岐路に立つ君へ: 価値ある人生のために (小学館文庫 R ふ- 8-2)

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  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094028973

感想・レビュー・書評

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  • 手紙の様になっていて最初掴むまでは読みにくいと感じた。
    全体を通して、自覚している以上に常に自分が未熟なことを実感しないといけないと思った。

  • 単行本「価値ある人生のために - 若き友への手紙」飛鳥新社(1999/04)の文庫化(「岐路に立つ君へ - 価値ある人生のために(小学館文庫)」(2002/10)。
    人生の岐路に立つ若い人々へ贈るアドバイス(死んだ親友の息子への折々の手紙という体裁)。

  • 【本の内容】
    年長の友人を死の床に見舞った時、僕は厄介なことを頼まれた。

    彼の息子N君の面倒を見てくれ、「男の生き方」を教えてやってくれ、と頼まれたのである。

    こうして始まったN君への折々の手紙。

    「死者の視線とともに生きることぐらい大事なことはない」

    「就職をするのは簡単だ、でも仕事を見つけるのは難しい」

    「君が内定を得られなかったのは君自身の『存在』『価値』とはまったく関係ない……」

    就職、転職、独立、結婚など人生の岐路で悩む若者への真摯な言葉は、読む人に力と励ましを与えずにおかない。

    「人生」をほんのちょっとだけ真剣に考えてみよう。

    [ 目次 ]


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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 評論家の福田和也が、亡くなった友人の息子の「N君」に向けて書いた8通の手紙というスタイルの本で、若い人に向けて「仕事」や「世間」、「人生」についての著者のメッセージが示されています。

    あるときは、就職で苦しむN君に「いかに生きるか」が人生で一番大事なことだと語り、またあるときは、「世間」が自分を容れる場所は非常に狭いということを知ることは大切だと諭します。仕事を通して社会と渡り合うタフさを身に着け成長していくプロセスに応じた励ましの言葉が並んでいます。

  • 結構好きな本。福田和也が説く「男の生き方」。何度か読んでいる。

  • 進路選択に悩んでいたとき、先輩が黙って貸してくれました。生きることの意味から、働くということにどのような価値を見出していくか、ということを慶応大学の教授である著者が手紙形式で綴ります。大変読みやすく、また再び読み返したくなるほど奥が深い。就職で悩む若者、ぜひ。

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著者プロフィール

1960年、東京都生まれ。批評家。慶應義塾大学名誉教授。『日本の家郷』で三島賞、『甘美な人生』で平林たい子賞、『地ひらく――石原莞爾と昭和の夢』で山本七平賞、『悪女の美食術』で講談社エッセイ賞を受賞。

「2023年 『保守とは横丁の蕎麦屋を守ることである』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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