神様のカルテ (3) (小学館文庫)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 2474
レビュー : 254
  • Amazon.co.jp ・本 (484ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094060188

作品紹介・あらすじ

シリーズ275万部のベストセラー最新作!

栗原一止は、信州にある「24時間365日対応」の本庄病院で働く内科医である。医師不足による激務で忙殺される日々は、妻・ハルの支えなくしては成り立たない。昨年度末、信濃大学医局からの誘いを断り、本庄病院残留を決めた一止だったが、初夏には恩師である古狐先生をガンで失ってしまう。 夏、新しい内科医として本庄病院にやってきた小幡先生は、内科部長である板垣(大狸)先生の元教え子であり、経験も腕も確かで研究熱心。一止も学ぶべき点の多い医師だ。
しかし彼女は治ろうとする意思を持たない患者については、急患であっても受診しないのだった。抗議する一止に、小幡先生は「あの板垣先生が一目置いているっていうから、どんな人かって楽しみにしてたけど、ちょっとフットワークが軽くて、ちょっと内視鏡がうまいだけの、どこにでもいる偽善者タイプの医者じゃない」と言い放つ。彼女の医師としての覚悟を知った一止は、自分の医師としての姿に疑問を持ち始める。そして、より良い医者となるために、新たな決意をするのだった。

【編集担当からのおすすめ情報】
映画「神様のカルテ2」映画化決定!
2014年3月21日(金・祝)、全国東宝系にて公開!

感想・レビュー・書評

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  • 自己満足で患者の傍にいるなんて偽善者よ。
    栗原一止は、信州にある「24時間365日対応」の本庄病院で働く内科医である。
    医師不足による激務で忙殺される日々は、妻・ハルの支えなくしては成り立たない。
    昨年度末、信濃大学医局からの誘いを断り、本庄病院残留を決めた一止だったが、初夏には恩師である古狐先生をガンで失ってしまう。
     夏、新しい内科医として本庄病院にやってきた小幡先生は、内科部長である板垣(大狸)先生の元教え子であり、経験も腕も確かで研究熱心。一止も学ぶべき点の多い医師だ。
     しかし彼女は治ろうとする意思を持たない患者については、急患であっても受診しないのだった。
    抗議する一止に、小幡先生は「あの板垣先生が一目置いているっていうから、どんな人かって楽しみにしてたけど、ちょっとフットワークが軽くて、ちょっと内視鏡がうまいだけの、どこにでもいる偽善者タイプの医者じゃない」と言い放つ。
    彼女の医師としての覚悟を知った一止は、自分の医師としての姿に疑問を持ち始める。
    そして、より良い医者となるために、新たな決意をするのだった。



    このシリーズは何巻でもハズレ無しで面白い(*^-^*)
    一止の風変りな個性も、読書好きにはたまらないところがあるが、
    それぞれクセのある医者がとてもいい雰囲気を醸し出している。

    今回は小幡先生。
    この先生は味方なのか!?それとも和を乱す敵なのか!?
    何となくハラハラしながら読みすすめ、最後はいつもほっこりな気分にさせられる。

    物語ヨシ。文章ヨシ。読後もヨシの三重丸間違いなしの本(*^-^*)

  • 1巻目から変わらず、穏やかな気持ちになる作品。

    嵐ネタがでてくると映画化に媚を売っているようですこし興醒めする。

  • 続けること

    本当にその通りだ。
    何事においても、それが一番大事なことかもしれない。
    このシリーズはいつでも、ちょっとしたフレーズに
    ハッと気づかされることがある。

  • 2を読んでから随分時間が経ったような?
    こんなに患者ときちんと向き合ってくれる医師がいれば、患者の不安も随分解消されそう。状態を聞いてもらえるだけでホッとするということもあるものね〜。
    どんな仕事であっても、技術だけでなく人との接し方がかなり重要なのかもしれないな。
    一止が大学へ戻ったから何かが変わるか!?

  • シリーズ3作目ともなると、キャタクターそれぞれに愛着が沸いてくるので、巻数重ねるごとに面白くなってゆきます。いわゆるお涙頂戴感動作には、どちらかというと「けっ」という反応を示してしまう心の汚れた私でも、このシリーズはなぜか素直に感動できてしまうのは、一癖もふた癖もある登場人物たちが、みんなそれなりに真摯でひたむきで、自分のやるべきことをきちんとはたしているからでしょうね。

    映画のほうは全く見てないんですが、四話のラストシーン(大晦日に紅白で嵐を見るイチさん)は、もし映像化されたらさぞやシュールなことになりそうです(笑)。

  • 自分の信念はどこにあるのだろう、と深く考えさせられました…

  • 真正面から医療の現場がかかえる問題と向き合っている物語。
    「医者っていう仕事はね、無知であることがすなわち悪なの」。
    確かにその通りだろう。無知な医師になどに正直診てもらいたくはない。
    一止が勤務する本庄病院はとにかく忙しい。
    24時間体制を貫く裏側には、たくさんの医師や看護師たちの努力と犠牲がある。
    患者に追われるように一日は過ぎていく。
    その中で、日々進歩していく医療の世界とどう兼ね合いをつけるか。
    一止は小幡先生との出会いをきっかけに、自分が成すべきことはいったい何なのか?
    自身に向かい問いかけるようになっていく。
    一止とハルの夫婦愛が静かに描かれているのもいい。
    けっして出しゃばらず、けれど一止を優しく包み込むようなハルの愛。
    よき理解者がいてくれるからこそ、医師・栗原一止が存在するのだと思う。
    ふたりの場面はいつもあたたかく、そして優しい。
    派手な物語ではない。
    劇的な何かが起こるわけでもなく、医師と患者と家族の日常が語られているだけだ。
    だが、そこには様々な思いが詰まっている。
    シリーズを追うごとによりリアルに、より深く、医療とそこに関わる人間たちのドラマが描かれていく。
    第1部完結編ということで、次作からは新しい一止が描かれるのだろう。
    大学病院というあらたな場所で、一止は何を感じ何を得るのだろう。

  • 今回は最新医療の習得と患者に向き合う時間、そのどちらに時間を割くべきかという命題がメインテーマですね。確かに患者として考えると最新医療をもったドクターが理想ではあるが、かと言って十分に診断されず誤診されてはみもふたもない。
    要はバランスなんですけどね。
    おなじみの個性的なキャラがわきを固め、ユーモアもあり読みやすいです。
    漱石はじめ名著がでてくるところも興味をそそられます。
    送別会の最後、大狸先生とのシーンで古狐先生を絡めてくるところはグッときましたね。
    医療の良心を問うた本をほかに読みたくなりました。

  • 今回も読後感は爽快。登場人物がみんな真面目なんです。一生懸命なんです。読むたびに自分も真面目に生きなきゃな…と考えさせられる本です。信州・松本の澄んだ空気が伝わってくるような本です。

  • シリーズ2冊読み終わって、3冊目はさすがにちょっとどうかなと思いましたが、いちばん気に入りました。軽いけど、いいわぁ、登場人物みんな好きになる。

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著者プロフィール

1978年大阪府生まれ。信州大学医学部卒業。長野県の病院で地域医療に従事。2009年『神様のカルテ』で第10回小学館文庫小説賞を受賞しデビュー。同作は10年、本屋大賞第2位となり、11年に映画化。300万部を超えるベストセラーに。著書に『神様のカルテ2』『神様のカルテ3』『神様のカルテ0』『本を守ろうとする猫の話』『新章 神様のカルテ』などがある。

「2019年 『勿忘草の咲く町で ~安曇野診療記~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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