PLATONIC SEX(小学館文庫) (小学館文庫 R い- 22-1)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094023961

感想・レビュー・書評

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  • 親が厳しくてグレてしまった話。
    最終的にはav女優になる飯島愛だが彼女は昔よくタレントでも出ており、ハッキリモノをいう、派手な女性というイメージが強い。
    グレてしまってavに出たが、最後には親と会って和解したもハッピーエンドでこの本は終わる。

    この本で学ぶべき事は子供に対してあまりにも厳しい接しない。頑張った時は褒めてあげる。
    どんなにグレても人の心を少しでも残っていれば親と和解し合えることができる。
    最後に親の日記を読んで親の愛情を感じることができて親と和解するが、すべてが間違った育て方をしたわけではない事が分かる。
    キャバやavなど当時のぎりバブル世代に生きた飯島愛なので派手な生活をら伺えるが最後は人の愛情が大事だと気づいていた。
    彼女の師匠よべるお金があって結婚もして子供も生まれたけど離婚して、結局糒モノが手に入らなかったとある。
    やはり人間の気持が行き通うココロの部分はお金では買えないのだ。

  • 本棚の整理の際にふと手に取り再読。
    買った当時に読了したかどうかも不明なくらいだったけど、なぜか読みたくなり完読。
    ご本人がもういないと思うと、とても重みのある内容に感じれた。私がもしも親になって子供が思春期になったときにもう一度読み返したい。

  • プラトニック【Platonic】
    純粋に精神的なさま。特に、恋愛において、肉欲を伴わず純粋に相手を思うさま。「 -な愛」


    私が産まれた頃のお話。
    著者をよく知らないが壮絶な人生経験と思う

    現代で親や世の中に憎まれた子供たちは
    部屋に引きこもり、メンタル科に通い、
    抗うつ剤で頭がぼやけた毎日を暮らす

    果たして、どちらがマシなのだろうか。


    それは悩む本人にしか答えは出ない。

  • 親の期待に応えたかった子供。
    うちも、99点だと褒められなくて、さっさとそんなもんだと諦めて、時々くれる愛情にやっぱり良い子になりたいと考え直した。
    うちと彼女が違うのは、彼女は目に見える愛を与えられず、だからこそ愛が何だかわからず、だけど愛を諦めきれなかったところだと思います。

    うわ~、本当にピュアな女性だったんですね。

    ご冥福をお祈り致します。

  • H13.9.30と書いてあります。
    これを読んで、一番きになったところ。

    私は、ただほめてもらいたかった。
    父に、母に、一言「がんばったね」といってもらいたかった。

    保育の授業のときだったか、この部分などを抜粋して、児童心理学の本から、飛行に走る過程という関係図を抜粋して資料を作った。この本が流行った年か映画化された後だから、この本のタイトルはみんな耳にしたことがあるような状態のときに。
    とってもチャレンジャーな扱い方だったと思うけど、この二行のことばを共感するような…そして、この著者みたいに道を選ぶかもしれないと危惧するところもあって、無意識に選択肢を狭めて欲しくないと、関係図のように、流れを意識化してもらって、自らで因果関係を断ち切っていって欲しいと思っていた。成績を出せない親の関心を得られない…次の行動として子どもがどうするか…この選択肢を選ばないと自分で思っている人たちだろうと思っているからこそ、だけど、全く無関係でもないかもしれないって意識を持って欲しかった。

    読んですぐのときと、今とでは同じ本でも著者の状況が違う。

    今、思うことは、気になった部分で、思ったことは大事。
    分岐点として、いろいろあると思うけど、ありとあらゆる分岐点を全て同じ人が気づくって無理かもしれない。だけど、気づける人が、気づいてあげるって大事だと思う。それ以上進むのも一つだけど、進まないことも一つと、進まない選択肢を頭ごなしに伝えても逆効果ということをわきまえて、進まないことを勧めることができる人たちもいるはず…。ある意味では、生徒相談や心理学などを勉強するようになっていったスターターのひとつかも。

  • この本が、隅から隅まで著者本人の手によって書かれたのかどうか、その文章からは定かではない。
    文体や語彙からは、 大なり小なり、別の人間の手が入っているようにも感じられる。

    しかし、書かれた文章の端々から浮かび上がってくる、彼女の心の移ろう様子や、彼女と交わされたのであろう言葉の使われ方から、AV女優を経てタレントになった、彼女の道行きがほの見える。
    その意味では、文章のつづり方など、些細な問題に過ぎない。

    「わたしはいつも探し続けている。
    生まれた時からずーっと探し続けている。
    ピッたりと重なり合うことができるハートを作れる相手を」(P.315)

    唸るほどのお金も、誕生日を共にする沢山の知人も、彼女の中にある一番大きな欠落を埋めることはできなかった。
    その欠落を埋められるものを、果たして彼女は手に入れたのだろうか。

    彼女がこの世を去る前に、両親や友人との和解を経て、心の安寧を手にすることができていたとしたら、それは本当に喜ばしいことだ。

    「私が「愛」と呼ばれるようになったのはこの時からだ。私が十六歳になった秋。
    みんなに愛される子になるようにと、お店のママが源氏名を「愛」とつけてくれたのだ。」(P.83)

  • 飯島愛の本。
    まあ、こうゆうのもいいかなって感じ。

    こうじゃなきゃだめとか、こうあるべきとか
    こう思ってるんだとか、そうゆうのがないのがいい。

    友達の過去話を聞いてあげてる気分になった。

    字が大きい。

  • 普通

  • AV女優でタレントの飯島愛が、自身の半生を語った自伝的エッセイです。

    厳しい父と世間体を気にする母への反発から家出し、水商売から援助交際に手を染めるようになり、AV女優としてデビュー、さらにテレビの深夜番組に出演するまでの経緯が、赤裸々に綴られています。「愛」という名前の通り、愛する男たちとの出会いと別れに苦しむ姿も語られてはいますが、鬱陶しさや湿っぽさはあまりなく、テレビで見ていた、あけっぴろげでざっくばらんな著者の姿を思い出します。

    自分の居場所を求めて彷徨を続ける少女が、家族と和解し、長く続ける気などまったくなかった芸能界に自分の居場所を見いだすという締めくくりは、少しとってつけたような印象を受けたのも事実です。ただし鼻白むというほどではありませんでした。

  • 飯島愛の心の叫び、自分探し、今が愉しければそれでいい、と言ったような過ごし方。色々な男と出会い、夜を過ごし身体を駆け抜けていく。自分の性体験を隠すこと無く描いている。

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