったく、勉強というものがわからなくなりました。
    話をそらしてしまいましたが、飯島さんの壮絶な過去を知って、とても他人事とは思えませんでした。もしかしたら、自分も下手したら飯島さんと同じ道を歩んでいたかもしれないと思ったからです。いじめが原因でグレる恐れだってあります。でも私は、表向きはいい娘で、裏向きでは悪い娘として生きてきたのです。要するに、家族や友達や教師の前ではいい娘で、誰もいない時は好き勝手な事をする悪い娘だったのです。それでも、何事もなかったかのように振る舞うのは楽ではありません。
    2008年の末に、36歳の若さで突然亡くなったという知らせを聞いた時はショックでした。彼女にはもっと生きてほしかったです。飯島愛さんのご冥福をお祈りいたします…。

  • 2018054

    飯島愛と言うひとりの女性の人生。自分以外のひとに受け入れてもらいたい、だから、自分も傷付ける。中学時代、両親にも受け入れてもらえず、非行を繰り返す。
    お金の存在は、彼女にとっても大きい。お金さえあれば、叶うこと。でも、過去は清算できないこと。時間が経たないと、わからないよねと思う。それでも、物怖じしない彼女の性格は亡くなった今も羨ましいと思う。

  • めちゃめちゃ知らない世界で…読んでいいんだろうか?という感じだった。お水の世界とか。飯島愛の中学時代、親などすごくびっくりした。

    2001.8.29

  • 普段なら全く興味を持たないたぐいの本ですが、この間、著者の飯島愛さんが亡くなったのを思いだし、手に取ってみました。
    彼女とは同年代です。親が厳しく、学校で2番の成績だったとき、ほめられるよりも、「なんで1番じゃないの!」と怒られたというエピソードは、私も全く同じ経験があります。私は全く逆の、真面目で地味な青春時代を過ごしましたが、時代が重なるので、懐かしさもありました。
    私と彼女がもっとも違うのは、彼女は人一倍寂しがりやだというところ。また、彼女のあらゆる努力の原動力が、その時点で好きだった男性への思いだったというところ。
    本の中に、彼女の恩人がマンションで謎の死を遂げたのを発見される話がありましたが、飯島愛さん自身の亡くなり方によく似ていて、びっくりしました。一人暮らしをしている人は、孤独死になる可能性があります。
    プロの執筆家ではないので、人に勧めるものではないですが、10代の頃から、世の中の裏の裏まで体験してきた彼女の本には、こなれた文章にはない重みがあります。太く短い人生でした。合掌。 "

  • たまたま実家の本棚にありました。おそらく妹が買ったのでしょう。
    普段なら全く興味を持たないたぐいの本ですが、この間、著者の飯島愛さんが亡くなったのを思いだし、手に取ってみました。

    彼女とは同年代です。親が厳しく、学校で2番の成績だったとき、ほめられるよりも、「なんで1番じゃないの!」と怒られたというエピソードは、私も全く同じ経験があります。私は全く逆の、真面目で地味な青春時代を過ごしましたが、時代が重なるので、懐かしさもありました。

    私と彼女がもっとも違うのは、彼女は人一倍寂しがりやだというところ。また、彼女のあらゆる努力の原動力が、その時点で好きだった男性への思いだったというところ。

    本の中に、彼女の恩人がマンションで謎の死を遂げたのを発見される話がありましたが、飯島愛さん自身の亡くなり方によく似ていて、びっくりしました。一人暮らしをしている人は、孤独死になる可能性があります。

    プロの執筆家ではないので、人に勧めるものではないですが、10代の頃から、世の中の裏の裏まで体験してきた彼女の本には、こなれた文章にはない重みがあります。太く短い人生でした。合掌。

  • 故飯島愛さんの壮絶な人生をまとめた本ですが、この本を出版した後の人生も壮絶だったなと思い返しました。
    女性の転落劇なのか、成り上がり劇なのか、読む人によって印象は変わると思いますが、強さと弱さが入り混じっている一冊です。

  • つらい。孤独感が伝わってくる。

  • ゴーストライター(そんなこと最初からみんなわかっている笑)も様々な世間の批判も、全部全部横に置いといてもっ、壮絶で面白い!

