金子哲雄の妻の生き方 夫を看取った500日

  • 小学館 (2014年2月6日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784094060171

作品紹介・あらすじ

『僕の死に方』と対を為す妻のストーリー

42才で突然、肺カルチノイドという病のため余命宣告を受けた流通ジャーナリスト金子哲雄さん。2012年10月に亡くなるまでの約500日、妻の稚子さんはとことん寄り添い続けました。
誰が見ても仲睦まじいふたりも、夫婦として当初から平穏な道をたどったわけでも、死の受容も、はじめからできたわけではありません。確実に迫る死の瞬間を前にして、金子哲雄さんは、なぜそこまでして仕事を続け、何を残そうと考えていたのか、本書は妻の立場から解き明かします。
夫の希望に従って、夫を自宅で看取った体験から記した追記、●在宅で死ぬこととは ●死の恐怖にどう立ち向かうべきか ●死にゆく人にできること、などについての記述は、読む人の心を打つとともに、は、他に類のないリアルなアドバイスとして、参考になるはずです。

【編集担当からのおすすめ情報】
死を覚悟した金子哲雄さんが病床で綴った遺作『僕の死に方』には、今も「涙が止まらなかった」という感想が寄せられ続けています。『僕の死に方』へのアンサーブックともいえる本書では、妻の立場から見た看取りの記録とて、金子さんの壮絶な死を巡るいくつもの謎が解明され、金子さんが最後に渾身の力を振り絞って伝えたかったことが更に具体的に見えてきます。

みんなの感想まとめ

死を迎える過程における愛と寄り添いの重要性が深く描かれています。著者の妻、稚子さんの視点から語られるこの物語は、夫の金子哲雄さんが病と闘う中での彼女の献身的な姿勢を通じて、看取りの現実をリアルに伝えま...

感想・レビュー・書評

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  • 図書館本

    さっき読み終えた金子哲雄さんの奥様
    稚子さん目線で書かれた本です
    どうしても続けて読み始めたら、読み切ってしまいました

    稚子さんのすごいところは 傾聴 の姿勢です
    病気で苦しむ旦那さんの話をよく聴いて、受け止める

    自宅で看取るということは、本当に大変だと思う
    でも、それを感じさせない
    金子哲雄さんのしたいようにさせてあげたい、という愛情をたくさん感じました

    素晴らしいご夫婦だと思います!

  • 「僕の死に方」に続いてこちらも。
    看取る側からの視点もやっぱり辛く悲しく、でも愛情に包まれていて…色々な感情が入り混じりながら読んだ。
    印象的だったのが、看病する側に「何がしたい。どうして欲しい。」と言ってくれるのがありがたかったし、それが夫の優しさだと感じたという部分。
    私も看病する側に立った時、自分が何かをしてあげられたという事実に救われたことがあった。単なる自己満足かもしれないけど、そんな場面を残された人は何度も思い出すから、希望を率直に言ってもらうことって確かにありがたいことかもと思う。
    金子さんの姿形が見えなくなっても、いつも存在を感じているとのこと。本当にいいご夫婦だったのだな。

  • 流通ジャーナリスト故 金子哲雄氏の奥さまの本。
    先日、旦那さんのほうのエンディングダイアリーを読んだばかりで忘れないうちに続けて読んだ。
    在宅で死ぬことはそれほど難しいことではないという。
    私の身近な人たちの死は在宅で亡くなった方がいないので興味が引かれた。
    できることなら慣れ親しんだ自宅で亡くなることができたらどれだけ幸せなことでしょう。
    それには病気を患っている人も、その時がやってくるまでに、はっきりした「こう生きたい」「こうやって死んでいきたい」との意思が必要。
    それで周りの人たちがサポートしていける。
    金子氏ほどの死に様をプロデュースしてあの世に旅立つことができたらと憧れる。

  • 『僕の死に方』を読んだながれでこちらも読みました。
    出会いから結婚のくだりは金子哲雄さんサイドではそこまで詳しく語られていなかったし、同じ事柄でもそれぞれの視点で捉え方も違うので、こちらを読むことでわかることも多く興味深かったです。
    テレビなどから想像できる以上…どころか斜め上な感じでキャラが濃かったことに衝撃。
    奥様との出会いがあって本当に良かったと、他人ながら思ってしまうほどでした。
    そんなことを思うと同時に、情報が肉付けされることでご夫婦の互いへの信頼感の強さの根っこが垣間見えた気もしました。

  • 914(闘病記文庫・がん22)
    13期生から寄贈

  • 2012年に亡くなりその後「僕の死に方」を世に出した金子哲雄氏の奥様の手記。高齢化社会の日本においては事前に死に対する準備が出来る可能性が高い。いつでも準備出来る訳ではないが…。

  • 終活で有名になった流通評論家・金子さんの妻の手記。彼との出会いから亡くなるまでの心境を綴る。見た目の雰囲気は癒し系に見えた金子さんだが、実際は几帳面で仕事熱心で感情の起伏が大きい人だったようだ。彼の努力がようやく認められた時期に突然発病し、そして短期間で亡くなってしまった。著者はその様子を書き記しているけれど、読んでいて何となく冷めた感じを受けた。同時進行の手記というより、後で思い返して書かれた本なのかもしれないが、内容的にはやや物足りない感じがした。著者本人も仕事をしながら彼を支えていたこともあるのかもしれないが、末期においても彼との濃密な時間を過すような関係ではなかったようだ。正直、この手記を出す必要があったのか、よく解らなかった。

  • 二〇一二年に亡くなった金子哲雄さん。その奥さんの著書。
    すごくお互いのことをわかっていて、夫婦として完成したかたちであるように思った。ほんとうに。
    夫に「再婚する?」と聞かれたときの「いや、ごめん、わかんないや」。このことばの重みがすごい。
    金子さんは結果的に亡くなってしまったけど、旦那さんも奥さんも、すごく強いひとなんちゃうかな、と思う。
    残された奥さんも、ずっとしあわせでいてほしいです。

  • 20140309読了

  • 大切な人を失うことの痛み…。

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著者プロフィール

金子稚子(かねこ・わかこ)| 終活ジャーナリスト/ライフ・ターミナル・ネットワーク代表病気の確定診断と同時に死の宣告を受けた夫の闘病や死に寄り添う中で、死がタブー視されるがために起こっている様々な問題に気づく。夫と死別後は、編集者の経験を生かして、医療から葬儀・供養、墓、さらには遺族ケアに至るまで、死の前後に関わる様々な事象や取り組み、産業を取材。各学会や研修会に講師として多数登壇。人生100年時代を迎えた今、死を捉え直し、多岐に渡る情報提供や支援とともに、「本気の終活」として私たち自身が自分で「いきかた」を決める必要性を訴えている。著書に『アクティブ・エンディング 大人の「終活」新作法』(河出書房新社)等。医療法人社団ユメイン野崎クリニック顧問。厚生労働省「人生の最終段階における医療の普及・啓発の在り方に関する検討会」構成員。夫は、2012年10月に他界した流通ジャーナリストの金子哲雄。

「2022年 『50歳からのエンディング・ダイアリー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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