ハガキ職人タカギ! (小学館文庫 か 48-1)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 73
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094061567

作品紹介・あらすじ

ハガキ職人の世界描いたコメディー小説!

第15回小学館文庫賞小説賞受賞作。イマドキのオタクにスポットを当てたリアルな新感覚青春ユーモア小説。
広島県在住の高校二年生、高木正広は、筋金入りのラジオ番組のハガキ投稿オタク。今日もネタ帳とにらめっこ。クラスの女子は気味悪がって近寄ってこないが、そんなことは全く(全くでもないが・・・)気にならない。厳選したネタを、深夜のラジオ番組に投稿することが使命なのだから。深夜ラジオでは、ちょっと名の知れたハガキ職人。ラジオネーム・ガルウイング骨折として、全国のラジオリスナーにその名を轟かせている。そんな高木が東京のハガキ職人たちと対決することに。運命の歯車が狂い出す。解説に、時代を牽引する社会学者・古市憲寿さん。

感想・レビュー・書評

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  • ラジオ番組にネタを投稿し、頻繁に番組に取り上げられる人たちのことを、「ハガキ職人」と言うそうです。
    私はラジオに縁遠かったし、芸人好きな夫と知り合う前はお笑いにも全く興味がなく、笑いどころも分からない人間でした。
    だからラジオ投稿に情熱を燃やす人々や、お笑い番組の放送作家を目指す人の存在に新鮮な驚きを感じます。
    人が興味を持ち夢中になる対象は十人十色。自分が見つけた魅力ある対象に注ぐ情熱と愛情は、青春そのものです。
    オタクで学級ヒエラルキーの最下層にいるような彼らが、懸命に夢を追う姿は素敵でした。

  • ラジオ番組に投稿する人を「ハガキ職人」と呼ぶなんて知らなかったです。私も投稿していました。
    この本に出てくる自分の生活を犠牲してまでネタを作る人
    なんて信じられないです。
    全然合わなくて、超高速ななめ読みしました。

  • 20230127読了。
    自分も高校生のとき、深夜ラジオを聞いていたのとハガキ職人に憧れていたので
    タイトルを見て購入。
    主人公と重なる部分もあり、当時の陰鬱としたものを思い出した。
    深夜ラジオを聴いている人は面白いと思う。
    2時間くらいですぐ読めるのも良い。
    最近、また深夜ラジオを聞いているがやはりおもしろい。
    当時聞いていたハガキ職人は今何をしているんだろう。

  • ラジオに投稿することを趣味とする人を「ハガキ職人」というのを初めて知った。
    確かにラジオを聞いていると、よく聞くラジオネームがあり、あれがハガキ職人なのか。
    パーソナリティに自分の投稿を読まれる快感、それをリスナーが聞いて喜んでくれる快感。
    一度知ったら、やみつきになる。
    そして、いつもネタを探し続ける。
    タカギ少年もまさにそんな感じ。
    趣味「ラジオ」。
    いいんじゃないですか!

  • 広島県在住の高校二年生高木は、ラジオ番組のハガキ職人。学校内では地味な存在だが、ラジオ界では有名人。人生の転機が訪れた時、彼が選択した道は?王道じゃないからこそ見えてくるリアルな青春小説。
    ハガキ職人にスポットをあてるという着眼点がただ者ではない。誰も知らない知られちゃいけないハガキ職人たちの知られざる世界が独特だ。帯には「オタク」とあったけど、それは違うと思うなあ。彼らの自ら築く発想力と表現力と継続力は万人に真似できない。

  • 大分出身の作家さんということで、読んだ(笑)ハガキ職人という題材を用いながら、高校時代の甘酸っぱい、複雑な、なんとも言えない感情を、絶妙に表現されてると思った。共感できる一冊でした。

  • 友達は一人しかいなくて、クラスでも目立たない存在の高校生。
    そんな彼が輝くのが深夜ラジオの世界。
    現実とラジオの世界と、悩みながら進んでいく青春ストーリー。


    解説が古市憲寿さんだからという理由だけで買ったんですが…読後感の爽やかさ。
    こういう感覚久しぶり。
    良い本に出会えました。

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