脱・標準語の時代 (小学館文庫 R 論- 8 21世紀論点シリーズ 8)

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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094040067

作品紹介・あらすじ

明治以来、日本語はひたすら均質化される方向に進化してきた。方言撲滅をめざす標準語教育がその典型である。この標準語化=均質化は、80年代のテレビメディア爛熟期に、ほぼ完成の域に達した。しかし、均質化の完成と同時に、言葉の新たな多様化の時代が始まっている。世代、地域、職業、各種グループによって、あちこちに「ネオ方言」が勃興しつつある。規範と逸脱。言葉の生成、変遷・進化のダイナミズムは、ネット通信時代を迎えて、いよいよ活況を呈しているのだ。「標準語」によって効率を追求する時代はバブルとともに去った。言葉も民営化せよ。

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著者プロフィール

大阪大学大学院文学研究科教授

「2001年 『関西・ことばの動態』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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