- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094060881
作品紹介・あらすじ
不倫、だけど純愛。心に迫るラブストーリー
放送局に勤める倫子。3年近く一緒に暮らした局のディレクターである達彦が亡くなった。恋人として達彦と濃密な日々を過ごした倫子だったが、それは、許されぬ不倫の恋でもあったのだ。葬式の日に初めて会う達彦の妻・ひとみと娘。そちら側の席に自分ではない女性がいる現実に打ちのめされる。ストーリーは、葬式の日から遡り、二人の女性の間で揺れ動く達彦との日々を紐解きながら進んでいく。最後に妻ひとみから倫子へ手渡された達彦からの手紙。そこには倫子に対する深い愛情がしたためられていた。禁じられている恋だったかもしれない、だけどお互いが必要だと思えた確かな瞬間があればいい。「愛」だけを純粋に求め合った二人の軌跡をたどる物語。2007年4月に刊行した「六月の海を泳いで」からタイトルを変え、加筆改稿し待望の文庫化。
【編集担当からのおすすめ情報】
恋をしている全女性に贈りたい純愛ラブストーリー。倫子の気持ちが、時に淡々と、時に心乱れながらも、バランスを保っている様が真に迫る。愛する人を失うことが、逆にその人の存在を大きくするという事実に心が震える物語です。
感想・レビュー・書評
-
不倫とか浮気とか嫌いだけど
出会い方と恋の落ち方が素敵だった
彼との別れを乗り越え方が、女としてのプライドを感じて終わり方好きです詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
以前に仕事で関わったこと(ある種の先輩格)があって知ってる作者さん。気が付いたら何冊も文庫になっていたので手に取ってみた。モチーフがご自身の職場になっているので、社内描写のモデルが「あの場所?」なんて思いながら読んでしまった(^^; 制度に縛られず純粋に人を愛せたらいいね、と思わされる話だけど、もう一方で、そういう形もありなのか?それも許容できるものなのか?という想いも。
-
放送局に勤める 不倫関係の達彦と倫子。
物語は達彦の死から始まり二人の出会いまで
さかのぼって展開していく。
純愛に描かれているけど どこか納得しきれないで
読み終わった。