    基本的に、善悪のバイアスがスリザリン笑
    枠にはまらない生き方は好きだけど、賢明に考えて生きることの大切さをあらためて考えさせられたし、読んでいて普通に面白かった。

    最後の一説で、
    「愛されていることを実感できる人は、他人を愛することができる。私に大切なのは愛することだ。」 
    とあるように、 「飯島愛」と言う芸名の通り、すべてにおいて”愛”を大切に生きることが出来ていたのなら、よかったのにな。

    あとがきの、
    「私を助けてくれた全ての人に簡単な言葉だけど。ありがとう。私は今までそう心から感じたことは一度もなかった。」
    とゆう憂を帯びた文章が、彼女の道徳観念を育んだ環境の残酷さを物語っている気がする。

    それでも、もがいてもがいてもがき続けて生きてきた人間は強くてかっこいい。
    - どうか安らかに -


    ↓全然関係ないけど、この軽薄な会話すっき笑

    「すごい好きだから、うかつに手を出せないってこともあるかもよ。下手にセックスして大切なものを失いたくないって気持ちは、ちょっとわかるかな」

    「そんなやつが六本木で働いてっか?」

  • PLATONIC SEX

    著者:飯島愛
    発行:2001年9月1日
    小学館文庫
    初出:2001年10月単行本(小学館)

    この本の存在自体は知っていたが興味は全くなかった。100万部も売れ、映画やドラマにもなったことも知らなかった。最近、ちゃんとした文章(学者か評論家か作家が書いたものの中にこの本のことが出てきて、読んでみようと思い、ブックオフで他の本を注文するついでに見つけて購入。今後はどんな文章に出てきたのかもメモすべきだと反省。

    この本が出た当時は、まだゴーストライターの名前を「構成」として表示する習慣がなかったようだが、なかなか読みやすく、上手なライターが書いている。誰だろうか。

    飯島愛は2008年に独り暮らしの自宅で孤独死しているのが発見され、世間に衝撃を与えた。病死らしいが、死後何日もたっていたという。芸能界は引退していたが、まだ30代だった。この本を読み、彼女は本当に若い頃から〝活躍〟していたことを知った。厳格な父親、子育ての責任を果たすべく必死の母親。多くの習い事をさせられ、家では有島武郎の本を丸々一冊清書させられる。物差しでピシッと叩かれる。テストで良い点をとっても母親は褒めてくれず、○○ちゃんは何点だったの?と優等生といつも比較する。それでも、中学1年まではわりと真面目に勉強した。

    中2になり、歌舞伎町のディスコに出入りし始めると、繰り返し補導され、家出も繰り返すようになる。補導されると親が迎えにくるが、中3の時についに来ない日があった。初めて警察に留置されて一晩を過ごす。

    歌舞伎町に集まる少年少女たちは、仲間には優しいが大人や社会が大嫌いだった。兄とも弟とも父親が違う美恵子。学校を早退して帰ったら母親が見知らぬ男と寝ていた由美。遠足の弁当はマクドナルドの冷たいハンバーガーを持たされていた恭子。苗字が変わったのが嫌で学校へ行けなくなった理佐。昼間から家で酒を飲んでいる父に殴られていた誠一。給食費が払えずに集金の時間は1人だけ体を固くしていた絵理。手首を切った母親を何度も病院に連れて行った勇樹。愛人の娘だと学校でいじめられた綾。交通事故で両親をなくして親戚をたらい回しにされた隆・・・

