運命しか信じない! (小学館文庫)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 120
レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (371ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094060270

作品紹介・あらすじ

蘇部健一が贈る6つの「運命の恋」の物語

蘇部健一が贈る、6つの恋の短編連作。小さな出会いの積み重ねが、やがて大きな恋愛劇へと広がっていく様をドラマチックに描き出す。短編でありながらまるで長編ストーリーを読んでいるようなダイナミックな展開に、最後まで目が離せない珠玉のラブストーリー。

壮大な物語のきっかけは、太一の家で飼っている猫・タマがミルクをこぼしたというささいな出来事から始まる。まさか、それがきっかけで莉子と俊がつきあうことになるとは、当の太一は知るよしもない・・・。誰かの出会いが、また別な誰かの出会いへと作用していく様子が、見事なストーリーテリングで描き出されていく。

「運命しか信じない!」そのタイトルの通り、出会いは全て運命で決められてるのかもしれない、そんな気持ちにさせられる恋がぎっしり詰まった1冊です。

感想・レビュー・書評

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  • こういうの大好きです!笑

    自分の人生も、こういう偶然=運命の巡り合わせの
    積み重ねなのかな?って思ってしまいました!

    自分の大好きな子供たち、
    この子供たちに出会えたのは、
    私が今までの人生を歩いてきたから。

    けど、私1人の歩みだけじゃ、
    子供たちにも出会えなかったよね。

    それが運命なんでしょうね。

  • 小さな出会いの積み重ねが、やがて大きな恋愛劇へと広がっていく様を描き出す。
    短編でありながらまるで長編ストーリーを読んでいるような展開。
    物語のきっかけは、太一の家で飼っている猫・タマがミルクをこぼしたというささいな出来事から始まる。
    まさか、それがきっかけで莉子と俊がつきあうことになるとは、当の太一は知るよしもない…。
    誰かの出会いが、また別な誰かの出会いへと作用していく様子が描き出されていく。

    僕が蘇部健一さんに期待しているのは、これじゃない。
    「六とん」のような、悲しくなるくらいバカバカしいミステリだ。
    誤解を恐れずに言ってしまうと、蘇部健一さんにまともな小説など望んでいない。
    まともな小説が読みたいなら、他の作家さんの小説を読む。(うわあ、すげえ暴言だ)

    蘇部健一さんに僕が(そしてデビューからのファンが)期待しているのは、駄作だ。
    たとえば「六とん」のような味わいは、他の誰にも出せない。
    真似しようと思ってもできない。
    少なくとも、プロの作家には無理だと思う。
    中学生男子が少しばかりミステリを読みかじって、俺も書きたいと思い立ち、ろくにプロットも作らずになぐり書いて、推敲もせずに原稿用紙をステプラーでとめて製本し、いっぱしの作家になったような気分になっている………そんな感じの作品が書けるのは、蘇部健一さんしかいない。
    (信じてもらえないかもしれないけれど、これ本気で誉めているんだよ)


    だから、正直言ってそんなに本作には期待していなかった。
    蘇部健一さんの恋愛小説は何作か読んでいるし、なんとなくパターンは読めているので、暇潰し程度になればと思ってページを開いた。

    ……で。
    まあ、期待を裏切らないわ。
    なんか、思ったまんまの作品だった……。

    偶然の積み重ねがひとつの出逢いを演出する……みたいなハナシなのだが、よく考えれば、フツー、人と人の出会いなんて全部、どこかに偶然の要素があるのが当たり前だろう。
    むしろ、必然的に知り合った人のほうが少ないのでは?

    それでもまあ、よく練り込んであるとは思ったし、少なくともまとまっているとも思う。
    不満はない。

    でもさ。
    よくまとまっている、というのは小説にとってほめ言葉じゃないよね。
    僕は、少々壊れていても面白い小説が読みたいな。

  • 以前の『赤い糸』とも近しい構成で、
    やはりこの形好きだなーと思いました。

  • 恋愛小説の短編集。ミステリー作家ならではな群集劇。
    全てが全てに繋がる、という面白い構造になっている一冊。ただ、部分的に見ていくと、エピソードが玉石混交で、蛇足というか、無駄を感じる記述も目立ち、読み終えると、ああ良かったと思うものの、それまでの過程がどうも疲れさせてしまう。始めから半ばにかけてをもう少し削いでくれた方が読みやすくて楽しかっただろうな、と思い、残念に思う。
    残念だと感じたのはそこだけで、展開や終わり方や、転がり方は、少しドタバタ騒がしくあるけれど、これはこれで一つの魅力。
    でも、「まだ恋ははじまらない…」の方がやっぱり好きかな。

  •  六枚のとんかつを読んでいる人ならわかると思うけれど、「きれいな蘇部」というのが第一印象。漫画のよう読めてしまうライトなもので、気軽に読める。関係ないような物語がすべて繋がり、また繋がりそうなものが繋がらないという運命の作品。晴れやかな気持ちになりました。

  • 「2017年 POPコンテスト」

    所蔵なし

  • 2017年8月29日読了。
    2017年50冊目。

  • 割と面白かったと思います…! ところで蘇部氏の文体はわざとなのかもしれませんけれども…そして、笑わせる意図があるのやもしれませんけれども…ともかく笑えますね! そこが魅力かと思います…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

    「六枚のとんかつ」も読み直してみようかなぁ…と思えるほどの良書でした! まあ、内容はありがちと言えばありがちなのかもしれませんけれども…恋に翻弄される人たちのお話です…。

    さようなら…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • 6篇の恋愛短編
    だけどそれだけではなく、最後まで読むと・・・なお話し

    前から言ってるけど、こーゆー構成は嫌いではない
    連作短編ともちょっと違うような気もするけど、まぁその辺の区別はおいておいて

    世の中、偶然なのか必然なのかは俯瞰で見てみないとわかんないよね

    個人的に好きな仕掛けは表紙と挿絵のところ
    蘇部健一は前にもそんなミステリを書いてたけど、今回の仕掛けはそれよりももっと軽い
    でも、わかるとニヤッとしてしまう

    この小説、面白いは面白いんだけど、6枚のとんかつは超えてないなと感じる

  • 2015.2.22

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著者プロフィール

蘇部 健一(そぶ けんいち)
1961年東京都生まれ。早稲田大学教育学部英語英文学科卒業。
1997年『六枚のとんかつ』にて第三回メフィスト賞受賞デビュー。「バカミス」(※日本国内における推理小説の分類のひとつで、「おバカなミステリー」もしくは「バカバカしいミステリー」の略語)の代表作である『六枚のとんかつ』はその「ばかばかしさ」で賛否割れるものの絶賛の声も多い。「ミステリー界の異才」「異能作家」とも呼ばれる。デビュー作の系列に属するアイデア重視の推理短編の他、さまざまなジャンルを執筆刊行している。
『小説X あなたをずっと、さがしてた』は、WEBで期間限定全文無料公開しタイトルを募集した『小説X』企画として話題になった。

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