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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784094026764
作品紹介・あらすじ
硫黄島に散った栗林中将が留学の地アメリカから息子に伝えたこと
昭和3年、軍事研究のためアメリカに留学した陸軍大尉栗林忠道が、幼い息子・太郎に書き綴った絵入りの手紙。その15年後、彼は総指揮官として赴いた硫黄島で玉砕する。留学先からの絵手紙と、戦地から娘・たか子に宛てた手紙、双方を初公開。子に対する父親の深い愛情とユーモアに溢れた文面から、軍人・栗林の人生の明暗ともうひとつの戦中史が見えてくる。監修・細木重辰(軍事史研究家)解説・枝川公一(ノンフィクション作家)
みんなの感想まとめ
子供たちへの愛情を込めた絵手紙を通して、父親としての栗林中将の人間味や戦争の悲劇を伝える作品です。アメリカ留学中に幼い息子に送った手紙には、日常の出来事や温かい思いが描かれており、戦地からの手紙では、...
感想・レビュー・書評
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映画「硫黄島からの手紙」とともに読みたい本です。
歴史に名を残す将は人間味にも溢れていますね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
愛嬌のある絵が素敵。
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実家に帰った際に父に勧められて読んだ。当時の子供への思いを書いた絵手紙にこころがあたたまった。また、当時の日本人から見たアメリカの感想も興味深かった。戦争に付いてあまり触れることがない今にあってこういった本を読むことは今の日本を相対的に見るのに重要な気がした。
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栗林中将といえば大東亜戦争時、硫黄島で玉砕したことで知られるが、タイトルにもある絵手紙とはイメージが結びつかず意外だなぁと思い本書を手に取りました。戦前にアメリカへ留学していた時に、まだ文字を読めない息子のためにととても多くの絵手紙を送っていた。アメリカでの何ということもない日常の絵手紙。そして戦中の硫黄島からの娘に宛てた手紙、そこには硫黄島での過酷な状況など綴られている。息子、娘、そして妻を思う優しい父親、夫を奪った戦争…二度と起こしてはいけない。その為にも平和ボケしている場合ではないと強く思います。
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映画「硫黄島からの手紙」では、ベースとなった本とクレジットされていた。
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新書文庫
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映画「硫黄島からの手紙」の主人公 栗林忠道中将がアメリカ留学中息子の太郎に送った絵手紙と、硫黄島から妻と娘に送った手紙です。
アメリカ留学中のお茶目な一面や、息子や娘を気遣う暖かい父親の姿が伺えます。 -
映画「硫黄島からの手紙」の主人公である、栗林中将がアメリカに留学していた時、幼い我が子「太郎」に宛てた絵手紙。
心優しい栗林中将の素顔が、映画の中で生かされている。「硫黄島からの手紙」を見た人は、この文庫も読んでほしい。 -
(2007.01.17読了)(2006.12.10購入)
話題の映画「硫黄島からの手紙」の原作と言うことなので、読んでみました。
250ページのうち210ページほどがアメリカ留学時代の自宅にあてた絵手紙でした。家族は日本に残しての留学で、自宅には4歳ほどの長男・太郎君がいましたので、絵が中心の手紙になってしまったようです。若い頃の栗林さんの将来の夢は、外交官か報道記者になることだったそうで、絵手紙は、報道記者としての資質が十分あっただろうことをうかがわせます。
硫黄島からの手紙は、長野に疎開していた、次女たか子さんへのものと、東京にいる妻へのものです。妻への手紙は、41通あるそうですが、掲載されているのは2通のみです。
映画の中では、回想シーンの中で、アメリカ時代の生活や太郎君にあてた絵手紙が紹介されています。でも、映画のストーリーは、この原作の中にはほとんどありません。
映画の振り返りとしては、この原作はほとんど役に立たないと言ってもいいのではないでしょうか。
映画の原作と言うことを離れて、一冊の本としてみる分には、結構楽しめます。1930年前後のアメリカでの留学生活の様子がよくわかります。
子ども宛の絵手紙なので、アメリカの子どもの様子や犬猫の話などもあります。アメリカにいても我が子のことが気になるのでしょう。
手書きの文字が読めないと□になっている部分が読めてしまいました。
29ページの「じいさんが□て」となっている部分は、「じいさんが今」です。
誤植と思われる部分も指摘しておきます。93ページの下段6行目から7行目、「アメリカの軍事と工業の繋がりはすばらしい。デトロイトの自つながり動車工場も・・・」は、「アメリカの軍事と工業の繋がりはすばらしい。デトロイトの自動車工場も・・・」と思われる。
著者 栗林 忠道
1891年7月7日 長野市松代町生まれ
1912年 陸軍士官学校入校
1915年 陸軍騎兵学校入校
1920年 陸軍大学校入校
1923年 陸軍大学校卒業
1923年12月8日 栗林義井と結婚
1924年11月27日 長男・太郎生まれる
1928年3月 アメリカ合衆国留学に出発
1928年11月 長女・洋子生まれる
1930年7月 帰国
1934年9月1日 次女・たか子生まれる
1944年6月10日 硫黄島に出陣
1945年2月19日 アメリカ軍、硫黄島に上陸開始
1945年3月26日 戦死
(2007年1月18日・記)
☆関連図書(既読)
「硫黄島の星条旗」ジェイムズ・ブラッドリー著、文春文庫、2002.02.10
(「BOOK」データベースより)amazon
昭和3年、軍事研究のためアメリカに留学した陸軍大尉栗林忠道が、幼い息子・太郎に書き綴った絵入りの手紙。その15年後、彼は総指揮官として赴いた硫黄島で玉砕する。留学先からの絵手紙と、戦地から娘・たか子に宛てた手紙、双方を初公開。子に対する父親の深い愛情とユーモアに溢れた文面から、軍人・栗林の人生の明暗ともうひとつの戦中史が見えてくる。 -
しばらく前からなんで書店でこんなに栗林忠道の本を見かけるのかと思っていたら、映画の関係だったんですね。そういや未読の本があったと思い出して引っ張り出してきたのがこの本。アメリカ留学中に幼い息子へと送った絵手紙をまとめたもの。硫黄島からの手紙を見ても子どもへの愛情は感じられますが、非常に面白いのは、子ども向けに送った手紙でありながら愚痴や揶揄までもが含まれたアメリカ社会への奇妙な視線だ。そして日本人の男同士でたまには日本食をと自炊する男たちの会話として「こんな頭のいらねえ事を毎日毎日しているから女なんてものは利口にならないんだよ」等という台詞まで入っていること……5歳の子どもに送る手紙か?と思う。欧米の習慣を学んだ人々の間でもこういう考えが当たり前であったことなどが垣間見え、その辺りも興味深い。
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