    中2の時、ディスコの一角でビリヤードをしていたかっこいいタカに一目惚れ。彼は中3だった。男友達から紹介され、ラブホテル初体験。

    顔が腫れ上がるほど暴力を父親から受けた彼女は、タカの両親に同情され、家に転がり込むのを許された。2人で住みたいと思い、こっそり家に帰って通帳と印鑑を盗み、化粧をして大人のふりをして180万円をおろすことに成功した。タカの父親がちゃんと自立することを条件に家賃2万円のアパートを借りてくれた。2人でそこに住み始める。高校には籍だけあるが行かない16歳。2人は朝から晩までそこでセックス。そこへタカの父が乗り込み、こんなことならダメだとアパートを解約してしまった。そして、タカの実家に住むことに。

    ある日、タカと父親が修羅場となった。ヤバいと思った母親が110番通報した。警察が来ると自分もつかまり家に連れ戻されると思い、1人、こっそり逃げ出した。仲間たちのところに行くと、元々タカを紹介してくれた男の子がシンナーに酔って彼女を犯そうとした。危なかった。

    暫く転々としたが、湯島のカラオケスナックで働き始めた。日当1万円で、歌ったり飲んだり。客からは可愛いねとちやほやされる。楽しい毎日が3ヶ月続いた。やがて16歳にして六本木のクラブでホステスとして働くことに。みんな綺麗でとてつもなくお洒落、身につけているものが違う。彼女もクラブで稼ぎ、お金はその日のうちに遊んで使ってしまっていた。

    六本木をホステス仲間と歩いていると、ベンツのオープンに乗った男から声を掛けられ、食事に誘われる。石川秀之さん。30歳ぐらいで職業不詳。高級マンションに住み、そこにはソープ嬢の待合室のように女子が大勢いた。みんな彼に甘える。1ヶ月ぐらいすると一人で住めと言われ、目黒のワンルームマンションへ。

    六本木では週に最低1度は芸能人とすれ違う。お笑いだろうが、どんな不細工だろうが、有名人と寝たことは彼女たちにとって自慢話になった。

    年齢のことをチクられ、辞めざるを得なくなった。17歳にして、銀座のホステスデビュー。石川さんにつれられ、新宿2丁目へ。そこでは若い男子がウリをしている。借金があり、仕方なくしているのか・・・石川さんはゲイだった。ウリをしている男たちも、ストレートが多く、相手が男だとちゃんとお金を取るが、女の子相手だと一石二鳥だから8000円とかでOK。彼女はそのひとり、信一とつきあうが、セックス拒否の時が。事情を聞くと、淋病をうつされたとのこと。そういう人たちの間で最高の病院とされていたのが、中目黒の共済病院泌尿器科だった。そこへ連れて行く。保険証がない彼の診察料は2万円だった。

    信一は借金があってウリを続けざるを得ないというので、お金を出してあげる。すると、段々と要求がエスカレートしてくる。本当かどうか分からないが、彼女は決してしなかったオジサンと寝てもお金をつくって渡すように。そのうちの1人は、誰もが知っている大企業の代業取締役だった。白手袋をした運転手が運転するプレジデントで赤坂の由緒ある格式高いホテルへ。テーブルの上に300万円をごく自然に置かれた。「取っておきなさい」。その人には嫌悪感がなく、「パパ」と呼んだ。

    1990年冬、ニューヨークに1週間滞在する。ゲイたちの集まる体育館のようなところでのパーティ。全然違う世界が広がった。中学を出てから留学をしているレズビアンの日本人女性とも仲良くなる。自分もニューヨークに来ようと思った。

    帰国後、18歳でAV出演契約をした。3ヶ月間で1000万円。謝金返済やニューヨークへの軍資金でどうしても必要なお金。だから契約した。事務所の人に言われ、撮影前に整形もした。体中に包帯ぐるぐる。

    撮影が終わり、発売前にテレビ東京の深夜番組に出演することになった。親にばれるといやなので拒否したが、AVの宣伝だと思って出てくれと言われた。1回でたら、レギュラーになり、人気が出て来た。AVの撮影は3ヶ月で終了している。撮影の際、本番は嫌だと拒否するとあっさり認められ、前ばり撮影となった。しかし、テレビ番組でも評判になったため、あと3ヶ月AVの仕事をしてくれと言われる。そしたら1000万円上乗せするとの条件。合計2000万円。ひかれてOKした。

