- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094060607
作品紹介・あらすじ
「ちょんまげぷりん」作者の書下ろし最新作
ノビ(家宅侵入)専門の泥棒として、その名を轟かせていた吉森和宏は、出所直後に突然、刑事・高山清三に声をかけられる。聞けば、自分を死なせてほしいという話だった。老いさらばえて生き恥をさらしたくないから、もし、自分がそうなってしまったら、頃合いを見計らって命を絶ってほしいという依頼だった。
ええかっこしいの高山らしい内容のものだったと思ったが、当然吉森は取り合わなかった。それから一年半後、思わぬ契機から高山の近況を知ることになった吉森は、愕然とすることになる。しかし、それは以後十年近くに及ぶ長き旅路の発端に過ぎなかった。
感想・レビュー・書評
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読み終わって、どういう感情を持てばいいのか戸惑ってしまった。帯には「ラスト36ページ この話の本当の凄みはそこから始まる」とあるので楽しみにしていたのだが、うっかり読み過ごしてしまったようで、もう一度読みなおした。
「俺を死なせろ」という依頼がとても印象的だったので、いつその話になるのかと思いながら読んでいたせいかもしれない。なぜこんなに途中の話が長いんだと思ってしまった。
関西弁の地の文は、最初は読みづらいけれども、慣れてしまえば大丈夫だった。どんどん読み進めていけるんだけれども、ずっとお預けを食らっているような感覚が消えず、途中経過が楽しめなかった。
再読向きかもしれないなあ。
違う心境で読んだらもっと感動できたかもしれない。
ということで、今回は★3つ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
こんな事、あり得ないでしょ。でも読んじゃう。終盤はもうどうなっちゃうんだろうって、ドキドキでした。
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あっ、こういう話だったのか…警察小説だと思い込んで読み始めた。なめらかな京都弁につられて最後まで読んでしまったが、年寄りには辛く重い小説だった。
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2015/01/14
自宅 -
刑務所から出所した元泥棒が元刑事から自分を殺して欲しいと依頼される。