油小路の血闘 (小学館文庫―時代・歴史傑作シリーズ)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 11
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094037616

作品紹介・あらすじ

桶狭間における織田信長、乱世を生きぬいた伊達政宗・真田信之、幕末の相楽総三・伊東甲子太郎など、みずから命を賭けて生き方を選び、これらをつかみとることができた男たちには一種の爽やかさがある。弁明も逡巡も許されない乱世にあっては、人は力いっぱい生きねばならない。生きるか死ぬかの時代を明晰な頭脳とその後に積んだ経験と教養で切り開いていった男たちを女流作家が描いた短編歴史小説集。

感想・レビュー・書評

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  • 伊東さんが大好きなのでタイトルに惹かれて図書館で借りました。
    で、タイトルの油小路の血闘のみ読了。
    なんとゆうか…小説ぽくないんですよね。せっかくその人にスポットを当ててるんだからもう少しストーリー性を持たせて欲しかったです…
    同じようなタイトルの司馬遼太郎の短編は良かったのに…

  • 収録話
    恨みぞ深き花倉の乱(今川お家騒動)/桶狭間の合戦/風林火山消ゆ天目山(武田勝頼)/利口過ぎた男(小山田茂樹)/非情なる銃声(伊達輝宗・政宗)/磔柱まかり通る(伊達政宗)/守り通した家門(真田信之)/乱世の寝返り豪商(淀屋)/長岡京の怨霊(桓武天皇)/宇治の合戦(以仁王)/浄瑠璃坂の仇討(奥平源三郎)/油小路の血闘(伊東甲子太郎)/草莽の血涙(相良総三)

    半分以上が取り上げられた主人公が死んでいく話です。(-_-;)

    書かれた時代が古いためなのかどうなのか、あんまり小説っぽくない。
    事実の羅列のみと言っても過言ではないかも。
    著者の考えがそのまま文字になっているのも首をかしげるところ。

    『〜〜では×××となっているのだがなぜそんな行動を取ったのか』とか、

    いや、それは、なんとかあんたが考えて結論付けて話書かな!
    それが小説ってモンだろ?
    読者は作者の結論、取った説が知りたいんじゃないのか?
    と読みながら、突っ込みまくり……。
    殿の話なんて話じゃない。世間一般的に出回っている桶狭間の合戦でしかない。
    もうちょっとヒネって!(涙)
    殿の感情の描写もなく、この殿、人形?(爆)

    桓武天皇の話は想像で書く以外になかったのか、他の話に比べれば人物に感情があった。まぁ、相手が早良親王(故人)だからな。

    いちばん面白かったのは『非情なる銃声』かなぁ? おもしろいと言えば政宗に悪いけど、このエピソードはドラマだなぁ。と思わされた。救いがないと言えばそれまでだけど。でも、父ちゃんを我が手で殺した政宗だからこその政宗かとも。磔柱もおもしろかったですが。
    やっぱり政宗はギャグキャラクターだな、と思った。

    弟幸村(本当は信繁と呼んであげるべきなんだと思う)の陰に隠れてそうなお兄ちゃん、真田信之。地味ながらも立派に勝ち組だと思うのですよ。好きだなぁ、こういうキャラクターは。典型的なお兄ちゃんってカンジで好きだ。

    取り上げてるキャラクターは良いけど、書き方がよろしくないと私的には思う本でした。

  • 歴史の中の女性にスポットをあてて書く作品の多い安西女史にしては、珍しく男性を主人公にした短編集。13編。

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