    AVの撮影は、カメラ、音声、監督、助監督、ADと男優だけ。10人にも満たないスタッフで、ホテルの一室で撮影された。最後のお約束である顔射は、卵の白身やオイルなどを混ぜて作った疑似精子をスポイトでとり、男優はそれを、ペニスを握る右手に持ち、さも実際に射精したかのように見せかけて顔にぶちまける。指で女優の口に押し込む。

    撮影が終わり、疲れて家に帰ってくると、一緒に住んでいた敏之君がいなかった。出て行った。なにもする気がおきない。敏之君とは結婚を決めていて、将来はニューヨークで暮らそうとも。1度、妊娠したが今は産めないからと彼女は中絶した。とても悲しい思いをし、敏之君もとても悲しんだ。次の子を育てる時には、最初の子の分まで育てようね、と。

    石川さんが久しぶりに訪ねてきた。体を求めて来た。彼は、本当はゲイではなかった。

    23歳。ちょくちょく実家に帰るようになった。父親と母親にビールを注いで一緒に飲む。母親が嫁に来たのは23歳、飯島愛を生んだのは24歳の時だったと知る。

  • 自分の子供心に目立つ女性だった印象はあるけど、優等生から落ちこぼれと波乱の人生を送ってきたのかと思うと、改めて人間って色々とあるんだなと思う。

  • 故・飯島愛の自伝。

    携帯小説みたいな感じなので読みやすい反面、性的・反社会的な描写があるのでその手の表現が苦手な人には不向きかも。
    自分は彼女の壮絶な人生が知れて、面白かった。

  • おもしろかった。
    なんかすごい人生やなぁ。こんな人おるんやなぁ。犯罪にはしらんくてよかったな、、
    子育て怖いわ
    子供褒めて育てよう。

  • 飯島愛さんのことはよく知らない私だったが、とても面白く読んだ。

    実体験に基づいて幼少期の非行時代から一人暮らし時代、芸能界時代に渡って余すところなく主観的に記述されている。
    その夜の世界っぷりが生々しくて危うく、未体験の出来事の連続に興味が寄せられる。

    何より良かったのは構成。最後には家族と仲直りしたことに安心感を覚えた……かと思いきや、母親が娘の非行時代に残していた日記が衝撃。
    まだ私は22歳だから親の気持ちってなんとなく分かり始めた程度だったが、想像を遥かに超えていた。
    まさに「人を傷つけるのならば自分が傷ついたほうがいい」に尽きる。

    ノンフィクションに勝るドラマはないってのを体現しているかもしれない本。

  • 親が厳しくてグレてしまった話。
    最終的にはav女優になる飯島愛だが彼女は昔よくタレントでも出ており、ハッキリモノをいう、派手な女性というイメージが強い。
    グレてしまってavに出たが、最後には親と会って和解したもハッピーエンドでこの本は終わる。

    この本で学ぶべき事は子供に対してあまりにも厳しい接しない。頑張った時は褒めてあげる。
    どんなにグレても人の心を少しでも残っていれば親と和解し合えることができる。
    最後に親の日記を読んで親の愛情を感じることができて親と和解するが、すべてが間違った育て方をしたわけではない事が分かる。
    キャバやavなど当時のぎりバブル世代に生きた飯島愛なので派手な生活をら伺えるが最後は人の愛情が大事だと気づいていた。
    彼女の師匠よべるお金があって結婚もして子供も生まれたけど離婚して、結局糒モノが手に入らなかったとある。
    やはり人間の気持が行き通うココロの部分はお金では買えないのだ。

  • 本棚の整理の際にふと手に取り再読。
    買った当時に読了したかどうかも不明なくらいだったけど、なぜか読みたくなり完読。
    ご本人がもういないと思うと、とても重みのある内容に感じれた。私がもしも親になって子供が思春期になったときにもう一度読み返したい。

