マジシャン (小学館文庫 R ま- 2-9)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 481
感想 : 43
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  • Amazon.co.jp ・本 (585ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094032598

感想・レビュー・書評

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  • 千里眼シリーズとは別物の設定である。解説によれば、次回昨でコラボしているとのこと。楽しみである。読み始めるとストリー展開に引き寄せられていくのはいつものこと。なぜだろう。金が倍になるのは、タイトル通り、何かのマジック、つまり、タネがあるということを匂わせながら、話が進んでいくから目が離せなくなるのだ。それが、わかるのは、完読してからだというのが、これまたマジックだね。

  •  目の前で金が倍になるトリックの種明かしにも驚くが、小ネタ満載の本作品はおすすめである。マジックのネタを明かすことで、被害者を防ごうとする少女と刑事の人間模様にはじまり、彼女の養父が天才的な詐欺師であることで話は更に盛り上がる。平行して発生する、銀行システムに重大損失を与えかねないXEウイルス感染事件がどのように絡んでくるのか、最後まで見逃せない。

  • 松岡圭祐さんの本を読むきっかけになった本。マジックが好きだったことがきっかけで読んだ。マジックのトリックが満載でマジックの勉強にもなる。もちろんストーリーもスピード感があってワクワクする。

  • 再読。
    マジックのトリックと犯罪を絡めた小説。

    闇金融とマジックとか、なかなか無理があるなーという部分もあるけと、面白かった。
    お金が倍に増えるとかっていうのもインパクトある。

    が、言うなれば沙希と舛城が千里眼シリーズとキャラクターの要素が似ているのが残念。
    顔が小さくてスタイル良くて美人で頭が良い。若干の幼さがあるくらいで、あえてそうしたのかもしれないけど違いがあんまりないところが。

    読んでると書き分けられているのは分かるけど。

  • 久しぶりにワクワクするミステリー。一気に読めてしまいました。

    最後に犯人を「子供」と片付けてしまうところがちょっと納得いかなかったけど…

    完全版の方もぜひ読んでみたい。

  • どんどん読めるが、若干安っぽい展開

  • 松岡ワールドに新たなヒロインの誕生です。
    手品はあまり詳しくないですが、知らなくても楽しく読めました。

  • 存在だけは知ってたマジシャンシリーズ。
    心理トリックと、全編が絡み合ってく構成はお手の物。
    千里眼シリーズほどの迫力はなかったのが残念。

    千里眼のマジシャンも読んでみたい。
    とはみんな思うところではないでしょうか。

  • 「目の前でカネが倍になる」。参考人らが口を揃えてこう証言する奇妙な詐欺事件が多発。事件を追う警視庁捜査二課の警部補・舛城徹の前に、マジシャンを志す一人の少女が現れる。その少女が語ったカネが倍に増えるトリックとは?警視庁に通報される金融関連詐欺の中には、奇術詐欺的なトリックを使ったものも少なくないという。その驚くべき手口とは?騙す、誤魔化す、まやかす、眩ます、嵌める、惑わす、誑かす―人をあざむくプロである「奇術師VS詐欺師」のとんでもない頭脳戦が展開。

  • 催眠、千里眼シリーズで有名な松岡圭祐の作品の一つ。

    騙す、欺くといった行為を得意とするマジシャンと詐欺師の頭脳戦が繰り広げられる。

    マジシャンである少女の、マジシャンと詐欺師との違いに揺れる心の描写と、登場人物の過去や人間関係が複雑に絡み合っており、ストーリ展開が非常に面白い。

    個人的にあまり小説を読まないので、息抜き的な感じで読みました。

著者プロフィール

1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部超。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化、ブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞。『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』は19年に全米翻訳出版。NYヴァーティカル社編集者ヤニ・メンザスは「世界に誇るべき才能」と評する。その他の作品に『ミッキーマウスの憂鬱』、『ジェームズ・ボンドは来ない』、『黄砂の籠城』、『ヒトラーの試写室』、「グアムの探偵」「高校事変」シリーズなど。

「2023年 『高校事変 16』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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