ドリアン魂 (小学館文庫 R と- 4-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094030211

感想・レビュー・書評

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  • 高校生の頃、ラジオで聞いてから、何となく好きになって、それから古本屋で見つける度に、著書を購入し、挙句、CDも購入している程だ。本の大半は詩なのだが、本人が暗黒と称する放送作家時代の話が最後に載ってあり、一見の価値ありである。また、冒頭も詩ではない。世の中の欺瞞をバッサバッサ斬っている。「夢」「成功」「正義」「修行」これらは、くだらない大人が植えつけた“綺麗な若者像”。何ものにも刷り込まれていない感覚をこそ、時にアナーキズムと呼ぶのかも知れない。

  • 凄まじい人生だと思います。

  • ラジオから、なんだか暗くて、泣き入りそうな深刻な声が流れてきた。その十四の春、ぼくはドリアン助川というひとを知った。無骨で不器用な声が、いまだ消えない。

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著者プロフィール

ドリアン助川 訳
1962年東京生まれ。
明治学院大学国際学部教授。作家・歌手。
早稲田大学第一文学部東洋哲学科卒。
放送作家・海外取材記者を経て、1990年バンド「叫ぶ詩人の会」を結成。ラジオ深夜放送のパーソナリティとしても活躍。担当したニッポン放送系列『正義のラジオ・ジャンベルジャン』が放送文化基金賞を受賞。同バンド解散後、2000年からニューヨークに3年間滞在し、日米混成バンドでライブを繰り広げる。帰国後は明川哲也の第二筆名も交え、本格的に執筆を開始。著書多数。小説『あん』は河瀬直美監督により映画化され、2015年カンヌ国際映画祭のオープニングフィルムとなる。また小説そのものもフランス、イギリス、ドイツ、イタリアなど22言語に翻訳されている。2017年、小説『あん』がフランスの「DOMITYS文学賞」と「読者による文庫本大賞(Le Prix des Lecteurs du Livre du Poche)の二冠を得る。2019年、『線量計と奥の細道』が「日本エッセイスト・クラブ賞」を受賞。翻訳絵本に『みんなに やさしく』、『きみが いないと』(いずれもイマジネイション・プラス刊)がある。

「2023年 『こえていける』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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