  • プラトニック【Platonic】
    純粋に精神的なさま。特に、恋愛において、肉欲を伴わず純粋に相手を思うさま。「 -な愛」


    私が産まれた頃のお話。
    著者をよく知らないが壮絶な人生経験と思う

    現代で親や世の中に憎まれた子供たちは
    部屋に引きこもり、メンタル科に通い、
    抗うつ剤で頭がぼやけた毎日を暮らす

    果たして、どちらがマシなのだろうか。


    それは悩む本人にしか答えは出ない。

  • 親の期待に応えたかった子供。
    うちも、99点だと褒められなくて、さっさとそんなもんだと諦めて、時々くれる愛情にやっぱり良い子になりたいと考え直した。
    うちと彼女が違うのは、彼女は目に見える愛を与えられず、だからこそ愛が何だかわからず、だけど愛を諦めきれなかったところだと思います。

    うわ~、本当にピュアな女性だったんですね。

    ご冥福をお祈り致します。

  • H13.9.30と書いてあります。
    これを読んで、一番きになったところ。

    私は、ただほめてもらいたかった。
    父に、母に、一言「がんばったね」といってもらいたかった。

    保育の授業のときだったか、この部分などを抜粋して、児童心理学の本から、飛行に走る過程という関係図を抜粋して資料を作った。この本が流行った年か映画化された後だから、この本のタイトルはみんな耳にしたことがあるような状態のときに。
    とってもチャレンジャーな扱い方だったと思うけど、この二行のことばを共感するような…そして、この著者みたいに道を選ぶかもしれないと危惧するところもあって、無意識に選択肢を狭めて欲しくないと、関係図のように、流れを意識化してもらって、自らで因果関係を断ち切っていって欲しいと思っていた。成績を出せない親の関心を得られない…次の行動として子どもがどうするか…この選択肢を選ばないと自分で思っている人たちだろうと思っているからこそ、だけど、全く無関係でもないかもしれないって意識を持って欲しかった。

    読んですぐのときと、今とでは同じ本でも著者の状況が違う。

    今、思うことは、気になった部分で、思ったことは大事。
    分岐点として、いろいろあると思うけど、ありとあらゆる分岐点を全て同じ人が気づくって無理かもしれない。だけど、気づける人が、気づいてあげるって大事だと思う。それ以上進むのも一つだけど、進まないことも一つと、進まない選択肢を頭ごなしに伝えても逆効果ということをわきまえて、進まないことを勧めることができる人たちもいるはず…。ある意味では、生徒相談や心理学などを勉強するようになっていったスターターのひとつかも。

  • この本が、隅から隅まで著者本人の手によって書かれたのかどうか、その文章からは定かではない。
    文体や語彙からは、 大なり小なり、別の人間の手が入っているようにも感じられる。

    しかし、書かれた文章の端々から浮かび上がってくる、彼女の心の移ろう様子や、彼女と交わされたのであろう言葉の使われ方から、AV女優を経てタレントになった、彼女の道行きがほの見える。
    その意味では、文章のつづり方など、些細な問題に過ぎない。

    「わたしはいつも探し続けている。
    生まれた時からずーっと探し続けている。
    ピッたりと重なり合うことができるハートを作れる相手を」(P.315)

    唸るほどのお金も、誕生日を共にする沢山の知人も、彼女の中にある一番大きな欠落を埋めることはできなかった。
    その欠落を埋められるものを、果たして彼女は手に入れたのだろうか。

    彼女がこの世を去る前に、両親や友人との和解を経て、心の安寧を手にすることができていたとしたら、それは本当に喜ばしいことだ。

    「私が「愛」と呼ばれるようになったのはこの時からだ。私が十六歳になった秋。
    みんなに愛される子になるようにと、お店のママが源氏名を「愛」とつけてくれたのだ。」(P.83)

  • 飯島愛の本。
    まあ、こうゆうのもいいかなって感じ。

    こうじゃなきゃだめとか、こうあるべきとか
    こう思ってるんだとか、そうゆうのがないのがいい。

    友達の過去話を聞いてあげてる気分になった。

    字が大きい。

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