P.I.P.: プリズナー・イン・プノンペン (小学館文庫 R さ- 23-1)
- 小学館 (2003年5月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (507ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094055917
感想・レビュー・書評
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プノンペン拘置所でポルポトの元通訳が語るカンボジアの歴史が興味深い。ポルポト政権誕生のいきさつ、大国中国との裏取引が後々、カンボジアの国民にとんでもない苦悩を与えることになる。イザワケイゴがだまされ獄中につながれるところから、颯爽と釈放される話などはどこまで真実なのだろうか。一部フィクションなのだとしても強烈なインパクトがある。
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WOWOWのドラマ"プリズナー"があまりに面白かったので、原作も読んでみました。
が、原作は5割増で生々しい…
読みながら玉山鉄二の顔は浮かべられませんでした。
ドラマは架空の国を舞台にしていたけれど、原作ははっきりカンボジアが舞台。しかもカンボジアの歴史がベースになって状況が絡み合っているので、やはりドラマとは別物ですね。
そしてこれが実話が元になってると思うと本当に怖い…よくご無事で戻られました。(2009.5.19.) -
生き抜くために人を騙し、信じられるのはお金のみ。法も秩序も友情さえもない。
作者は実際にプノンペンで投獄された経験を元に書いたそうだが、実際はもっと酷い状況かもしれない。怖っ!!! -
臭いまでも伝わってきそうな迫力にどんどん引き込まれました。全部が本当と言うわけではないだろうけれど、これが実際にカンボジアで投獄された人が描いているんだ、と思うとちょっと背筋がぞっとします。